さつまの重賞ステップ「マイルCS」

5倍くらいつけば迷わずこの馬!




皆さんこんちゃ!

さつまです!

今週は秋のGIの中でも密かに楽しみにしてたマイルCSが阪神芝の外回りコース1600mを舞台に発走を迎えます。

先週の雨で傷んでいた内ラチ沿いの状況が気になる所ですが、既にマイル戦で強さを見せている古馬に3歳世代からもセリフォス、ダノンスコーピオン、ピースオブエイト、マテンロウオリオンなど1発のありそうな馬も参戦しており、自分の中ではまあまあ豪華なメンバーが揃った印象です。


【マイルCS 枠の優劣】
以前は内枠優勢の意識が強いGIってイメージもあったのですが、京都競馬場が改修工事で阪神開催がダメージが抜けきらない形で続いており、そこに先週の雨でラチ沿いの芝の痛みが悪化したと仮定すると、瞬発戦になったとしても例年よりも外差し傾向が強目に出る可能性は考慮しなくてはいけないので、出していける馬ならばまだしも、差し馬の内枠引きは歓迎とは言い切れないかもです。

自分も狙ってる差し馬が内枠に収まった場合はもしかしたら狙いどころを変えるかもです。

【単勝部分の過剰人気】
今回5倍を切るオッズで人気サイドに支持されそうなのが以下の3頭。

ソダシ
シュネルマイスター
サリオス

この中で前走で戦績を汚しているのがシュネルマイスターだけになるのですが、分かりやすい負け方だけに単勝オッズをどれだけ戻してくるのかは最終オッズを見るまで分からない感じ。

ただ、想定オッズとか関係なくいつもの売れ方のパターンとしてソダシとサリオスの2頭は確率との兼ね合い上で過剰人気は間違いないと思うので、連系の軸として置くならばまだしも、結果論で勝ったとしても単勝に大きく入れたいオッズにはならなそう。

素直に適正オッズよりもリターンは少ないと仮定している感じですね。

後は3歳勢のセリフォスやダノンスコーピオンはここに続いて人気してくるでしょうし、来る来ないは別にしてもここから落ちる穴馬の単勝オッズに関しては軒並み売れない気がします。

なので頭をとれる確率とのバランスで考えた場合、前走人気を背負って差し遅れているマテンロウオリオンや休み明けで思った競馬が出来なかったホウオウアマゾンなんかは単系の期待値上げてくるターンになりやすいはずかなと。

本命にはしにくいけど、オッズだけ見て別枠で少額買ったりするのは自分は全然アリだと思ってます。

この辺は競馬感が人それぞれだと思うので特に強要しませんが、別に本命馬の単勝を買わなきゃいけないって決まりは無いと考えてる人間なので。

まあ予想配信してて買い目の単勝を○番って書いてて、見解にもこの穴馬の単勝は少し押さえましょうとか書いてないのに買って的中しましたー!みたいなのはあれかもですが。笑

穴馬の単勝を少額押さえてもレース回収率的に問題なければ良いかなって話です。

脱線したので戻りますね。

【出走馬17頭見解】
今週もマイルCSに出走する17頭の見解をコラムで無料公開いたします。

木曜日の夕方から書き始めたので、枠順発表前の段階になりますが、参考にして頂けると幸いです。

それでは早速いってみます!

ウインカーネリアン

3歳時は皐月賞、ダービーに出走するなどポテンシャルの高さも随所に見せていた1頭が歳を重ねて充実期に入ったところで再度のGI挑戦。

前走の関屋記念では重賞初制覇を果たすなど上がり馬の中では最も勢いがありますし、蹄葉炎で約1年間の休養のブランクは感じさせない所まで戻してきたと言えます。

ポイントの1つとして今回は休み明けでの出走になる点。ただ4走前と違い間隔は3ヶ月になるのでそこまで調整に苦労している気配もありませんし、迫力のある追い切りをこなしていることからも100%に近い状態での出走には果たせそう。

正攻法の競馬で上がりも纏めることの出来るタイプなだけにイレギュラーな雨や内が傷んだ馬場はマイナス要素になるかもだけど、爪の具合も問題なく馬券内争いがあってもおかしくはないかなと。1番の懸念点は本番で結果を出せるビジョンが浮かばない三浦騎手って部分。こればかりはガチャ要素が強く出てしまうけど、点数割いて相手に入れるくらいまでは見込んでも。

最終的には軸込みでオッズと相談しながら決めようと思います。

エアロロノア

追走力に課題のある馬なので前残り戦となった場合は出番が無いかもしれませんが、馬場がタフ寄りになって後半時計の掛かる決着ならば前進はできそう。

スムーズな加速を踏むためにもロスを承知で外枠の方が個人的にはパフォーマンスは上げやすいと見ているので、枠順によって評価は左右されそう。

今回は武豊騎手が初めてコンタクトを取る訳ですが、いつも真面目に最後まで走っているタイプをどの位置取りで進めてくるのかは気になるかな。久々の前走を使って多少の上積みはありそうだけど、昔ほどその辺の幅がある馬では無いと見ているので、買うならば差し想定の馬場の時に限定はしたいかもです。

サリオス

前走の毎日王冠を1着として約2年ぶり勝利を果たした1頭ですが、元を辿れば朝日杯1着、皐月賞2着、ダービー2着と素質の高さを見せ続けていた馬になりますし、色々と不安を言われた中で漸く再度軌道に乗せて来たことは素直に良かったかなと。

ただこれまで踏んでいたローテがもう少し上手ければとか、後は鞍上に恵まれればなど余計なレースを使ってきたことも事実ではあるので、今更しっかりと人気してるサリオスに本命を打ちたくなるのかどうかは大きな問題。

2年前のグランアレグリアが勝って2着にインディチャンプが入った当レースでは外ロスを重ねてグランアレグリアと0.4差の競馬をしていることを考えると舞台適性からはそんなにズレていなそう。ただ、その2年前とも馬の質が変わってきていることもあるので、今のところ軸を人気で置いたら馬連の相手には入れることなさそうです。

軸次第ですが、現状は3列目まで見てるくらいかな。前走は狭い所を割ってきてのレコード勝ちと反動も懸念しなくてはいけないタイミングなので。

短縮と加齢の部分でズブさを見せてくる可能性が相応にあるタイミングになってしまう為、遅刻しても驚かないタイプではあります。

ジャスティンカフェ

毎日王冠2着からの参戦になるけど、前走は控えて外を回しつつ脚を溜める競馬で直線追い出されてからの伸び代は◎。

結果的にサリオスに差し負けを喫して形になりましたが、どちらかと言うとラスト100m付近でこの馬の脚が鈍っていた感じに映ったので、現状は1800よりも1600の方がパフォーマンス自体は上げてくる可能性が高いので、短縮ローテで幅が出来る1頭かなと。

これはレースを使いながらどこで脚を使えば良いのか馬が覚えてきたってこともありますし、格上相手の準備に関しては整っていると判断して良さそう。

2走前のエプソムCも外差し寄りの決着をインから強引に脚を使って僅差の4着であれば悲観する内容でも無いですし、以前に比べてポジションを少し取りにいってもしっかりと上がりをマーク出来るのであれば綺麗なレースを出来る外枠に入った方が良いのかも。そこまで枠に拘らないキャラではあるので極端な最内枠などにならなければ本命まで見据えている1頭って立ち位置です。

今回出走するメンバーの中では短縮がハマりそう。なので個人的にはあんまり人気して欲しくないなと思ってます。

シュネルマイスター

前走のスプリンターズSこそ軽視したものの、ずーっと強い強い言ってきたのであまり書くことも無いのですが、シンプルに追走力の部分を自然と補完しやすい上級条件のスプリント戦後にマイルまで伸ばしてくるローテはこの馬にとってプラスになりやすいと思ってます。

5倍くらい残れば迷わずこの馬かなってスプリンターズSを負けた後から思ってたのですが、前評判を見る限り余裕で付かなそう。

マイル戦に限れば負けて強しの内容を持ち合わせている1頭ですし、当時の現役最強馬グランアレグリアの2着はそれだけで威張って良いので。

見解とは別で引っかかっているのが秋冬GIでこれだって決めて固執してる馬を本命にした時に綺麗に外してるので、やはり最後まで分析は怠らないようにしたいなって感じですかね。

基本的には本命候補筆頭の馬ではあるので、差しの届く馬場であれば間違いなく強い印は入れると思います。出来れば能力に寄せて狙いたいので極端な枠だけは回避して欲しいです。

下り坂を活かした惰性で加速を踏んでこれた方が良いので、ベターなのは外枠。

セリフォス

今回は藤岡騎手からレーン騎手に乗り替わっての鞍上強化のタイミングにはなるのだけど、あまり前付けして良い印象を持っていないので、初動からポジションを取りに行った場合は終いが甘くなる点をどこまでエスコート能力でカバー出来るのか。

前走の富士Sは僅差の勝利でしたが、ソウルラッシュを直線半ばで前に置いてる状態から差し切ったのはこの馬の本質を垣間見た場面。

あの競馬が出来るのであれば今後も無理に出さずに控えた方が頭で入れる可能性は高くなると見ているので、上手く乗れちゃう騎手がポジション取りに行った時が自分の中では逆に嫌かなと。なので今回に関しては藤岡騎手の消極的な乗り口の方が結果的に合っていたかもって可能性があると感じる場面にはなるので、騎手の分で人気を背負うのであればマイナス材料かもです。

ここ相手に入れようか最後まで悩まされそうですが、この馬を買うのであれば多分ダノンスコーピオンなんかは切っちゃいます。

ソウルラッシュ

安田記念が直線進路無く追い出せずの13着と不完全燃焼の1戦ではあったけど、枠が更に余りにくくなるGIまで格が上がってくると能力担保の計算はまだ出来ないかも。

その上である程度人気を集めることになりそうなのがちょっと嫌ですし、内枠引いた時が捌けないイメージが強め。下手に悩みたくないので内枠引きで素直に消したい気持ちはあるけど、当日馬場が渋るようなことあれば相対的に得はできそう。

休み明けよりは確実に良くなってるけど、これは殆どの馬が該当するのでその部分で評価を上げるってことは無いかな。

基本不器用な競馬をしても能力出しやすい外枠の方がベストな1頭と見てます。




人気サイドで嫌うのはどこ?





ソダシ

芝のマイル戦では4戦4勝と力を見せている1頭で、今回は札幌記念→府中牝馬Sを使っての参戦になります。

元々折り合い面などの課題を抱えていた馬だけど、あまり抑え過ぎてしまうとこの馬の良さが消えてしまうので、ビルドアップするタイミングをしっかりと狙って吉田騎手が導いて来れるかは大きなカギになりそう。

理由としては終いの切れ味で勝負するタイプではないので、先行勢のグルーピングの中ではまだしも、差し勢含む後続を引き付け過ぎるとキレ負けであっさり負けることはありそう。

なので牡馬相手でもこの馬が1番強いくらいの気持ちで強気の騎乗は必要。多少かかり気味でも4角で早目先頭の構図を描いて乗った方が対差し馬と言うよりもガス欠負けと自身の能力に寄せるレースにはなると思うので、内で我慢させ過ぎて不発よりかは確率が高そう。

前走の府中牝馬Sは1F分余計で負けた感じはありましたが、ここまで横の比較が厳しくなる場面でしっかりと人気することを考えると単勝は買いにくい気はします。軽視はしないので相手に押さえるけど、現状本命までは引き上げない予定です。

ダノンザキッド

2歳冬のホープフルSを勝って以降は中々結果の伴っていない1頭ではあるけど、今年の安田記念は差し決着の中前目に運んで6着など、トップクラス相手にも大崩れなくやれているとは思います。

ここ2走は我慢を効かせる形から後傾に重きを置いた乗り口になってますが、ダノンザキッドの頭までを見据えるならば正直近走のような運びの方が合いそう。

好位からの正攻法の競馬も出来なくはないけど、若駒時とは力関係も変わってきており、待てる競馬が出来るならばしっかりとシフトチェンジした方が今後も善戦キャラとして踏ん張れそう。

GIくらいまで格が上がるとさすがに人気落としてくれそうなのは個人的にプラスだと思っていて、人気サイドの内だと1桁オッズで今のキャラを強く買いたくなかったので、穴馬のカテゴリーに加わってくれるならば妙味は出るので。

今回は北村騎手が新馬戦以来久々に手綱をとるけど、この部分に関してはさすがにメリットはあまりなさそうなので、これで更に人気を落とすから相殺くらいの気持ちで。まあ馬券内に絡める確率は減りそうだけど、その分人気も落ちるので乗り替わりは可もなく不可もなくくらいに割り切って見れば。

昨年のこのレースでグランアレグリアから0.2差、シュネルマイスターから0.1差の馬を穴馬として買えるならばお得だと自分は思います。

ダノンスコーピオン

前走の富士Sが休み明けの1戦で尚且つ勝ちに行く競馬をしての3着だったことを考えると、内容としては悪くないのだけど、今年のNHKマイルC1着と昨年の朝日杯1着が差程威張れるレースって位置付けになり得ないので、この手のタイプが突き抜ける世界線をオッズ込みで自分は追えない感じかな。

控えた競馬をした場合の選択肢だと、セリフォスやマテンロウオリオンの方がパフォーマンスの上限値高いと思っていて、タフな馬場まで傾いた場合もこの馬向きではなさそう。

そうなるとシュネルマイスターを嫌えないレースって入り方をしているので人気サイドのどこかを嫌わなければいけない訳で、消去法でこの馬やサリオス辺りが該当しそう。

まあ最終的な馬連オッズなど見て思ったよりも付くなら押さえるかもだけど、今の所は能力部分をそこまで評価していないことも含めて印は打たないかも。

ハッピーアワー

この馬が馬券内来たらそれはもう無理です。

ピースオブエイト

ダービーの大敗なんかは本質から離れたレースをクラシックってことで使っただけなので全然気にしなくて良いと思うけど、控えた時に同脚質で能力も上の馬をどうやって出し抜いてくるのかがポイント。

前走の富士Sでは外を回しつつどっしりと構えた所から前に1.2.3着馬を見据えてGOサインを入れて差は縮まらずの4着だったので、同様の競馬をしても上回る可能性はやや薄くなりそうですし、レースで勝ちに行くことへの工夫は必要。

意外と人気はなさそうなので鞍上込みで人気薄で買えるならば押さえるかもしれませんが、さすがに本命に引き上げるまでの根拠はなさそうなので、良くて相手止まりかな。

ただ春先よりも力は付けているので、あまり舐め過ぎるのも良くなさそう。

ファルコニア

ここまでの踏んでいるレースやキャラを考えるとめちゃくちゃ足りなそうな感じするけど、3走前のマイラーズCを物差しに考えるのであれば、ソウルラッシュの人気に対して過小評価されそうな印象はあります。

ある程度立ち回りで得を出来るタイプになるので、完全な差し決着まで傾かずに前が誤魔化せるような展開ならば紛れ込んでくることはあっても。

ただ能力自体はここに入ると見劣りするので、想定を上回るパフォーマンスは欲しいタイミングにはなりそう。

前走の京成杯は明確に低レベル戦なのでここを勝ったことでどうこうは無いけど、まあ穴馬としてなら一考しても。

ベステンダンク

出遅れもあったとはいえ、ここ2走が前に行けていない点は能力面や初動に関しての衰えが見えている場面になりますし、この馬が逃げてそのまま残せる形を見据えてしまうと切りがないので、さすがに出番はなさそうな気も。

今回は仮にハナをとれてもソダシやホウオウアマゾンからプレッシャーを受ける形が想定されますし、馬場も外差しに傾きつつある開催を踏まえると尚更厳しそう。

GIと格も上がる場面ですし、さすがに消しかなと思います。

ホウオウアマゾン

前走のスワンSが久々の1戦であったので状態面が万全でなかったことを加味しても、ここ2走は早い段階で競馬をやめ過ぎな印象受けます。

ただ阪神の舞台は得意ですし、惰性の脚を使いやすい条件はこの馬のキャラにあっているのでガラッと変わってきてもおかしくないタイミングにはなりそうです。それでも相手も結構揃っていますし、昨年5着と粘り倒した時の充実度に欠けるならば回しても△までにはなりそうですかね。

ラチを頼りつつ回ってくるのが上手い馬なので、ラチ沿いの馬場が荒れてる点も気になります。

マテンロウオリオン

前走のスワンSはこの馬の観点からしたら、1400m戦での活性も狙っての完全な前哨戦の内容でしたし、シュネルマイスター同様に綺麗なパフォ上げを狙えるターンにはなりそう。

元々じっくりと後方から構えて脚を合わせるキャラとして今年のNHKマイルCを2着と好走してますが、ダノンスコーピオンやセリフォスと違ってパフォーマンスの最大値を記録してきた場合は古馬一掃できるだけの終いの脚を持っている点。

鞍上込みで1頭だけ種目が違ったレースぶりで良いと思いますし、展開一致した時だけ届けば良いキャラなので、基本は外枠が欲しい1頭。

今回は人気落としてくれるターンになるので狙いやすいですし、横の比較あまり気にしなくて良い点も○。オッズ次第ではあるけど、この馬も本命候補として考えている部類に入ってます。

ロータスランド

今年は高松宮記念2着など変化のあるタイミングでパフォーマンスを上下させているタイプにはなるけど、週末の雨予報自体は歓迎になりそう。

他馬が損する状況は1つ、2つ欲しいのでそれを活かしてどこまでやれるかですかね。

内枠で出していかないといけない競馬を強いられた場合は若干苦しくなりそうなので、岩田騎手がどこまで我慢させて焦らずに運べるのかはポイント。延長分は今の所どうしても余計になりそうなタイプだけに、乗り難しさは増す場面かな。

良馬場で誤魔化し効かない状況ならばパスで。


以上が今年のマイルCSに出走する17頭の見解になります。

現状だとシュネルマイスターが1歩抜けていると仮定して入ってますが、思った以上に人気が落ちそうに無い気もするので本命にするかは若干悩んでる現状。

ガチガチ決着も一応は見据えないといけない場面にはなりますが、自分の入りの中で嫌える人気馬は割り切って消して良いと思いますかね。

それがどの馬になるかは人それぞれだけど、単オッズに関しては人気馬が全体的に過剰人気だと思いますし、仕方ない配当のワイドや馬連は捨て気味で入りたいです。

根拠作れずの穴馬までは考えないと思うけど、期待値取れそうなタイミングの馬はカバーしつつ狙えればなと。

では長くなりましたが最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

皆さんの馬券が当たりますように祈っております!




さつまはここからいったいどんな本命にたどり着き、そしてどんな買い目を導き出すのか!?
買い目入りの予想はこちらから!
レース前日の夜に配信!