さつまの重賞ステップ「ヴィクトリアマイル」

条件好転のグランアレグリア!




皆さんこんちゃ!


さつまです!


今週は牝馬のマイルチャンピオンを決めるヴィクトリアマイルが東京の芝1600mを舞台に発走を迎えます。

そんなヴィクトリアマイルに関してのコラムをどうしようかなぁと考えていたのですが、せっかくですし条件が好転するタイミングってのを題材にお話しすることにしようかなと。

基本的に競走馬ってのは前走と同条件で出走することを意識したローテを組む馬(陣営)やGIなどの格が最も高く、番組自体が限られていることから、その馬のパフォーマンスの幅を模索しながら最適ではないけど、守備範囲内を出ないって場合などは出走まで漕ぎ着けるなど幾つかのパターンがあります。


今回はグランアレグリアを題材に軽くですがお話しをさせて頂きますのでお付き合い下さい。

グランアレグリア

戦績 全て芝
2018
6.03 新馬戦 東京1600m
良馬場 1着
10.06 サウジRC 東京1600m
良馬場 1着
12.16 朝日杯FS 阪神1600m
良馬場 3着
2019
4.07 桜花賞 阪神1600m
良馬場 1着
5.05 NHKマイルC 東京1600m
良馬場 5着(降着)
12.21 阪神カップ 阪神1400m
良馬場 1着
2020
3.29 高松宮記念 中京1200m
重馬場 2着(上位降着)
6.07 安田記念 東京1600m
稍重 1着
10.04 スプリンターズS 中山1200m
良馬場 1着
11.22 マイルCS 阪神1600m
良馬場 1着
2021
4.04 大阪杯 阪神2000m
重馬場 4着


ここまでのグランアレグリアの戦績を見るとこの様な感じになっております。

基本的に母数がそこまで多くは無いですが、素直にこの成績を見る感じだとベストな距離は1600mに寄っていて、馬場に関しては時計の出る高速馬場向きとなっているのが分かるかなと思います。

まあ高速馬場寄りって言い方は違う気もしますが、少なくとも重馬場よりは良馬場向きと捉えた方が良いですかね。

今回はシンプルなデータから特徴を見ていくって話になるので、基本的には玄人向けの話ではありませんが、端的に考えても前走や近走からの比較でどれだけグランアレグリア目線で条件が変わってくるのかってのを考えたいですかね。

前走はこの馬にとって初めてとなる2000mという距離に変わった点やパフォーマンスを著しく低下させることとなる重馬場での出走になったことで、終いの切れ味を活かせない形となり4着。

ここから得意の距離に戻してくるので深く考えなければ条件としては好転してくると考えても良いでしょう。

ただここにこの馬に関しては深く関わってくるローテの問題がチラついてきます。

グランアレグリアはここ最近ではアーモンドアイなどに見受けられた様に間隔を十分にあけて挑む直行ローテを得意としてくるタイプに該当していると考えられます。

その馬が前走から間隔をあけられずに挑むことになるヴィクトリアマイル、しかも前走は初の2000mだったことに加えて負担の掛かる重馬場だったことを考えると、ここに見えない疲労やストレスを抱えての臨戦といった具合になってきます。

ここを考慮すると、条件としてはこの馬本来のベストパフォーマンスを発揮出来る東京芝1600mいう舞台に変わるのですが、状態面に関しては一概に好転するとは言えない臨戦過程かなと。

例えば昨年のスプリンターズSからマイルCSの間隔はこなせたって前提があっても、レースの内容は違いますし、ダメージ云々に関しては単純比較でも今回の方が残っている可能性が高いはずです。

元々牝馬にしては馬格が備わっている分やり繰り自体はやりようがあるかなとは言えますが、前走で休み明けのストレスを吐き出したとシンプルに捉えるべきではない臨戦だと自分は思っていますかね。


点数は分かりやすくする為、100点満点で主観込みでいれますが例えば近3走の条件と状態面を数値化するとこんな具合になるのかな。

スプリンターズS
条件80 状態面90
マイルCS
条件95 状態面85
大阪杯
条件70 状態面90
ヴィクトリアマイル
条件100 状態面??

この馬のキャラを踏まえると状態面は大阪杯よりは下がっているかなと思いますが、パドックまで見れないので保留にしますけど、前走の出来が悪かったとは思えませんし、良くて平行線、ダメージなど残っているようなら落としてきていてもおかしくは無いかなと。

基本的に固定されているのであろう条件(距離など)は前走よりも落ちることは無いですし、素直に好転する状況で、マイルCSが95に対して、ヴィクトリアマイルが100なのは東京の舞台がベストだと思っているからで、ここに天候が渋るにつれて馬場状況が落ちれば、この馬の場合は点数も落ちるってスタンスです。


これは正直藤沢厩舎が渋った馬場で極端に勝てない部分にも起因はしていますね。

ここまでのことを踏まえると舞台などの条件が好転、状態面の条件に関しては前走以下になる可能性があるって訳ですけど、割合としては前者の方を大きく取るべきなので、基本的には前走よりもトータルで条件は好転するって結論では良いかなと。

ただメンタル的にも能力的にも下降線に入り出すと浮上しにくいディープインパクト産駒って所は忘れないようにしておきたいですし、このメンバーに入って能力では断然のグランアレグリアが負けるって事も少なからずあるとは思います。

これを考えた時に関わって来るのがオッズや天気などの要因だと思いますし、断然人気を背負ったグランアレグリアを脳死で選んで良いのかなって所に気持ち疑問を持っても良いかなってお話です。

少なからず不安点がありますけど、それでもやはり1番勝つ可能性が高いのはこの馬って基本路線は変わらないと思うので、こんな感じの評価でも少なからず2.3番手の評価の位置付けにはするとは思います。

それだけ今年のメンバーの比較がこの馬には楽なことや、昨年の安田記念で見せたパフォーマンスが段違いに強かった事などが評価の基本となるからですね。

前走の負けが条件や馬場などに起因しており能力下降で無いならば、仕上がり8分でも能力的に見ても2.3歩は抜けているって立ち位置にグランアレグリアはいるかなって思っているので。

そんなの分かってるわって話だと思いますが、こういった感じのアプローチの話もコラムで書きたかったので許して下さい。笑

これ以外の話も少しくらいは書いといた方が良い気もするので、ヴィクトリアマイルはどのような臨戦の方が合うのかもちょっと触れていきますね。

臨戦過程から狙い目になるのは?





【特徴や推奨馬】


今の東京コースの馬場質を考えると延長組がやれるんじゃないかなって思うんですけど、今年(という例年通り)は下級条件ではそれが通用してもクラスが上がるに連れてどうしても終いの脚が目立つ馬に偏る印象、ヴィクトリアマイルは基本的に同距離や短縮組が強いレースとなっています。

先週行われたNHKマイルCが差し決着だったように序盤からペースが上がりやすいタフな展開になることが多く、高速馬場を持ってしても差し馬が力を発揮するケースが多いです。


特に純粋なマイル型の好走が目立つレースでもありますし、大きな巻き返しを狙う馬よりは近走でも高いパフォーマンスで走れている馬、または能力的に評価の出来る古馬を除けばレース経験は少ないけど勢いのある4歳馬などが狙い目になってくるかなと。

厩舎として考えると今年は特に調子が良く勝ちを重ねている友道厩舎やヴィクトリアマイルで良績を残している国枝厩舎辺りが今年も虎視眈々と狙っている印象はありますかね。

デゼルなんかは危険な人気馬扱いする人が多そうな印象もありますし、オッズ的に極端に舐められる傾向があるなら相手くらいに押さえるくらいは考えるかもですけど、あくまでもオッズ次第ですかね。

普通に人気するようなら自分も切ると思いますし。笑

さっきの条件が好転するって話だと距離の部分ではベストかどうかの判断はまだ付けられないですけど、左回りで結果を出しているリアアメリア辺りはそこの部分を切り取るのであれば好転と言えるかなと。

ただこの馬はグランアレグリア以上に良馬場でやりたいんでしょうけど、このクラスのメンバー相手では良馬場で基礎スピードが足りないって矛盾も出てくるので、そこまで高い評価は付けられないですかね。

少しでも馬場が渋るようなら良血部分の人気も引っ張るでしょうし素直に消しで良いかなと。

馬場が渋った場合の自分の推し馬はマジックキャッスル辺りですかね。

渋らなくても買いますが、タフな傾向が強まり、尚且つ上位人気馬のグランアレグリアなどにマイナス要素が加わるのであれば見ておきたい1頭だと思っています。

守備範囲が広く、秋華賞2着や愛知杯1着の中距離実績もあり、3歳時には東京芝1600mのクイーンカップで2着の実績もある訳ですし、元々マイルよりが本質って可能性もありそうです。

最後に纏めると、基本路線はグランアレグリアの相手探しのレースかなって印象がどうしても強いのですけど、まあ本当に強いから仕方ないです。

それでも絶対的な信頼を置く場合は最低でも良馬場開催でパドックまで見て極端な出来落ちが無い場合ってくらいには限定しておいた方が良いかなと自分は思います。

アーモンドアイを楽にちぎった時と同様のパフォーマンスをしてくるのか楽しみでもありますし、答え合わせを待ちたいですね。

今週のコラムは以上となります!



最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

今週も皆様の馬券が当たりますように祈っております!

それでは良い週末を!!!





Good Luck



さつま

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