さつまの重賞ステップ 中山牝馬S

中山牝馬S

5月17日に行われるヴィクトリアマイルに向けての試金石となり得る、ステップレースの中山牝馬Sが土曜日の中山メインで発走を迎える。

1番の注目を集めてるのはルメール×中山得意×斤量55キロのコントラチェック。

ルメール騎乗の単騎逃げって1年通してもそこまで見る事は少ないけど、土曜日はまた見れそうな予感がしますね。

この馬はオークスと秋華賞で2度の挫折を味わって、前走でパフォーマンスを一気に上げてきたって目で見てる人もいるかもしれないけど、僕は少し違った角度から分析しています。

パフォーマンスが上がった訳ではなくて、単純にハイレベルメンバーからのレベルダウンのショックと適性的な面がこの馬にマッチする1600~1800に戻した事による普段通りのパフォーマンスを発揮したって評価に尽きると思う。

4.5年前の僕だったら、単純に「この馬強くなってる」とか「ルメールが前走乗って1着だから今回も」とか言ってる気がする。笑

ここ最近僕が良く言うのが前走の人気を落としていたタイミングで買えた人が正義であって、前走切ったのにこのタイミングでこの馬に乗り換えるのは決して良い判断ではないといった印象。

メンタル的な話にもなるけど、競馬の回収率とは切る事は出来ない部分の話だなとここ最近は特に思ってます。

条件は先程述べたようにこの馬にマッチしているけど、僕が言うまでもなくいくつかの面でほとんどバレてる訳だから、1番人気になるのがほぼ確約されてる馬。

これだけ揃っているのだから、一般的には無条件で本命にする人もいるだろうし、その点だけに目が行き過ぎると前走とのオッズの比較が完全に抜けてしまったりするんですよね。

詳しく語るにはここは場違いな気もするので割愛しますが、点ではなく長い目で見てみると見えてくる事もいっぱいあるかなと。

このレース以降で同じように条件を変えることがあるのが条件の1つですけど、成績にケチを付け、利息を付けて貰ってから、皆が忘れできた頃のタイミングでの条件戻しがある意味勝負です。笑

コントラチェックに関してはこれくらいにして、今度はメンバー全体で中山牝馬Sについてお話していきますね!

重賞のステップレースだけあって、まず仕上がり面で低仕上がりな馬から、1度使われて上昇してる馬、しっかりと乗り込まれてここで1度ピーク近くまで状態面上げてきてる馬などがいるレースってのが、取っ掛りの1つです。

そこに良い意味でも悪い意味でも能力値に見合ってないハンデを付けられてる馬もいる訳で波乱の可能性も含んできます。

ハンデ付ける時って、その馬の仕上がりや適性的な所を抜かして基本的にパフォーマンス見てくるので、前走仕上がり悪くて、更には色んな面がマッチしてなくて凡走した馬に軽ハンデが与えられる事もしばしばあるので、その辺にも注目しながら予想はしていきたいレースでもあります。

これは特にローカルでのレースになると結構顕著に出てくるので、重い斤量背負わされてる馬がそれに見合っているのか、逆に斤量軽い馬はちょっと軽すぎるのではって幾つか予想のファクターに加えても良いのではないかな。

能力や仕上がり、オッズなどで甲乙付け難い場合は斤量が2キロ違ったら軽い方を選んだりとシンプルに利を取るのも1つの手です。

例えばデンコウアンジュなんかは前走差しの利く小倉2000(GIII)で斤量56キロで勝ってますけど、2走前の中山1600では同じ56キロで負けてるけど、勝ったコントラチェックとは0.6秒離されて負けてるのにハンデの基準のせいで斤量はこちらの方が重かったりとルールによる矛盾点も生まれてきますからね。

一概にはじゃあ買わない方が良いって訳ではないので、あくまでもハンデも1つのファクターとして、そこに更に幾つかのフィルター掛けて分析しながら予想していくのがハンデ重賞攻略のステップになるのかなと。

今回はコントラチェックのパフォーマンスと前走とのオッズの乖離やメンタル的なお話とハンデに付いてステップとして触れさせて頂きました!

長くなりましたが、ここまで皆さんの貴重なお時間を使って頂きありがとうございました!

中山牝馬だけに限った話ではなくて、予想をする時は1つの武器だけでは視野が狭くなってしまうので、幾つもの部分を見ながら詰めていけると予想の幅が広がってくるので、少し視野を増やしてみたり、いつもとは違った視点で馬やレースの展開を考察してみたりすると、今まで点の予想では見えなかった自分の予想の弱点や長所が見えてくるかもです。

では、重賞含む2日間の中央競馬を楽しみましょう!

Good Luck!!

さつま

さつまはここからいったいどんな本命にたどり着き、そしてどんな買い目を導き出すのか!?
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