さつまの重賞ステップ 桜花賞

桜花賞編

いつもお世話になっております!


4月12日の日曜日15時40分に春のクラシック1つ目となる桜花賞が阪神競馬場で発走を迎えます。



コロナウイルスの影響もあり、緊急事態宣言も政府から発表されたりと、競馬開催自体が危ぶまれましたが、今週は今まで通り無観客開催ではありますが、どうにか開催される見通しとなりました!





賛否はあると思いますが、純粋に競馬ファンとしてはホッとした気持ちではあります。



競走馬として生まれて生涯に1度しか出走出来ないレースは幾つかありますが、やはり3歳馬によるクラシック競走に関しては思い入れの強い人も沢山いると思うので、開催に踏み切った理由はとやかく、とても楽しみな1日になりそうですね!



そんな春のクラシック1つ目である桜花賞についてのお話しを競馬予想GPの場をお借りしてちょっぴりさせて貰いますので、お付き合い頂けたら嬉しいです。


まずはクラシック競走のお話に触れておきます。



3歳牡馬、牝馬によって行われる5大クラシック競走は桜花賞、皐月賞、オークス、ダービー、菊花賞と5つのレースの事を指しています。


競馬を始めてすぐの方はここに秋華賞も加えた6つのレースの事を3歳馬のクラシック競走と思ってる方が多いので、覚えておくと地味に恥ずかしい思いをしなくて済むかもですね。笑


牡馬三冠、牝馬三冠とか言ってるから、秋華賞も含まれると思うじゃん!って引っ掛けみたいなもんです。笑


そんな豆知識はさておいて、桜花賞の展望や注目馬のお話しに入りましょうか。

今回は展開と脚質のお話を中心にしていきたいと考えていたので、1番人気が想定されるレシステンシアを軸に進めていきますね。


それではよろしくお願いします!





まず最初に触れておきたいのが、桜花賞だけにとらわれず、近年の競馬では「馬場の高速化」や「競走馬自体の能力向上(全体的に)」の影響もあり、最後方一気という決着はあまり起こりえなくなってきた事が1つあります。


2014年のハープスターや2018年のアーモンドアイのような異質な脚を使える馬が今年は不在になりそうなので、逃げ先行~差しの前列辺りまでが有利になる可能性の高いレースと考えたいと思っています。



逆にハープスターやアーモンドアイになり得る馬はどの馬かと考えた時に僕の中で1番それに近しいと思える馬はデアリングタクトかなーと。


デアリングタクト


新馬戦は緩めの流れを追走から、直線では上がり最速の脚で余力を残して勝ち切る内容に見えました。



そして2戦目に選んだ今年の始動戦になったエルフィンSではスタートで後手を踏む不利を受けながらも2着のライティアを0.7差突き放す圧巻のパフォーマンスを披露してくれた感じですね。


これは人気するなーって感じの勝ち方だったですね。笑


スタート出遅れの不利を受け、更には外外を回しながらも上がりが34.0ですし、上がり2番手が34.9だったことを踏まえるなら相当瞬発力は高いと思います。


馬場は良馬場表記でしたが、所々ボコボコしており、まっさらな状態ではなかったので、今の馬場コンディションに関しては問題無さそうな印象です。


新馬戦のSペースに比べて、エルフィンSに関してはエーポス含む前の2頭が引っ張る形でそこそこ流れていましたし、リアアメリアが経験した新馬戦→アルテミスS→阪神JFの臨戦過程よりも経験値的な所は踏めているかなと思いますね。


あれだけの異次元に近い脚を使えるのであれば、この馬で良いんじゃね?って思ってる方もいると思いますので、先程言ったようにレシステンシアを軸に分析していきましょうか。

何故レシステンシアではなくてこの馬の評価を先に記述しておいたのかは、後程わかります。笑



レシステンシア


昨年の阪神JFでは圧倒的なパフォーマンスでレコード勝ちを納めた当馬も、チューリップ賞ではまさかの3着でしたね。


この負け方をどう捉えるか次第で桜花賞の買い方も路線が変わってきます。


ここまでのレースを分析しながら考えると、この馬の特徴はハイラップを刻んで後続の脚を鈍らせる形でそのまま押し切るのが最もパフォーマンスを発揮する形だと思います。



前走のような引き付ける形ではこの馬の良さが活きてこない可能性が高いです。

前走は暮れの時期に比べて周りの馬の成長力により差が詰まったと考えるなら軽視でも良いとは思いますが、僕の場合は違った捉え方をしたいかなと。



新馬戦時に騎乗した武さんが騎乗するのですが、攻めれない騎乗をするようならチューリップ賞と同じような展開になってもおかしくありません。


ただ、獲得賞金の問題もなかったチューリップ賞では権利を取りに行くというよりも、あの形でレースを押し進めた場合にどうなるのかを試した可能性も捨てきれないのでは無いかなと。


結果的にみたら、引き付けた分と相手に楽をさせた分で直線では競り負けてしまったのですが、これでこの形では難しい、この馬の良さが活きてこないと考えてくれるなら、また違ったプランを陣営は立ててくると思います。



明確な逃げ馬も数多くいますが、大外枠になろうが桜花賞の展開を握るのはあくまでもレシステンシアってのが僕の予想スタンスです。


では少し解説していきます。

さっきも触れましたが、この馬の長所は自らラップを刻んで、尚且つそれが速ければ速いほど、他のメンバーに苦を与えることになります。


それは差し、追い込み馬も例外ではなく、追走の部分で脚を使った分に上がりの所での脚も鈍ると踏んでます。



ポイントになってくるのが、この鈍る幅が馬によって大きかったり、小さかったりするのです。


簡単に例に挙げるとレシステンシアはHペースで自ら引っ張った場合でも最後の脚が鈍る幅が小さいです。


なので、全体的にみると緩めれば自分も楽にはなるけど、残りの馬が楽になる幅の方が大きいという点です。



逆に前走の時点での話にはなりますが、阪神JFで断然人気を集めたリアアメリアなんかはペースが上がり過ぎると、最後に使える脚の部分が極端に減ってしまうので、鈍る幅が大きいと捉えることが出来ます。



なので、ペースを落として引き付けた感じの追走をさせることに関してはこの馬にとってデメリットの方が大きく、他の馬にとってはメリットの部分が大きく出る可能性が高いと言うのが僕の考えですね。


こうなった時にじゃあレシステンシアはチューリップ賞の形と阪神JFで見せた形のどっちを取るかって所に戻って、前走のパフォーマンスと他馬へのメリットを踏まえるなら、Hペースで速めのラップを刻んでくるんじゃないかなって所に繋がってきます。


僕の中では枠も含めてもこの時点で桜花賞の展開はM~HペースのHペースよりになる可能性が高いと考えられるので、予想に関しても18頭立てで隊列は縦長になるんじゃないかなといった点も含めながら取り組んでいく形ですね。



このくらい予想の形が整うと先程挙げたデアリングタクトに関しても見え方が少し変わってきますね。


Hペースだから差し決着になる可能性が上がるって単純に考えるのではなくて、レースや出走メンバーによっては展開利の恩得の大きさも変わってくるって所を考えてもらえれば。


先程見え方が変わると言いましたが、レシステンシアが引っ張る形でハイラップを刻むのであればかなりの縦長になる可能性も増えてきますし、前走まで11~12頭だった分も含めると捌きにくさやHペースで削がれた分のキレも含めるとあそこまでのパフォーマンスを出せる可能性はそこそこ減ってくるんじゃないかなってのが伝えたい所の1つです。

もちろん、更にもう一段階上のギアを持ってる可能性もあるので、一概には言い切りませんが。笑


ただ、展開や有利不利含めた能力比較の見え方が変わるのであれば、オッズに関しても疑問を持てるサイクルの所までこれるので、こんな感じの理論は桜花賞以外のレースでも使えると思います。


ではレシステンシア以外にHペースだった時に得をする幅がそこそこ有りそうと考えられる所をなぞっていきましょうか。


マルターズディオサ

前走は早めから仕掛ける競馬で待望の重賞初制覇をなし得た素質馬の1頭。

ここまでハイレベル戦で安定したパフォーマンスを続けていた1頭ではあるし、阪神JFではレシステンシアの作るペースを最後まで脚を使い2着だった点も評価出来るし、前走のチューリップ賞では阪神JFに比べてやや緩んだ流れにはなったものの、成長分と能力の高さも披露していたし、Hペースに近しい流れになった時もパフォーマンスを落とす幅は小さそう。

ただ、やはり買い時に関しては若干タイミングが遅い点もあるので、当日のオッズも含めながらの相談にはなりそうですね。


成績が非常に優秀なチューリップ賞組であることから軽視することはできないですけど、仮に前走の勝率が20%で今回もそれくらいと仮定するのであれば、前走が単勝オッズ15.3倍のタイミングであり今回が想定オッズ8倍を切ってくるという点を踏まえると、前走のパフォーマンスに目を向けすぎて過信するべきではないとは思います。

オッズは仮定ですけど、単純に8倍でもまだ旨味が残っているのかって見方をした方がわかりやすいかな。



ミヤマザクラ

追走の所で1600の前走以上のハイレベルメンバーに入った時にどうでるのかって点はあるけど、スタミナもあるし、持続力のある脚を持っている点は好材料だと思える。


前走のパフォーマンスは高かったので、すんなりとスタート決めて脚を使い過ぎずに好位から運べる展開に持ち込むことができれば面白いかなとは思います。

ただ、あまり多くは語りませんが、個人的にはここよりもオークスで狙いたいと思っている1頭でもあるので、勝たれちゃうと困るなーって感じもしますね。笑



では逆にペースが流れた時に損する幅が大きそうな所を挙げてきます。


サンクテュエール

ここまで3戦してますが、まだまだ厳しい流れを経験出来てはいないと思いますし、現時点のオッズも踏まえると中々の危険度が高い馬かなとは思います。

ペースが速くなると明確にパフォーマンスを落とす幅が大きいとはまだ言いきれないけど、ここまでのレースでは追走の所で楽をしている感は否めないので、仮にHペースな展開になると仮定した場合、急なペースの違いになった時に苦の部分が大きく出そうなタイプだと思うので、ルメールさんが乗ってるといえど、オッズも含めて僕は本命にはしたくはないですね。



スマイルカナ

この馬は一定以上のHペースになった場合は脚も残りませんし、能力の絶対値含めてかなり苦しくなってくるかなと。

前走は逃げれなかったショックを狙いたい部分もあるとは思うけど、同様以上のメンバー構成に加えて、更にラップが速くなる可能性も踏まえるとかなり難しいんじゃないかな。

枠はこの馬単体で見たなら良いところに入ったとは思うけど、外にいる2頭(サンクテュエールとマルターズディオサ)がテンも速いし、鞍上も強気な2人な点も踏まえて考えたなら、被される可能性も考慮するとなるとって感じの評価ですかね。



リアアメリア

この馬は前走の阪神JFで速い流れで足らない所を見せた訳だけど、能力値の高い馬が1度苦を味わった点は評価出来るし、直行での成長幅が未知の部分も含めるのであれば相手には残しておきたいくらいにはって感じです。

その点を踏まえるなら、ペースが流れた時に受ける脚の鈍る幅は中間くらいになりそうです。




前走Fレビュー組のエーポス、ヤマカツマーメイド、ナイントゥファイブあたりはスピードの絶対値は悪くないけど、前走は幾つか噛み合っての好走って感じも見受けられたので、見えない部分を含めたとしても評価し過ぎるのはって感じですかね。

この3頭で状態面含めずに枠を見た時に順位を付けるとしたら、ヤマカツ→エーポス→ナインって感じの順番です。




こんな感じでレシステンシアが作り出すペースを基準にお話しさせて頂きましたが、如何だったでしょうか??


あくまでも僕が個人的に脳内で考えたいくつかのパターンの展望であって、レシステンシアが逃げる事が確定してる訳でもありません。

ただ、このような展開になった時にこんな感じでレースの事を考えられると予想の幅が増えてくるメリットもあるとは思うので、今回はクラシック競走1つ目の桜花賞を舞台に書かせて頂きました!



まだまだ文章の構成力もなく、説得力に欠ける所もありますが、ここまでお付き合い頂きまして、誠にありがとうございます!


無観客開催ではありますが、目一杯楽しんで予想やレースに挑んでみましょうか!!

ではでは、皆さんが今週も楽しんで競馬を出来ますように願ってます!


皆さんの馬券が当たりますように!

Good Luck


さつま

さつまはここからいったいどんな本命にたどり着き、そしてどんな買い目を導き出すのか!?
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