さつまの重賞ステップ 「NHKマイルカップ」



皆さんこんちゃ!


さつまです!



今週は3歳のマイルチャンピオンを決めるNHKマイルカップが行われますね!



個人的には結構好きなGIの1つなのでとっても楽しみにしてます!



NHKマイルカップは王道ローテを踏んでくる馬もいれば、ちょっと変則気味なローテの馬もいるので、馬の能力は勿論ですが、仕上がりなんかにも注意したいレースの1つですね。




コースの特徴としてはスタートして間もなくすると1つ目の上りがあって、そこからコーナーに掛けて下っていくので、先行気質の馬がいる場合は流れが速くなる可能性は高いです。



基本的には内枠有利の傾向で、前半から流れるような展開になった時はマイル~スプリントにかけての適性のある馬の方が好走確率は高いです。



今年はレシステンシアがどんな位置取りをするのかでレースの様相もガラッと変わってきそうな印象です。



時計の掛かる展開になった時は持続力のある脚を使えるタイプも成績を残しているので、点数を絞って狙うって方はまずはどちらの路線を本線気味に狙うのかをハッキリしておくのもありかと思います。






ここ10年のデータを参考に見てみると、1番人気の成績が【5-0-0-5】で結構極端な感じなんですよね。笑



勝率50%ですけど、僕はこれをみて3連単の頭固定で買いたいとは思わないです。



5回もあるのだから、何かしらのバイアスが掛かっていて、今年も1着か着外になる可能性が高いんじゃないかって考える人もいると思いますが、決してそれは間違いではありません。




ただ、このくらいのデータは競馬予想をする中でほとんどの人が目を通す部分だと思いますので、あまり同じような思考に落ちた予想を推奨はしたくないかなと。




ここはフィルターを軽くして、3着内が50%あるってくらいに思っておいた方が固執し過ぎなくて良いかなと思います。



そして2番人気の馬の成績なんですが、こちらも【2-3-1-4】と優秀な成績を残しています。




この1.2番人気の中でも王道のマイル路線を進んでいる馬と変則気味なローテの馬での成績もまた違ってくるので、その辺も参考にしてみると予想がしやすくなると思います。




東京芝1600って条件は端的に言いますと能力上位の馬が勝ちやすいレースです。



能力が高い馬が勝ちやすいのなんて当たり前だろって話ですが、この時期に行われる3歳重賞の中でも、全レースを通年で含めながら考えると特に平場なんかを含めた人気馬よりも勝ちやすいといった感じですね。




NHKマイルカップに関しては特にその条件が顕著に出るレースなので、前走が条件戦~OPまでに絞るとここ10年で述べ33頭が出走しているんですけど、ここからの勝ち馬はいません。



この条件に当てはまる馬は以下の2頭です。


ニシノストーム
メイショウチタン


競馬に絶対はありませんが、ここ10年のデータを踏まえるとサンプルは少ないですが、条件戦からの参戦馬はほぼ無条件で買い目から除外してもいいんじゃないかなと思います。


OPクラスからの参戦でも29頭いて【0-2-0-27】とあまり奮ってない点も踏まえてです。




この条件を前走がGIII~GIと重賞まで掘り下げて見るとこんな感じになります。


GI【4-1-2-28】
GII【4-2-5-56】
GIII【2-5-3-35】


3着内率でみるとGIIからの参戦馬が若干数値悪いですが、そこまで差の無い感じとなりますね。



前走GIからの参戦馬の勝率が良いのは単純に能力的な部分もあるかなと。





この中でも特に成績が良いのが前走も同じく1600を使っている馬です。

成績はこんな感じ。

【7-2-5-80】



サンプル多いので、ある程度収束はしていると思います。

マイラーって言葉があるようにやはり適性面でのアドバンテージは重要になってきそうですね。




更にここからふるいにかけていきたいので、距離延長組と距離短縮組のどちらに分があるのかを見てみましょう。


前走1600未満
【0-2-0-39】
前走1600超え
【3-6-5-31】

これめちゃくちゃ差があるんですよね。



それだけタフなレースになりやすいと言えるので、先程話した、ある程度流れる展開になる可能性を考慮したとしても、前走が1600未満の馬は軽視したいかなと思います。


前走1600未満からの参戦馬

シャインガーネット
ニシノストーム
メイショウチタン
ラウダシオン

ここで比較的人気サイドよりのラウダシオンが引っ掛かってきます。


この馬を本命にと考えていた場合は少し評価落としても良いかもしれませんね。


データとはいえ、勝率的にもここ10年は0%ですし、ここに外枠のファクターなんかも加わってきたら僕の中では△回れば良い方かなくらいの立ち位置になります。


逆に距離短縮組は3着内率が30%程あるので、前走がハイレベル戦かつ不利を受けたりして評価を落としている馬なんかは逆に相手には押さえておきたくなります。





NHKマイルカップの産駒別の成績を見てみるとダイワメジャー産駒やディープインパクト産駒の好走が目立ちます。



桜花賞からの直行組の成績も悪くないので、ここまでのデータを踏まえるとこの2頭は少なくとも相手には押さえておきたいタイプです。


サトノインプレッサ
レシステンシア


ここまで3連勝のサトノインプレッサはここまで余力を残した勝ち方をしているので、力を出し切れそうな東京マイルの舞台設定は合いそうですし、スピードと勝負強さ、レースセンスなどを踏まえても好走してくる可能性は高そうです。


メンバーレベルがグンっと上がる点を踏まえると1着は厳しいかもしれませんが、最後までしぶとく脚を使いそうなタイプですので、3連系の2列目、3列目には押さえたいですね。


レシステンシア


この馬も昨年のパフォーマンスと今年の桜花賞の走りからもハズして買うのは難しいんじゃないかな。


ここでレシステンシアが逃げるのかどうかの話に戻りますが、僕はおそらく逃げないと思っています。



僕は東京コースで単騎逃げする事に対して、ルメールさんはあまり良い印象持っていないと思ってるんですよ。



桜花賞のコラムでも触れましたがこの馬はHペースで逃げてこそ持ち味が活きてくるタイプなので、この馬が逃げないという切り口から入るのであれば、僕の◎はこの馬には打てないです。


評価を下げる事にはなりますが、それでもパフォーマンスの高さはメンバーでも上位だと思いますし、買い目の中ではフォローします。



もう少しお話しますが、ここまでのデータを含めてもやはり今年の上位人気馬は比較的マッチする条件での出走になりますので、あまり軽視し過ぎるのは良くないと思います。



3着までに上位人気馬(レシステンシア、サトノインプレッサ、タイセイビジョン、ルフトシュトローム)の内2頭が絡んでくる可能性はそれなりにあると考えながら、買い目は組む事になるかなと。




勿論ここに固執し過ぎても回りの馬が見えなくなってしまうので、頭の片隅よりも少し多めに覚えておいて欲しい所です。




あくまでも僕の個人的な見解になりますが、ここで穴馬になり得る可能性を持っている2頭を紹介しておきます。


点数に余裕がありましたら、買い目の端っこにでも足してみて下さい。



ウイングレイテスト

前走のニュージーランドTでは大外枠からの発走でかなり厳しめの競馬を経験出来ました。

上がり2番手の競馬で1着のルフトシュトロームと0.1差の3着に収まったのは収穫でしたし、鞍上の横山君もここの所調子を上げてるので、自信を持って溜める競馬を選択してきそうです。


ここで勝ち馬のルフトシュトロームと異常なオッズ差が生まれるのであれば、僕の中ではこちらの方に上の印を打ちたいですね。




ハーモニーマゼラン


前走は前目にいった馬が極端に崩れる展開を6着と踏ん張ったのであれば、展開1つで穴をあけられる可能性は十分あるかなと。


多分ですが、メンバー構成踏まえると極端に人気を落としてくるタイプの馬になるので、左回りの競馬も良いですし、ここで楽をらせて貰えるようなら、3着内に収まってくる可能性はあるかなと思います。


欲を言えばノリさんに乗って欲しかった1頭です。笑



前走が今年初戦のタイセイビジョンも叩いた上積みは大きそうですし、ここまで何だかんだとレース内容は強い競馬が多いです。


左回りの実績もあるので、前が苦しい展開になったら飛んできそうですね。



上位人気馬の中で僕の中では印順はほぼ出来ているので、後は前が残るのか差し馬がまとめて差し切るのかを土曜日の傾向を見ながら最終確認して買い目を組みたいと思っております。




ここまで長くなりましたが、お付き合い頂きまして、誠にありがとうございました!


今週も皆様に幸がありますよう祈っております!


Good Luck


さつま

さつまはここからいったいどんな本命にたどり着き、そしてどんな買い目を導き出すのか!?
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