キムラヨウヘイ オーシャンSの有力馬診断

※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します

▽ペイシャフェリシタ牝6ミナリク54高木登(美浦)
https://twitter.com/jou_syou/status/1085375156443332610
お馴染みの「芝では“位置取りゲーム”以外用無しミナリクJ」
先週も芝での唯一激走はスローペース番手競馬の展開利で、差し競馬では人気馬を飛ばすなど全滅。

出遅れ率も高いし捌けないし仕掛け所もイマイチだし…この騎手には芝では結果残ってしまったという競馬以外に期待できるコトはありませんので。


―アドマイヤゴッド牡7○○56須貝尚(栗東)
昨年唯一のプチ激走の5走前函館SSは、外枠でも岩田Jらしい騎乗で上手いこと内から捌いての4着。
それみたく内で脚を溜めて気を抜かさない競馬ができれば上位進出の可能性が出て来ますが、それは5走前みたく詰まり凡走とも表裏一体のハイリスク戦法。
2走前タンザナイトSの大外枠競馬敗戦・前走阪急杯の距離千四敗戦は共に度外視できますが、理想内枠競馬でもフルゲート多頭数戦では嵌まる可能性は極めて低いので…。


▽エントリーチケット牝5柴田大54宮(栗東)
揉まれ弱い馬。
前々走タンザナイトSは内枠も和田Jの好誘導により好走1着、前走淀短距離Sは大外枠から外枠有利バイアスにも乗っての善戦4着。
それは同じOP特別で着順を落とした様に見えるかも知れませんが、斤量差と相手関係を踏まえれば同等に走ったという結果でした(タンザナイトSは低レベル戦)。
そういう恵まれる競馬でOP特別好走級…鞍上交代も含めて枠順が恵まれない限りはやや厳しい。


―レジーナフォルテ牝5戸崎54佐藤吉(美浦)
これも揉まれ弱い馬。
前走カーバンクルSは最内枠からの先行競馬での好走でしたが、それに味を占めて(頭数揃って先行勢も強力になっても)揉まれ好き戸崎Jなりの競馬をされてしまうと一気に逆噴射も有り得そう。


―ショウナンアンセム牡6津村56田中剛(美浦)
折り合い鍵馬で、OP昇級後の2好走善戦は共にスンナリ逃げの手で、それが叶わないと一気に崩れるというの近況。
今回は距離短縮ペースでそれを解決させようという算段なのでしょうが、十分Hペースでも2番手競馬で自滅した前々走ニューイヤーSを見る限りでは上手く行くとは??


▽ナインテイルズ牡8石橋脩56中村(栗東)
3走前京阪杯と2走前淀短距離Sとバイアスに恵まれる競馬だったのがナインテイルズ。
京阪杯は2着以下は横一線の入線で、岩田騎手がポッカリと空いた最内を掬っての激走。コース中程は各馬殺到でゴチャ付く状況でしたので、ナインテイルズは鞍上技有り騎乗が何よりの好走要因と言って良いでしょう。
淀短距離SもHペース且つ外有利馬場での外差し一気での僅差勝利。
逆に前走シルクロードSは情状酌量できるバイアス不利最内枠敗戦でしたが、そこまで能力評価はできません。


―スノードラゴン牡11内田博57高木登(美浦)
一昨年スプリンターズSでは最内枠最内競馬がド嵌まりしての最低人気4着激走ありましたが、その一つを除けばこの3年間は芝では足りずにダート消耗競馬でたまに好走という近況。
直近好走歴である3走前は門別ダートで1分13秒という超低速時計での好走。
余程の渋化馬場にならない限りは芝で2年超振りの好走というシーンは想像できないですが…。


△ダイメイフジ牡5○○56森田(栗東)
まずは5走前中京記念11着時の有力馬診断見解を参照↓
『前走CBC賞はデムーロ騎乗も1人気11着大敗…それの敗因としては距離不足と季節面が指摘されていました。
そこから中2週でのマイル重賞転戦は…更に猛暑気候で大丈夫なのかと思えますし、また折り合い面も鍵になってくる馬ですので距離適性が仮に1200よりも1600としても2F延長ローテは簡単ではないでしょう。』
・・・
その昨夏中京記念ではやはりと言うべきか、折り合い面で難しい所を見せていましたし、あとは距離の壁か夏場連戦もあったかで及ばずの結果に。

そこから間隔を空けて良績季節を迎えた昨秋以降は、初戦京阪杯こそ不利もあって大敗を喫したものの、2戦目ラピスラズリSで一変1着。
3走前阪神カップは4着健闘で、2走前淀短距離Sは距離不足と内不利馬場もあっての小差敗戦。
そして迎えた先週阪急杯は不可解な大敗…。

ただ、コノ馬はその様なポカは割とある馬で、実際に二桁着順大敗後の連戦ローテでの巻き返し激走例は3度もあって、内2度は中1週&連闘という今回と似た様な過程でです。

能力は足りていて、良績あるローテで、良績ある距離短縮臨戦過程で…穴っぽさは十分あります。


△ダイメイプリンセス牝6Mデムー54森田(栗東)
コノ馬は夏場(6,7,8月)に良績が集中する夏馬で、毎年の様に冬場に戦績を落として夏にピークを迎えるという戦績推移になっています。
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夏6,7,8月[3-1-1-2]
夏前後5,9月[3-0-0-2]
それ以外[0-1-0-10]
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実際に今期復帰戦前走シルクロードSでは前回シーズンよりも明らかに調教で動けておらずで敗戦。
1月→3月の季節進行で調教良化を見せてくれれば買いたいですが。


▽ラブカンプー牝4三浦54森田(栗東)
森田厩舎2頭(3頭)出しで、これまで主戦騎手を務めていたデムーロ騎手はダイメイプリンセスに騎乗で、コチラにはテン乗り三浦騎手騎乗。
森田厩舎とデムーロ騎手の間には強力な繋がりがある関係ですので、普通に考えればより勝負になる方にデムーロ騎手を配して、より半信半疑の方に別騎手を宛がったという采配でしょう。


―カイザーメランジェ牡4田辺56中野栄(美浦)
前走サンライズSは低レベル戦とルメール騎乗もあっての楽勝…その限りではまだ重賞相手関係
では厳しい。


▽エスティタート牝6浜中54松永幹(栗東)
前走シルクロードSはセイウンコウセイが初ブリンカーもあって抑えが利かずの暴走逃げ…京都芝千二での前半3F33.3は文句無しのHペースで、それも時計掛かる馬場ならば超Hペースと言って良い水準で。
その結果として先行勢は壊滅で、またそれによって直線スムーズさを欠く馬も続出で、更には馬場のやや外有利化もあって外枠差し勢ばかりが上位入線する結果に…その展開利且つ馬場バイアス利がエスティタート2着を生み出しました。
それも含めて近2走は時計掛かる芝だった直近京都芝で、そこから高速馬場中山芝替わりはマイナスで…ただし天気予報がズレて当日降雨にでもなってまともな渋化馬場になるならば評価一転させる必要アリです。


★ナックビーナス牝6大野54杉浦(美浦)
まずは前走カーバンクルS後の次走チェック馬見解を参照↓
『毎度書いています様に、コノ馬は非内(非イン)の競馬をするとすぐ気を抜きがちで力を出し切るコトが難しくて、それ故に“芝1200にて内(イン)で競馬をすれば過去パーフェクト成績(9の9)”になっています。
2走前スプリンターズSは外の競馬で不完全燃焼…前走はダートで度外視級敗戦…今回は大外枠からの競馬で最後は頭が上がって前を捉えられずの2着。
いい感じで人気を落とす近況になっていると思いますが、それらは全て本領発揮の競馬ではありませんので…(昨年は対抗評価止まりでしたが)今年も高松宮記念で穴で買えるのが楽しみです。』
・・・
できることならば、ここでは外枠を引いての非激走で、より妙味ある状態で高松宮記念を迎えて欲しいというのが本音。
今回買うならば近2年で非逃げでは勝てておらず2着3着量産の惜敗キャラを生かした組み入れ方をしたい。

先週はウインブライトを激走候補に推奨。今週全力でトライアルを獲りに来るのはどの馬だ?
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