キムラヨウヘイ 中山金杯の有力馬診断

※印は[★激走候補~△有力~▽軽視~―無印」を表します

―アドマイヤアルバ セン7 吉田豊 柄崎(美浦)
5走前目黒記念は超が付くスローペース競馬で、かなりの前有利展開。その直前に行われたダービーで物議を醸す後方ポツン競馬をしていたレッドジェネシスの序盤通過タイムと、このレースで逃げたトップウイナーの通過タイムはほぼ同一だったほどでした。そこで3番手通過で3着入線のコノ馬の激走劇はその展開恵まれが全てだったと言えます。それに加えて揉まれ弱さもあるだけに、超スローペースで自ずと先行できたというのも好走要因の一つとしてありました。
その後は全て中団以降の競馬になっており、頭数揃って距離短縮の今回もスムーズな競馬は中々望めないだけに…活路は無し。

―アトミックフォース 牡6 戸崎 武藤(美浦)
5走前メイSで◎推奨した時に詳説しましたが、最終追い切り時計とパフォーマンスが直結する傾向。そのメイSは最終追い切り4F52.0で好走、それ以前にも52秒台前半以下だった時に新潟大賞典2着やエプソムC5着や東風S4着など良績が集中しています。近走はは続けて54秒近い追い切り時計で崩れていますが、今回も現時点では時計を出せていないだけに軽視が妥当。
また本質的には左回り向きだけに、仮に本調子でも右回りでは重い印までは打てません。

▽ウインイクシード 牡8 松岡 鈴木伸(美浦)
まずは昨夏七夕賞5着後の次走チェック見解を参照↓
『叩き良化タイプで、昨夏シーズンも休み明けから8着→3着→1着と尻上がり戦績、昨秋シーズンも同様に4着→2着→2着と3戦目でベストパフォーマンスを見せました。
2走前日経賞と今回七夕賞は全く同じ敗因で、間隔が空いたローテで、外有利馬場を内枠競馬の極端なバイアス不利を受けては勝ち負けに絡めずは止む無しです。
叩き2戦目の福島民報杯では巻き返し好走していた通り、次走まともならば即巻き返しが狙えるはずです。』
・・・
生粋の叩き良化型で休み明け初戦で走れず叩き2戦目から変わるというのがパターンとなっている馬です。
前々回シーズンも休み明け初戦と2戦目では平凡な5着だった後に中山金杯と中山記念の連続好走へとつながりました。
前回シーズンは巴賞回避と函館記念除外と関屋記念回避などと全く予定通りに使えずというローテーションで、関越Sこそ最大限恵まれる競馬で2着好走できましたが、最後まで得意ローテを踏めずに走り切れなかったという印象です。
今回もまた脚元の不安から間隔が空いたローテでやや急仕上げ気味の調整過程だけに、中1週ローテで激走した昨年の様な結果は望めない局面と見ます。

▽サトノクロニクル 牡8 内田博 池江寿(栗東)
まずは昨年日経賞時の有力馬診断を参照↓
『前走日経新春杯では故障したマイネルフロストの影響を受けており、それが無ければ2着馬との着差はもう少し詰まったはずですが、でもそれが無くとも1着から5着までは全く同じ入線順だったと思います。
また、サトノクロニクルが最も不利を受けていた説もありますが、サトノクロニクルはその時点でもズブさ丸出しで追走後手になっていたのは見逃せない点です。実質的なロスの大きさは加速体勢に入っていた方のミッキースワロー・ラストドラフトの方でしょう。
サトノクロニクルは外国人騎手で覚醒するハーツクライ産駒として、やはり日本人騎手(大野騎手)継続騎乗では食指は動きません。』
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元からズブいタイプの馬でしたが、そのAJCCを境に更にそれが顕著になってきており…4走前福島民報杯のズブズブ不良馬場で久しく好走したというのもその表れです。
距離延長と藤井騎手からの鞍上強化はプラスですが、まだ馬場が良い今の中山芝の良馬場条件では好走圏内まで持ってくるのは至難の業だろう。

―ジェットモーション セン6 田辺 藤岡健(栗東)
中京芝2200コースで勝ち上がって以降は全て函館と中山内回りという小回りコースに使われて4連続掲示板外という近況。
大型のハーツクライ産駒らしく鈍い面がある馬で本質的には広い長いコースが合いそうで…引き続き中山内回りコースでは評価を上げられません。

▽シャムロックヒル 牝5 団野 佐々晶(栗東)
まずは2走前マーメイドS1着後の回顧文を参照↓
『近4年のマーメイドSで軽ハンデで好走した馬はサマーセント・サラス・レッドランディーニ・アンドリエッテの4頭ですが、その後に一度でも再度好走したという馬はゼロ。
近10年まで広げても全8頭中1頭(1レース)だけです。
それだけマーメイドSの条件(G1を除く牝馬限定重賞での最長距離で施行)が特殊であり、尚且つ(後から振り返っても弱い)軽ハンデ馬が好走しやすいレースであり、その恩恵による激走馬はあくまでもフロックとして処理するのが正解ということです。
シャムロックヒルの最内枠→好発→単騎逃げ切りは正にソレで…どうせ次走も人気しないと思いますがもう一丁あるのかと言えば否である可能性が高いです。』
・・・
その後のクイーンSは爪不安、エリザベス女王杯は仕上がり不足と差し有利展開でHペース逃げという情状酌量できる敗戦が続いているとはいえども、そのマーメイドSフロック勝利だけで本当に重賞でも足りる馬とは到底見られませんので…。

▲トーセンスーリヤ 牡7 横山和 小野次(美浦)
3走前函館記念時の有力馬診断では『…順調に使えずに長欠明け初戦で坂路調教だった中山記念、超内有利馬場で外を通った福島民報杯では案外なパフォーマンスでしたが、ようやくまともなレースができた前走新潟大賞典では4着と復調を示してきました。そこから一息入りましたがウッドコースでバリバリやれている調教過程は好感で、過去3戦3連対の実績ある函館コースも合いそうなだけに…有力候補。』と記しましたが、前走新潟記念でも中間追い切りは全てウッドコースで消化しており、それが今年に入ってからのパフォーマンス右肩上がりに繋がった感です。
前走天皇賞秋については「毎日王冠出走予定を回避する順調さを欠いたローテで、調教本数も少ない休み明けローテで挑むという点でどうか」と記した通りで、レースでは掛かり気味追走になったのもありますが主に態勢面が敗因と見ています。
今回は天皇賞秋時とは異なる順調な調整過程を踏めていますので、何事も無かったかの様に巻き返し好走してくる可能性が高いと見ます。

▲ヒンドゥタイムズ 牡6 Mデムー 斉藤崇(栗東)
まずは2走前鳴尾記念11着後の次走チェック見解を参照↓
『鞍上曰く暑さの影響もあったとのことですが、今回は中間から本数的にも負荷的にも手控えられた調教過程でした。
昨夏シーズンも同じく調教時計は控え目で好走に至らずでしたが、そこから攻め強化された2走前チャレンジCから連続好走を果たしました。
それと同じく攻められない時季に浮上は見込み辛いだろうし、逆に攻め強化ができたタイミングでの巻き返しを期待したい一頭です。』
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前走中日新聞杯は得意季節替わりでしたが過去最長期間の休み明け初戦でやや仕上がり途上感があったのと、内前有利の競馬を外差しの形だった分で及ばずの負け方でした。
この季節内に叩いて攻め良化を見せてくれれば変わり身の期待が持てますが、昨夏七夕賞以来となる課題の関東輸送競馬になる点でのリスクもあります。

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