キング「先週の回顧&重賞展望」

桜花賞はラッキーライラックでほぼ決まり!?
中山牝馬Sは同じコーナー4つの千八コース適性に注目!

先週の回顧

【チューリップ賞の回顧】

ラップ:12.6 - 11.2 - 11.6 - 12.1 - 12.0 - 11.7 - 10.7 - 11.5

展開:カレンが出していこうとするも、結局はサヤカチャンがハナ。2頭とその他は離れた隊列に。中緩みからの瞬発力勝負。

1着馬: 5枠 通過順位3-3 ノーザン

2着馬: 4枠 通過順位4-4  非社台系

3着馬: 8枠 通過順位4-4  ノーザン

レースタイプ予想:Type堅守(フラットレース型)

レースタイプ結果:Type堅守(フラットレース型)


■各種データの結果

・前走に重賞で連対した実績を持つ1番人気は、過去10年で(4-3-1-0/8)
※結果:該当馬のラッキーライラックが完勝。


■総括

桜花賞はラッキーライラックでほぼ決まりかなと思ったレースでした。

反応が速くてとにかくキレる。良馬場の桜花賞で勝ち負けする典型的なタイプだと思います。

キレ負けした感のあるリリーノーブルは、距離延長して良さが出そうなので、おそらくオークス向きかと。


大敗組で注目しておきたいのは、スカーレットカラー。

直線の長いコースよりも直線の短いコースが向く印象を持ちました。

これまでを確認する限り、人気の盲点になりがちなので、適鞍では常に警戒が必要な馬かもしれません。

戦ってきた相手とその結果を考えれば、ある程度の能力は保証されているはずです。

今週の重賞コラム

【中山牝馬Sの展望】

注目ポイント:中山牝馬S・福島牝馬S・クイーンSは連動性が高い。今年、このシリーズでいかにも活躍しそうなアノ馬に注目!


前述した3つの重賞は、

・牝馬限定戦の古馬重賞であること

・コーナー4回の千八コースで施行されること

という、大きな共通点があります。

ですからこれら3つの重賞は、結果が連動しやすい傾向があります。


例えば、昨年。

クイーンズミラーグロが、3つの重賞全てで3着(7人気、1人気、8人気)に。

トーセンビクトリーが、中山牝馬Sで5人気1着、クイーンSで6人気2着に。(福島牝馬Sは未出走。)


更に遡って一昨年は、福島牝馬SとクイーンSの1・2着馬がそっくりそのまま同じ、という結果に。

2着馬シャルールは人気馬でしたが、1着馬マコトブリジャールは15人気と9人気での結果でした。


その他にも、近年ではメイショウスザンナが、妙味抜群の結果を残しています。*

(*15年福島牝馬で13人気3着、15年クイーンSで7人気1着、16年中山牝馬で15人気3着。)


以上を踏まえると、昨年にこのシリーズで勝ち負けを演じた実績のある、トーセンビクトリーやフロンテアクイーンなどに目が行くところ。

ただし、どちらの馬も人気しそうなので、前述した馬たちのような妙味を求めることは無理かもしれません。

(本命党には、後者がオススメです。中6週以上空けたローテでは、これまで堅実な走りをしています)


そこで、妙味を求めたい方にオススメなのが、16年フラワーCの1・2着馬である、エンジェルフェイスとゲッカコウです。

コーナー4回の千八重賞で連対した実績を持つ馬が、このシリーズに初出走してくるのですから、注目は俄然必要なはずです。

それに今回好走すれば、今年の福島牝馬SやクイーンSでも追いかけやすくなります。

特に前者は、過去のこのシリーズで好走したキャトルフィーユやレディアルバローザなどを姉に持つ馬です。

血統についての詳細は、専門家の見解を参考にして頂きたいですが、キンカメ産駒とカロ系内包馬をポイントに挙げる方が多いかと思います。

そのどちらも満たすエンジェルフェイスは、血統の観点から見ても激アツかと思います。

長期休養からの復帰後は復調気配が明らかですし、かといって今回も人気しなさそう。妙味はじゅうぶんあるはずです。


よって現時点では、

・位置取りレース想定であれば、エンジェルフェイスが本命筆頭。(ただし、あまり揉まれない枠並びが条件に)

・地力レース想定であれば、フロンテアクイーンが本命筆頭。

という見立てを持っています。