キング「先週の回顧&重賞展望」
先週の回顧
・△-◎で馬連的中の京都記念
・▲-△-◎ながらも、馬券は的中とならなかったクイーンC
の二本立てです。
【京都記念の回顧】
☆ラップ:12.5 - 11.5 - 13.3 - 13.0 - 12.7 - 12.6 - 12.2 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 12.3
☆展開:スローからのロンスパ戦
・クロコスミアの単騎逃げ。前半スロー。
・向こう正面あたりでレイデオロが持っていかれたことにより、周囲もペースアップ。後半はロングスパート戦に。
・荒れ馬場のロングスパート戦ということもあり、地力が問われるタフな展開。
1着馬: 4枠 通過順位4-3-2-4 非社台系
2着馬: 8枠 通過順位5-5-6-4 ノーザン
3着馬: 6枠 通過順位6-6-2-3 ノーザン
レースタイプ予想:地力レースでノーザン活躍
レースタイプ結果:地力レースでノーザンは最低限の活躍
不利ポジション:逃げ、番手
有利ポジション:好位~中団
■各種データの結果
・近年の勝ち馬は、ほとんどが先行力のある馬。
※結果:→常に4番手以内を通過した馬が勝利。
・人気サイドの先行馬は信頼度が高い。
※結果:→4角4番手以内という観点で見れば、2着・3着に。
・ミスプロ系保持馬が7年連続で連対中。
※結果:→連対せず。
・別定G2なので、大穴馬の出番は少ない。
※結果:→大穴は空かず。
・大穴が空くとしたら、G1実績のある馬が逃げた場合。
※結果:→大穴は空かず。
・「ポジショニングのMデムーロ」が抜群に上手いコース。
※結果:→果敢に攻めた騎乗を見せるが4着まで。
■総括
・「少頭数で直線ばらける、時計の掛かる馬場、スローからのロンスパ」という条件が揃えば、クリンチャーは相当強い。
・速い馬場の多頭数で、揉まれる競馬になるであろう時のクリンチャーは、嫌っていきたいところ。
・「調教で動いてるのに、泣いてる池江先生」はやはり買い。
・アルアインは、中距離重賞で4戦4連対に。
・レイデオロは、折り合いを欠き、競馬になっていなかった。完全に度外視。ルメールに戻ってこそ。
・モズカッチャンは叩き良化型だし、エリ女のような軽いレース質が向くタイプ。及第点の内容。
・馬の性質を考慮し、ロスを嫌って内から出し抜こうとしたミルコは、勝負師としては悪くない判断だったと思う。
・クロコスミアは、寒い時期は良くないのだと思う。展開が厳しかったにしても負けすぎで。
【クイーンカップの回顧】
ラップ:12.6 - 11.0 - 11.0 - 11.4 - 11.8 - 12.0 - 11.5 - 12.4
展開:アルーシャがハナを奪おうとするも、テトラドラクマが抵抗した。前傾ラップに。
1着馬: 3枠 通過順位2-1 ノーザン
2着馬: 1枠 通過順位9-8 ノーザン
3着馬: 5枠 通過順位1-2 ノーザン
レースタイプ予想:内有利の位置取りレース
レースタイプ結果:内有利の位置取りレース
不利ポジション:外差し
有利ポジション:内先行
■各種データの結果
・位置取り不問の瞬発力勝負が基本形。いわゆる、ノーザンレースになりやすい。
※結果:→位置取りレースだけども、ノーザン大活躍。
・このコースは、SS系×ストームキャット系がしっかり好走してくる。
※結果:→該当馬マウレアが1番人気で凡走。
・直近3年は、SS系×ノーザンダンサー系(逆ニックスも含む)の独擅場。
※結果→:独壇場にはならず。該当馬フィ二フティが2着。
・「府中のルメール」が連覇中。
※結果:→7番人気アルーシャに騎乗し、3着。
■総括
・ハナをやすやすと譲らず、しっかりと抵抗して勝った田辺騎手の好騎乗。
・内先行レースで好ポジであれば、府中でも田辺騎手は信頼できると感じました。今後につなげたいです。
・ラップを刻んでく先行馬に乗せると、田辺騎手は上手いと再認識しました。これも今後につなげたいです。
・ポジションを取りに行ったルメール騎手の判断は良かったと思いますが、田辺騎手に抵抗され、かかり気味に。
・生命線の内先行レースで、▲(3人気)-△(5人気)-◎(7人気)決着で馬券を外すのは相当堪えますが、だからこそ、この悔しさを次に繋げなければと感じております。
・8着モデレイトは、条件戦の左回り1400mであれば3戦3連対。次走、出走条件によっては注目が必要で。
今週の重賞コラム
・小倉大賞典
・京都牝馬S
の二本立てです。
(小倉大賞典のコラム)
☆注目ポイント:次走以降の注目馬を見つけやすいレース!外枠から惜しい競馬をした穴馬は、近走で激アツな存在になりえます!
このレースは、とにかく内枠有利なレース。ただし、そんなことはTARGET等を少しいじくればすぐに分かることですよね。
ですから今回は、視点を変えたコラムを書いてみたいと思います。
先述した通り、ポジションがレース結果に直結しやすいレース。ですので、不利ポジから人気薄で健闘した馬は、次走以降に注目が必要です。
次走以降の狙い目になりえる具体的なポイントとしては、今回の小倉大賞典で、2桁馬番で人気薄の評価であったものの、3着~5着に健闘したような馬です。
■近3年、次走狙いポイントに該当した馬の一覧と、その後の成績
☆17年
馬番16番(11人気4着)ロードヴァンドール→次走にG2で7人気2着
馬番11番(5人気3着)クラリティスカイ→次走にオープン特別で5人気3着
☆16年
馬番11番(5人気3着)ネオリアリズム→2走後に、G2で5人気1着
☆15年
馬番10番(5人気4着)キャトルフィーユ→このレースで抹消。次走はなかった。
馬番13番(7人気5着)マイネルミラノ→次走にG3で6人気3着
昨年は、これに該当したロードヴァンドールに目をつけ、次走に本命を打ち、そして金鯱賞を的中することができました。
今年も美味しい次走注目馬が生まれるか、皆様もぜひ注目してみてください。
(京都牝馬Sのコラム)
☆注目ポイント:2桁馬番の地力上位を狙え!マイル以上の重賞実績があればベスト!!
開催条件が変更されてからのここ2年は、外が有利なレースが続いています。
連続開催の最終週開催ですので、どうしても馬場の内側が悪く、ペースを問わず外差しが決まるのだと思います。
今年も京都は馬場が荒れており、おそらく外差しレースになるのでは、という見立てを現状はしています。
「牝馬限定×別定×荒れ馬場×外差しレース」となれば、地力がかなり求められるはず。
実際、過去2年の勝ち馬は、G1で連対した実績を保持していました。
また、「タフ馬場×ロスの大きい競馬」になることを想定すれば、スプリンター寄りの馬よりも、マイラー寄りの馬が適しているはずです。
地力の足りないスプリンターには、かなり苦しいレースになると思います。
(あと書き)
いよいよ!今年初の中央G1が行われます!
ですが私は、フェブラリーSのコラムを書くのをあえてスルーしました。(;´Д`)笑
それは何故かと言えば、近年のフェブラリーSは、強烈な血統レースだからです。
簡単に申すと、ゴールドアリュール産駒と、ボールドルーラー系保持馬と、人気サイド(3番人気以内)の馬を買っておくだけのレースです。
ということですので、フェブラリーSは、展開と馬場を中心に予想を組み立てている私ではなく、血統予想家の方を参考にしてみると良いかもしれません。何でも適材適所ですね。
プロフィール
キング(VIVA競馬!)
2016年「VIVA競馬!」の名で競馬のレジまぐで予想販売を開始。
瞬く間にランキング上位に名を連ね、
2016年5月から1年以上にわたり、レジまぐ競馬部門ランキング1位を継続。
年間回収率205%を達成。
Twitter:@viva_keiba