キング「重賞展望&先週の回顧」

皐月賞の結果からダービーで注目のローテーションが見えた!
そしてフローラSでは過去10年、4番人気以下で連対した8頭全てに当てはまるデータがあった!

皐月賞の回顧

ラップ:12.6 - 11.0 - 11.9 - 11.5 - 12.2 - 11.9 - 12.4 - 12.4 - 12.7 - 12.2

展開:前3頭が飛ばしてかなりの縦長に。追いかけなかった集団はややスローな流れで進んだ。


1着馬: 4枠 通過順位4-4-4-4  非社台系

2着馬: 7枠 通過順位5-5-5-5  非社台系

3着馬: 5枠 通過順位2-2-2-2  ノーザン天栄


レースタイプ予想:地力レース

レースタイプ結果:位置取りレース

不利ポジション:前3頭、後方 

有利ポジション:集団前目 


■各種データの結果

・近年は高速時計になりがち。距離延長組が圧倒的に強い。

・また近年は、ディープ産駒&母父サンデーサイレンスの馬が活躍している。

※結果:雨の影響で高速馬場にはならず。その結果、近年の傾向はあまり反映されず。


■総括

◆特殊な位置取りレースに

位置取りがものを言ったレースだったなと思います。

1・2着馬は展開の恩恵をかなり受けたと思いますし、その一方で4~7着馬には難しい競馬になったのかなと。

ダービーでは、今回の1~7着馬の着順がごっそり入れ替わっても不思議じゃないと思います。

ただし、あれだけのハイペースで3着に残したジェネラーレウーノは、ポテンシャルが相当高い馬だと感じました。

持続力がすごいタイプで田辺騎手との相性も抜群ですし、楽しみな先行馬が出てきたなと感じております。


◆この春の3歳GⅠは、「ノーザンF天栄のゆとりローテ」に注目

先週のアーモンドアイに続き、「ノーザンF天栄のゆとりローテ」であったジェネラーレウーノが激走。

今年の3歳GⅠは、これがひとつのテーマになりそうな気がしています。

特に注目したいのは、NHKマイルのテトラドラクマ、ダービーのブラストワンピース。

前走の内容が良かった上、本番適性も高そうな走りでした。当日、枠や展開に不利がなければ、かなり面白そうです。

フローラSの展望

フローラSは、「内先行レース」になりやすい重賞。

特に昨年のフローラSは、その典型的なレースでした。

勝ち馬は内の好位を巧く立ち回った内容でしたし、2~4着馬も前に行った3頭でした。

また、過去10年を確認しても、4番人気以下で連対した8頭の全ては、1~4枠から発走した馬たちでした。

今年の場合も、レースを引っ張りそうな逃げ馬は見当たらないので、「立ち回り力」を強く求められるレースになりそうです。

ということで注目しているのは、ノームコアとレーツェル。

どちらも確かな先行力がある2勝馬。かつ、距離延長がプラスに働きそうな馬たち。

最後に、ローテについて少しだけ。

このレースは、前走君子蘭賞連対組※が相性の良いレースでもあります。(※過去10年 2- 2- 1- 3/ 8 連対率50.0%)

このコラムでも何回か書いていますが、阪神1800での成績は、地力の目安になるもの。

それを踏まえれば、この傾向はあまり無視したくないなと思います。

ということで該当するセンテリュオが出走してくれば、要注意な存在になるでしょう。