キング「重賞展望&先週の回顧」

安田記念の回顧

ラップ:12.2 - 10.8 - 11.2 - 11.3 - 11.3 - 11.4 - 11.4 - 11.7

展開:レーヌが絶好のスタートを切るも、ガニオンが外から押してハナを奪う。ペースは緩まず、淡々とした流れに。


1着馬: 5枠 通過順位11-12  非社台系

2着馬: 2枠 通過順位3-3  ノーザン

3着馬: 1枠 通過順位5-5  ノーザン


レースタイプ予想:高速馬場での基礎スピード勝負

レースタイプ結果:高速馬場での基礎スピード勝負


■各種データの結果
・リピーターが活躍する。
※昨年3着馬のレッドファルクスは凡走。


■各評
モズアスコット
:鞍上の馬群裁きが見事だった。マイル以下で9戦8連対。ルメール騎手とは5戦5連対。「良馬場×14・16×ルメール」では今後も堅実か。

アエロリット
:得意の基礎スピード勝負で一変。牝馬戦の流れよりも、牡馬混合戦の流れが向くタイプ。良馬場では8戦8連対と安定感抜群。

スワーヴリチャード
:中距離馬には全く向かない流れでも3着に。絶対的能力に疑う余地なし。ただこの馬にとってきついレースだったはずで、故障だけが心配。

サトノアレス
:出遅れからの大外ぶんまわしで4着。負けはしたものの、地力の高さを証明する走り。今回も含め、良馬場の18以下では崩れていない。

ペルシアンナイト
:直線で詰まる。まともに追えたのはラスト200地点から。脚を余したのは明白で参考外のレース。

リスグラシュー
:桜花賞・秋華賞・VMなど、シーズン一発目のG1では好走するが、オークス・エリ女・今回など、シーズン2発目のGⅠでは凡走している。


■総括

「高速馬場×淀みのない流れ」になったことで、かなりの基礎スピードを問われるレースになった。

メンバーレベル・内容のどちらも、水準以上の好レース。今後のこの路線が楽しみになるレースだった。

エプソムカップの展望

過去10年の連対馬全てが6番人気以内。また1番人気の連対率も8割。

「開催が進んで差しの届く東京×古馬別定G3」ということもあり、基本的に堅めの重賞。

ここはひねらず素直に予想したいところ。

注目するのはダイワキャグニー。

東京の二千以下では、1・1・1・4・1・3・1着。

この条件で先着を許したのは、リスグラシュー・Sアレス・Rスティール・Sアラジン・Gロンドンの5頭。

このうちの4頭はGⅠ連対馬で、格上の存在だった。

今回の相手には、GⅠどころかGⅡでの連対実績すらない馬ばかりが揃った。(GⅡ以上での連対実績があるのはSオーディンのみ。)

東京二千以下でこのメンバー相手なら、余程のことがない限り勝ち負けを期待出来るはず。