クラック「今週のコラム」エプソムカップ

皆さん、こんにちは!
クラックです。




東京競馬場での5週連続GⅠも終了し、春のGⅠレースも宝塚記念を残すのみとなりました。
宝塚記念の本命馬は今の段階で2頭まで絞ることができているので既に楽しみです!



GⅠがない週も極力コラムは続けていこうと思っていますので、是非読んでやってください。
(いつもの、私の好きな過去の○○○シリーズはGⅠレースととても印象に残っているGⅡ、Ⅲのみとさせていただきますm(__)m)




さてさて、このエプソムカップですが、秋以降を見据えたとき賞金加算をしておきたい各馬にとって非常に重要なレースです。


そういったことを考えるとやはり注目なのは4歳馬!
また、馬券的にも4歳馬から買いたくなってしまうようなデータもあります。
下記、ご覧ください。

着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
7- 5- 2- 9/23 30.4% 52.2% 60.9% 148 142



これは4歳馬+前走から距離延長or同距離馬の成績です。(過去10年)


非常に優秀な成績です。

こういったデータを見るときに気を付けてほしいこと、当たり前のことですが意外と勘違いしてしまっている人というか、数字のマジックにいい意味でも悪い意味でも騙されている人がいるので書きます。


枠成績なんかもそうなのですが該当馬が複数いればそれだけで勝率が100%になることはあり得ません。(同着を除く)

1枠 3.8% 5.1% 8.9% (母数79)
2枠 5.1% 10.1% 17.7% (母数79)
3枠 9.6% 20.5% 24.1% (母数83)
4枠 2.3% 7.0% 15.1% (母数86)
5枠 6.8% 14.8% 21.6% (母数88)
6枠 7.9% 15.7% 21.3% (母数89)
7枠 9.3% 20.6% 28.9% (母数97)
8枠 9.0% 14.0% 24.0% (母数100)



これは6/6,7開催全ての成績です。
さてここで質問です、

《1番多く勝ったのはどの枠の馬ですか?》



3枠と思ってしまった人はちょっと安易かもしれません。
正解は7枠と8枠です。
勝率は3枠が1番高いですが、それはあくまでも勝率です。
質問は勝った数を尋ねているので母数をふまえて考える必要があります。


レースの頭数が少なければ内枠から消されていくので長期的に見れば外枠の方が母数は多くなります。

それをふまえてデータを見なければなりません。


フルゲート18頭のコースだと、
1枠→2頭
2枠→2頭
3枠→2頭
4枠→2頭
5枠→2頭
6枠→2頭
7枠→3頭
8枠→3頭

となります。
この場合、1~6枠と7,8枠とでは1%の重みが違ってきます。


同じ条件で2レースしたとして、1レース目は1枠の馬、2レース目は8枠の馬が勝ったとします。


すると各枠の馬の勝率は、

1枠→25%
2枠→0%
3枠→0%
4枠→0%
5枠→0%
6枠→0%
7枠→0%
8枠→16.6%

となります。


レースあたりの枠勝率で考えると1枠と8枠が同じはずなのに、競馬のデータは基本的に上記のように表記される為、見た目だけでは1枠の方が有利に見えるという現象が起こります。


出走した段階で1~6枠はたとえ勝ったとしても最大で勝率50%、7,8枠は最大で33.3%にしかなりません。

1枠 3.8% 5.1% 8.9% (母数79)
2枠 5.1% 10.1% 17.7% (母数79)
3枠 9.6% 20.5% 24.1% (母数83)
4枠 2.3% 7.0% 15.1% (母数86)
5枠 6.8% 14.8% 21.6% (母数88)
6枠 7.9% 15.7% 21.3% (母数89)
7枠 9.3% 20.6% 28.9% (母数97)
8枠 9.0% 14.0% 24.0% (母数100)



だからこのデータを見て、8枠は11Rに1回しか勝たないと思ってしまうのは間違いということになります。



戻します。

着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
7- 5- 2- 9/23 30.4% 52.2% 60.9% 148 142



では上記の内容をふまえて、この勝率30.4%をどう捉えるか。
10年間、23頭で勝率30.4%。


今回、4歳馬+前走から距離延長or同距離馬に該当するのは5頭。
まだ確定はさせていませんがこの5頭の中から本命馬を選ぶと思います。




最後まで読んでいただきありがとうございました!