今井雅宏「重賞ステップ解析」アルゼンチン共和国杯

先週は10/29(日)Wレース指定の京都11Rで3連単49,490円(21点)、新潟10Rで3連単55,720円(21点)的中で回収率トップ!
今週はMの法則秋の祭典、アルゼンチン共和国杯! 昨年は6番人気のブレークアップを本命で馬単15,430円の万馬券的中!
今年もその本命と同じ2400mの3勝クラスからの登録馬が! これはチェックするしかない!


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重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!


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◆馬券の買い方について
今井雅宏の予想には買い目の掲載がないため、
競馬予想GPでは今井雅宏推奨の馬券の買い方(馬連6点、馬単6点、3連複6点、3連単21点)に則って的中判定、回収率の計算を行っており、
それに基づいた的中を的中情報として取り上げています。

 

;先週は500倍近辺の万馬券を2レース的中などがあって相変わらず破壊的でしたね~。そして今週も昨年万馬券をズバッと3点目で当てて、2年連続万馬券を的中しているMの祭典の一つ、AR共和国もありますし期待してます!
その前に回顧ですが、天皇賞秋も縦目で馬単15倍的中でしたが、やはり勝負レースカシオペアSと準勝負鳥屋野特別ですかね。カシオペアSは本命が勝って馬単52倍がズバリ2点目、3連単494倍も的中しました。鳥屋野特別では3連複91倍が得意技のズバリ1点目の的中、馬単万馬券も6点目的中、もちろん3連単557倍の5万馬券も的中でした。

;勝負レースで馬単が理想としている2点目以内で当たったのは何よりだよね。しかもWマークだったのも勝負しやすく大きかったね。
3連単500倍近辺的中の2レースとも、本命の馬体重が問題なく、馬場も想定通りだったから、きっちり当たったということだったよ。いつものように馬場と馬体重で勝負すると、より破壊的な結末が待っているわけだ。今週は3重賞とも本命が馬体重発表時点で危ない上に、うち2つが少頭数だったりで大変だったけどね。

;それでもアルテミスSは3連複、馬連1点目で当たりましたね。天皇賞秋は間隔開けた逃げ馬が10キロ減ですから、Mの馬体重理論では厳しかったですよね。結局ちょうどよく増えていた対抗が勝ってしっかり縦目的中でした。6番人気ジャスティンパレスの▲抜擢は僕には考えつかなかったので驚きでしたが、まず鳥屋野特別から解説してください。4番人気以下3頭の決着をズバリ1点目での3連複90倍的中で、3連単の557倍も当たりました。

;馬体重に問題なく人気もなかったから、当日はガツンと行きたいレースになったね。しかも馬場も良かった。

;不良でしたね。

;その前の1800mがスローで完全な前残り。午後は前残りが多かったんだ。

;今井さんの本命対抗は差し馬でしたが。

;そこだよね。ポイントはそこそこペースの上がった1800mの3Rだよ。これが完全な差し決着だったんだ。つまり、ペースさえ上がれば1800mは差せる馬場だよね。そしてこのレースは先行馬が多くて、直前のレースは前残りばかり。ならば当然、かなりの確率でハイペースになる。それまでのレースが追い込みばかりだと先行馬が揃ってもペースダウンする可能性があって怖かったけどね。
ということで、ここは想定した通りのハイペースになるのはほぼ決定で、しかもハイペースなら差しの利く馬場だから、ハイペース差し想定の上位評価馬は圧倒的に有利になった。つまり馬体重ばかりか馬場的にも、勝負の色彩が当日一段と増したことになるよ。

;これがnoteとかでも書いていた「レース施行順」のマジックですね(笑)。

 

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;ただミスが一つあって、最初は道悪巧者のハッスルダンクだったんだ。それが細かく分析している内に、ハイペースを追いかけすぎるとよくないタイプ、速い流れだと矯めないと良くないタイプなのが判明したんだよね。ハイペースになるはずのここは、騎手が追い込めば良いけど好位まで出して行くと危ない。ということで本命を入れ替えたんだ。
ただマテンロウガイは増えて良いステップなんだけど、当日馬体重よりもかなり太く見せるパドックだったね。中間、明らかに楽をさせてた。太くて加速がなかなか付かなかったんだ。まぁどれも微細な問題で、3連複90倍が1点目で当たったし、馬単万馬券も縦目6点目だけど一応当たったから結果オーライかな(笑)。

;3連単は500倍オーバー的中でしたしね。では494倍が当たったカシオペアSはどうでした?

;これはまさに、全てが先週ここで話した通りの結末だったね。アルナシームの差しに回る位置取りショックだ。前走前に行って凡走で、今回は陣営も差しに回ると公言していたし、先行の坂井から2走前に差した鮫島にチェンジだから、もう99%差しに回る位置取りショックを敢行する陣営の意思表示になる。
つまり陣営と共有された、「約束された位置取りショック」、Mで一番効果的なパターンだよね。もちろんその位置取りショックが適切でなければ逆効果で凡走するけど、アルナシームはS質がきつくて精神コントロールの難しいモーリス産駒。短縮の速い流れを差しに回る位置取りショックはベストだ。
それは2走前、小回り替わりで差しに回って好走したのと同じ構図、しかも短縮なら外回りがちょうど良くなる。そしてこれも先週解説した通り、多頭数のハイペースは騎手の恣意性が薄れるんで、不確定要素も少ない。挙げ句に当日は1番人気が叩き2戦目で8キロ増。Mの馬体重理論ではプラス方向には許容範囲の広くなりやすい先行馬で、矯める位置取りショックという僕の解説通り完璧に乗ったから4着に来たけど、何れにしてもこの馬体重で1番人気の来る確率は当日相当落ちたから、先週話した通り、馬場、馬体重がピッタリのまさに「ザ勝負レース」ということになったよ。
こういうレースでガツンと勝負してくのが何より重要だ。4番手評価だった1番人気の馬体重が怪しいから、1位-3位-5位決着で17点目での3連単的中だったけど、当日の馬体重的には1-3-4位の4点目相当になったとも言えるわけだしね。

;がっつりと勝負出来る494倍的中でしたね。本当にここで解説した通りのことが、毎週起きてます。

;唯一最大の心配は、テンションの上がりやすいS系モーリス産駒で大幅増減、特に減りすぎだよね。これがあると危ない。当日、この問題もクリア出来たから完全なる勝負レースになるよ。

;解説でも、入れ込み伴う大幅増減注意でしたね。馬体重、馬場など全ての設定が当日完璧に揃いました。それと天皇賞秋のジャスティンパレスの3番手抜擢はどうしてですか?僕は上がり勝負がどうかと思って、あとストレスもあるかと。

;いや、ストレスはあんまりないよ。2000m以下を走るのは皐月賞以来、約一年半ぶり。古馬相手ではもちろん始めて。トップクラス中距離カテゴリーストレスはメンバーの中でも薄い状態だ。そして、古馬ディープインパクト牡馬の鮮度時短縮だよね。これは20年フィエールマンを持ち出すまでもなく、ディープが最も得意とするステップになる。それに何度か解説しているように、ジャスティンパレスは牡馬のディープインパクトとしては珍しくC要素が強い。中距離のサングレーザー、中長距離のジャスティンパレス。これが歴代のディープ牡馬の中でもC要素の強い2頭だね。
あと2,3番人気は若干活性化が薄かったんだ。ドウデュースは少頭数を追い込んだ後の休み明け、プログノーシスも前走捲っているのは良いけど常に追い込んでいた馬で前走も道悪の捲りだからね。ここは超高速レースになるはずで、活性化の弱さは致命傷になる可能性がある。
ということで、差し競馬ならイクイノックス、ジャスティンパレスの順の評価が妥当で、その次が2,3番人気だね。まぁドウデュースは追い込み馬がハイペースを前に行く逆位置取りショックもあったけど。2着狙いの騎乗ならプログノーシスとは接戦だったかな。
ジャックドールはS系逃げ馬が一年半以上前の、本格化前の連対時馬体重まで減っての大幅10キロ減では、Mの法則の基本馬体重理論からしてアウトだよね。それでもスローで逃げればチャンスもあったけど、10キロ減で体力減のところにハイペースを体力勝負に出たらまずMの馬体重理論的には体力切れで残れない。まぁイクイノックスがスタート決めてレース全体が前に厳しくなったのもあったけど。

;これも70点同点で馬体重の良かった対抗が勝って○▲決着ですから、馬体重理論を使うとだいたい当たっちゃいますよね。少頭数でイクイノックスが勝って馬単15倍ですから結構美味しかったです。今井さんがジャスティンパレスを評価してなかったら、僕には買えなかったので助かりました(笑)。
アルテミスSも1点目で当たりましたが、本命が減ってきて、対抗の1番人気が増えてですから、これは勝った対抗からが正解ですよね。

;まぁ対抗は断然人気だから買い目を変えるほどの馬体重でもないけど、あの馬体重の少頭数ではそもそもやらない方が良いよね。少頭数で1番人気が切れなくても重賞だから仕方なく予想はして、結果当たったから良かったけど。

;スワンSは絞れるべきタイミングで大幅増ではアウトですよね。

;さすがに叩き2戦目で太かった馬がまたあれだけ太ければまず来ないよね。ただ人気薄だし、1,2番人気が本命対抗でもない、つまり荒れるレース指定だから、単勝爆弾中心に遊んでも良いかもだけどね。

;重賞での1,2番人気のジャッジは本当に正確ですよね。危ないか、危なくないかがよく分かります。

;とにかく馬体重、馬場、オッズで勝負だね。せっかくの直線競馬最終週が極端な雨で別の世界のレースになったのはちょっと残念だったけど、あれだけ芝が荒れてくるともう新潟は他のコースも騎手の気分次第、どこをどのタイミングで突くかに掛かってくるんで、福島に今週から替わるのは良かったかな。それで新潟は芝でなくダートの鳥屋野特別を予想したのもあったし。

;ではAR共和国杯のデータ分析にいきましょう。昨年は3勝クラス勝ちの6番人気ブレークアップが勝ちました。今井さんはこの人気薄が本命でしたが、今年も2400mの3勝クラス勝ち馬が登録してますよ。あと2200mも登録してますね。

;なら2200m~2400mの3勝クラス連対馬で見てみようか。そうすると、23頭中13頭が3着以内だね。ちょっと数が多いから、とりあえず位置取りで分けてみようか。

;今回の該当馬は2頭とも差していましたよ。

;なら前走3角6番手以降で見てみると、11頭中4頭が3着以内だね。活性化が落ちるぶん、先行馬よりは少し率も落ちているけど鮮度はあるんでそこそこの感じだね。来た4頭は今回4角6~8番手。今回4角で9番手以内に上がった馬だと、5頭中4頭が来ている。つまり相手強化でも4角では延長を使ってある程度は上がっていけるだけの機動力があるとベターということだね。
2走前は、3勝クラス3頭とGⅢ1頭で、1~7着だから、あんまり特徴はない。3走前は、2勝クラス、3勝クラス、OP特別、GⅢと様々。3勝クラスの馬は、2走前が2000mで3走前は3200m、4走前は2勝クラス。つまり3勝クラスでずっと似たような条件をウロチョロしている馬よりは、ステップにダイナミズムを有している方がベターということだよね。別にこれはこのレースに限った話ではなく、こういうステップには特によくあるリズム的な動きになるよ。
3走前に2勝クラスを走っていた馬は、2頭中1頭、オープンだった馬も3頭中2頭が来ていて、鮮度がかなり高いか、逆にタフな経験があるか、そういうタイプだとベターな感じだ。あと4歳馬は4頭中3頭が来ていて、生涯鮮度の高い馬も注意。もう1頭は唯一の6歳馬だったから、それほど気にすることもないけどね。鮮度の高い高齢馬は怖いというのも、Mの昔からの格言の一つだし(笑)。

;2着は2600mのOP特別1着後の5番人気ハーツイストワールが来ました。この馬も相手にピックアップして万馬券を当てたわけですよね。今年もこのタイプは出走してますが、良いんですか?

;芝2600mのOP特別連対馬は、14頭中2頭が3着以内だよ。昨年までは1番人気の1頭しか来てなかったから、特に良いわけでもないかな。来た馬は前走1番人気で、前走2番人気以内だと7頭中2頭が3着以内。激走ではなく疲れの少ない馬は注意だね。前走の位置取りは、3角3,7番手。ただこのステップはほとんどこのゾーンに入っていたから、特段意味のあるデータでもない。今回の位置取りは3角9,10番手。相手強化の短縮だから、あんまり強引に動きすぎない方がベターかもだね。だけど置かれすぎると間に合わないみたいな感じだ。
2走前は、2勝クラス1着とGⅠ天皇賞春16着。2走前が条件戦だったのも、GⅠだったのも、来た2頭だけ。これもいつものパターンで、鮮度が抜群に高いか逆にタフな経験をしている馬が面白いということだね。で、タフな経験組だと疲れがない馬が良いという、まぁ似た条件のOP連対馬だからM的には当たり前と言えば当たり前だけど、そういう馬は有利になる。ちなみにあわやの4着も1頭いて、目黒記念を4番人気5着だった。3走前は、1勝クラス勝ちと、3勝クラス勝ち。
3走前が条件戦だと4頭中2頭が来ている。似た条件のオープン連対馬だからカテゴリーストレスは薄いに越したことはないよね。ちなみにあわやの4着馬はOP特別を1着。リズムにメリハリのある馬にも注意したい。

;3着ヒートオンビートは、新潟記念5着後の3番人気でした。

;新潟記念で4着以下だと、10頭中1頭が3着以内で、4着も1頭。来た馬、つまりこの馬は前走1番人気。前走3番人気以内だと2頭とも4着以内には好走していて、やっぱり力を出し切れず疲れの全くない馬は怖いよね。前走の位置取りは3角4番手。あわやの4着馬は5番手。前走6番手以内は3頭中2頭が4着以内で、ある程度正攻法で勝ちに動いて力尽きたタイプがベターかもだね。

 

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土曜の「厳選!勝負レース」に21年、日曜の「厳選!勝負レース」内に20年分が掲載されます。
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◎馬券の買い方について
馬連 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
馬単 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
3連複順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-2位-4位 (3)1位-3位-4位 (4)1位-2位-5位 (5)2位-3位-4位 (6)1位-2位-6位
3連単順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-3位-2位 (3)1位-2位-4位 (4)1位-3位-4位 (5)2位-1位-3位 (6)3位-1位-2位 (7)1位-4位-2位 (8)1位-4位-3位 (9)2位-1位-4位 (10)3位-1位-4位
(11)2位-3位-1位 (12)2位-3位-4位 (13)1位-2位-5位 (14)1位-2位-6位 (15)2位-1位-5位 (16)2位-1位-6位 (17)1位-3位-5位 (18)3位-2位-1位 (19)2位-4位-1位 (20)2位-5位-1位 (21)1位-5位-2位

買い目の順番。同点の場合は当日人気がない方が上位評価になる。
上位組み合わせから購入金額を徐々に落として買うか、それが大変な場合は点数を絞って買った方が良いが、高配当や馬体重、馬場が想定と合っている組み合わせは押さえておきたい。
3連単に関しては人気サイドに有利な馬券なので、人気馬が上位に入っているときは点数を広げて買っても良い。