今井雅宏「重賞ステップ解析」エリザベス女王杯

ここ数週は天気予報もズバリ?先週はアルゼンチン共和国杯で3連単10,930円の万馬券的中と好調!
エリザベス女王杯では昨年2頭が府中牝馬Sからのステップで馬券内。今年はどうか?

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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;土曜の重賞は京王杯で馬連7450円を4点目的中、日曜はみやこSで6番人気の本命が2着に激走で、アルゼンチン共和国杯も縦目なので馬単2060円6点目、3連複2640円5点目、3連単万馬券も的中ということで、それなりに良かった感じですね。

;京王杯は当日、勝負だったよね。本命のトウシンマカオが間隔開けて軽い馬体増と馬体重がピッタリだったから。逆に2番人気のベルウッドが間隔開けてさらなる馬体減り、3番人気も間隔開けて大幅減だから、ライバルもどんどん消えていって、この74倍は勝負になったよ。

;いつもここを読んでるファンなら、馬体重で余計に勝負出来たでしょうね。勝ったキングエルメスも、間隔開けて減った馬体が増えてと、良い馬体重でしたし。

;キングはスタートが決まったから、前に行く位置取りショックが出来たのが、何といっても大きかったね。好位で差す形になると、直線でヨレる心配のある馬だったよ。逆に日曜の2頭は、がっかりだった。増えた方が良い本命が両方、減ってきちゃったからね。あれでロードブレスは、スローをほぼ最後方から追い込んでハナ差だから、普通の馬体重でペースアップしてたら、楽勝もあったんじゃないかな。単勝13倍付いてたし、そこはちょっと残念だった。

;同じ66点なら人気薄のアナザートゥルースが相手の方が、もっと良かったですしね(笑)。わざわざアルゼンチン共和国じゃなくてこっちが勝負レースでしたから、かなり自信あったんですよね?重賞でWレースは、そんなにないですし。

;先行馬が多かったし、差せる展開にさえなれば、ほぼ来ると思ったよ。まぁパドックはそれほど細く見せなかったのと、鞍上もきっちり外を回らないで乗ってくれたんで、なんとか間隔開けて6キロ減でも、2着には来てくれたけど。

;日曜準勝負レース唯一のWレースも、きっちり万馬券が当たりましたし、やっぱり狙ったレースは来ますよね。何が、そんなにロードブレスは良かったんですか?

;リフレッシュしたのと、馬群に入れた方が良い馬が内目の枠だったのと、まだ走ったことはなかったけど阪神良馬場の1800mはかなり得意な条件という読みだね。ただ、予想の最後、少し詰めが甘かったのは反省点だったよ。

;どういう点ですか?

;ロードに自信があったのは、他の馬がみんな危なく思えたのもあったんだよね。メイショウムラクモは鮮度があるけどここ2走が単調な競馬での3歳の休み明けなんで出入りが激しくなるとどうか。クリンチャーはどちらかというと叩き良化型だから、7歳になって急に休み明け向きになるのも変だし、休養前が激走続きだったんで精神が疲れてるリスクだね。スワーヴもそろそろ疲れが怖い。これはマイナス体重だったから、その時点でほぼ蓄積疲労が出たのは確実になったよ。でも、他に買いたい馬もいないんだよね。アナザートゥルースは揉まれると良くない馬が、先行馬が多いレースの内枠だったし。まさかスローで逃げられるとは思わないもんね。穴が出る可能性も高いかなと考えて、14番人気と全くの人気薄だったラストマンを入れといたら、こっちは唐突の19キロ減でほぼ当日99%アウトになったし。あの馬体重見て、「やばいかも。この馬が消えたとなると、荒れたときに何が来るかもうカバーし切れない予想だから、仮に馬体重を我慢してロードが来ても、当たらないかも」って焦ったよ。メイショウハリオはストレスで66点にしたけど、こういうときは初重賞の鮮度を上に取るべきだったのかもしれないよね。人気薄のロードで自信あったから、せっかく人気薄の本命が来て相手で外すのも嫌なんで、なんとなく確率の高そうな馬が上位評価になっちゃった気もする。気持ちに若干隙があったような気がするよ。

;アルゼンチン共和国は、2,3,4位評価の馬が順番通りの入線だったので、3連単万馬券も的中ということでしたが、本命のサトノが減って、休み明けのオーソリティが良い感じで馬体を戻してきたんで、同点対抗なのでオーソリティからが正解ですか?

;ただ人気が全然違うからね。ダブル本命で、ちょっと金額を落とすくらいで良いんじゃないかな。サトノとフライは両方叩き2戦目は反動が出る可能性のあるタイプで、前走が2頭とも細かったから馬体減りが怖くてそこは賭けだったけど、なんとか増減無しで我慢したのはフライの方で、馬体重のギャンブルに負けたというところだったよ。

;サトノは、「揉まれたくないので3番手くらいに行く位置取りショックなら」ということでしたが、行きませんでした。そこもやっぱりきつかったですか?

;このメンバーなら押していけばどの馬でも先行出来るんで、3走前の好走内容見て、大野が押して先行していくとばっかり思ったんだけど、大野は前走の脚に手応えを感じちゃってたのかもね。僕と位置取りのイメージを共有出来ていなかった。オーソリティ、マイネル、フライングと、せっかく人気馬の好走順番は分かってただけに、ちょっと不完全燃焼ではあったね。

;アンティシペイトは何が駄目だったんですか?僕は鮮度あって良いと思ったんですが、評価低かったですよね?

;前走差して好走して、陣営も差させるって言ってたから、外を回って差したら間に合わないと思ったんだけど、先行したよね~。それとスロー濃厚なメンバーで、単純に上がり勝負適性が他より弱いから。切れ味勝負だと、相対的にきついというのもあったよ。だからこの馬に関してはMというより、単純にテクニカルな問題だったんじゃないかな。M的に言うと、準OPの2000mからの臨戦過程も、若干引っかかったけど。フライングよりマイネルを上位に取ったのも、準OPの2200mからの臨戦過程を少し嫌ったのもあったよ。フライは疲れやすい馬の東京遠征も、もちろんあったけどね。

;なるほど~。なんだかんだで秋重賞、ずっと調子良いので、この調子で今週もお願いします。

;ここ数週、妙に天気予報が当たってるからだよ。雨が降ると思って予想して晴れてるんでは、人気馬ならともかく、穴馬はピンポイントに激走パターンを狙わないとだから、設定狂うとさすがに厳しいよ。重賞以外なら、天気がはっきりしている競馬場を選んだり、馬場に左右されにくいタイプの穴馬がいるレースをピックアップして予想することもできるけど、重賞だと競馬場は選べないからね。

;今週も馬場と馬体重が合ってるレースできっちり万馬券が当たりましたよね。それでは、いつもの感じでエリザベス女王杯のデータ分析お願いします!前哨戦の府中牝馬Sは万馬券1点目的中で、秋華賞も馬単好配当を当ててと、本命がともに勝ってますし、その勢いでお願いしますよ~。

;あ、あと万馬券だった福島1Rの馬、あれがアイルハヴの、ブレーキを掛けずに一気に加速する形だよ。

;そうそう、あのレース、福島でとんでもないところから、飛び込んで来ましたよね。びっくりしました。

;小回りの方が、持続した脚の追い込みは決まりやすい血統だったよ。

;なるほど、覚えておきます。それでは昨年のエリザベス女王杯からですが、札幌記念3着後の1番人気ラッキーライラックが勝ちましたが、このステップは登録ないです。2着のサラキアは府中牝馬S1着後で、3着ラヴズオンリーユーは府中牝馬S5着後でした。今年は府中牝馬Sからは、7着馬と16着馬が登録してますよ。

;東京で行われたときの府中牝馬S6着以下は、52頭中4頭が3着以内だよ。来た4頭は、前走2角で既に2番手だった馬と、4角でも7番手以降だった馬。確率の低い巻返しステップだけに極端な脚質が嵌まらなかったタイプがベターな感じだね。今回も、3角3番手が2頭と、11番手以降が2頭だった。前走の人気は、3番人気以内が3頭で、8番人気が1頭。前走3番人気以内だと、10頭中3頭が来ている。年齢は、4歳が3頭と5歳が1頭だから、ある程度生涯鮮度はあった方が良いかな。2走前が条件戦の馬は、4頭中1頭が来ているしね。ただその馬も、3走前以前は重賞を使っていた。4頭とも4,5走前はOPを走っていて、タフな経験があるんだけど、カテゴリー鮮度を有している馬が理想だ。まぁそれはどんなレースでも、M的に見れば有利なのは当たり前な話だけど。実際、2走前が準OPの馬は2000mだったけど、2走前に重賞を走っていた3頭は1800m以下だったから、トップクラスの距離鮮度は高かったよ。





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