今井雅宏「重賞ステップ解析」クイーンS

一昨年はマーメイドS8着のレッドアネモスが11番人気1着と激走。マーメイドSはこの年以外にも着外からの巻き返しがあるステップ。Mの法則で傾向を探る!
今週から開催されるMお得意の直線競馬も楽しみだ。

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!


さらに週末のメニュー
・土曜日の「厳選!勝負レース!」に2年前のレース解析
・日曜日の「厳選!勝負レース」に3年前のレース解析+ワンポイントアドバイス
が掲載されます!

週末のさらなる解析はこちらから!

 

;今週から新潟開幕で楽しみですね。高配当的中連発の直線競馬もありますし。

;いよいよ梅雨も明けて、あとは突然のスコールがなければ良いよね。

;その前に回顧ですが、準勝負中心に少ない点数での的中などありましたが、勝負レースは微妙なやつが多かったですよね。大荒れになって中京記念も、予想上位6頭中5頭が5着以内を独占でしたが、本命の5番人気バリアメンテは出遅れちゃいました。

;加速に時間が掛かる好位差しタイプだから、出遅れは厳しかったよ。枠から1番人気の直後をとってマークして最後外から抜け出す形を狙ったんだけどね。中枠で出遅れちゃった場合は揉まれ弱いドゥラメンテ産駒だから、諦めて最初に一番後ろまで下げて大外に出して、途中から一気に外を捲っていけば良いんだけど、中途半端に馬群に最後入れたぶん、ギアが入るまで時間が掛かって間に合わなかったよね。乗り替わりだから、その辺の癖を理解してなかったのは仕方ないのかなぁ。

;10番人気のカテドラルを3番手評価は驚きましたが、これはどうしてですか?

;差し馬で走れそうなのは、僕の挙げた上位4頭しかいないようなレースだったよ。その中で比べると、ミスニューヨークよりはストレスないし、ハイペースで高速のS質な1800mだと、C要素が強いミスニューヨークより上なんで、3番手ということだね。

;同じ小倉巧者の差し馬だと、カデナ、ダブルシャープ、モズナガレボシもいましたが、これらを評価しなかったのは?

;小倉鮮度の差と、高速でS質な馬場なんで、マイルからじゃないと活性化が弱いんで、その辺の小倉巧者よりは有利なステップだよね。ハイペースになれば斤量もあんまり関係しないし。ファルコニアも同じマイルからだけど、外枠から勝ちに動いたぶんで仕方なかったよ。

;結局、前残り馬場で先行馬で一番評価してたベレヌスが残っちゃいましたね。当日は極端な前残り馬場でしたよね。

;中長距離は差し競馬になると決めつけてたのが失敗だったね。7R、8Rとも、中距離は完全な前残り競馬だったもんね。こうなると、そもそも先行馬で走れそうな馬はベレヌス以外、ほぼいないメンバーだから、残っちゃうよね。とにかく最近は極端なバイアスが発生するから、そのバイアスに乗ってる上位評価馬はとりあえず単勝は買った方が良いよ。人気薄ならだけど。ただペースも遅かったからね。ハイペースなら、あの競馬内容見ても、少なくとも縦目の1点目、つまり6点目では馬連が当たってたレースじゃないかな。

;恐らくハイペースなら、本命が出遅れてアウトでも、縦目で3連複も当たってたでしょう。

;当日の馬場と出遅れは事前には分からないんで、自分でコントロール出来ないことは諦めるしかないかな。

;当日のバイアスに乗っている馬から、今井さんの上位馬に流すとかなり当たるので、よくやってます。LINEで、「今日は前残り馬場だから14番が怖いね」って話してたので余計にでしたけど。先行馬で上位評価馬は、あの馬だけでしたし。

;そうなんだ。僕は馬連は買わないで負けたよ。ファルコニアとの馬連は買っといたけどね。いくら前残り馬場でも予想の本命対抗でない馬からは、気持ち的に流せないかなぁ。単勝爆弾では前残り競馬用に買ったけど、元返しにもならなかったよ。

 

▽今井雅宏の魅力満載のブログはこちらから!▽

ブログ

 

;あと勝負レースの福島8Rも、なんとも言えなかったですよね~。上位評価6頭中3頭で決まって万馬券で、3着の本命の複勝は5倍もつきましたが。

;ハイペースになりそうなメンバーだったから、どこまで前半騎手が我慢して矯められるか?が、ほとんど全てのレースだったよ。

;予想でも「矯めて乗れば」でしたが、ハイペースを前に行っちゃって、最後に差されましたよね。

;レース見れば分かるけど、言った通りに矯めて乗れば勝って馬単万馬券も3点目だったろうね。ハイペースを前に行ったのもあるけど、併せ馬にならないと気が抜けちゃうタイプなんで、前半矯めて途中から競り掛ければ良いんだけど、見えない位置から2頭にゴール前で奇襲されたんで気を抜いたところが、ちょうどゴール版だった。騎手は乗り替わりなんで、この馬の癖が分かんなかったみたいだよね。柴田に教えて貰わなかったのかな。今週は札幌開幕と福島最終週で馬場が読みにくくて、買いたいレースも少なかったよ。

;Wレース少なかったですもんね。それでもWレースは馬単2点目的中とか3連複2点目的中など、本命の馬券圏外は1頭だけですから、相変わらず狙ったレースはだいたい来ますよね。
 それでは、1週おきのまた大万馬券的中を期待して、データ分析にいきましょう!アイビスSDもありますが、データ分析的にはクイーンSの方が良いですかね。昨年は函館だったので、札幌開催の20年から見ていきましょう。勝ったのはマーメイドS8着後の11番人気レッドアネモスでした。

;札幌開催時だと、マーメイドS6着以下は、18頭中5頭が3着以内(ハンデ戦、阪神施行時)だよ。来た5頭は、前走3角3~13番手と様々。ただ3番手の馬は4角では5番手、あと11番手以降の馬は7頭中1頭しか来てない。基本的には正攻法で競馬して力尽きたタイプが良く来ているね。その13番手の馬も、2走前は中団だったよ。今回は、3角3~7番手。つまり逆ショッカー的な馬が有利ということだね。今回3角10番手以降になった馬だと、5頭とも消えている。ある程度は短縮でもついて行ける機動力があるとベターな感じだ。来た5頭の2走前は、2~9着。ただ2着の馬は準OPで、オープンだった馬は4着以下に凡走していて、蓄積疲労が少ない方がベター。2,3走前は、5頭とも1800m以下。ある程度活性化されていたわけだけど、このステップはほとんどそういう馬だったし、差し馬が来ているから余計にS質の活性化が必要だったという面もある。

;2着のビーチサンバは、ヴィクトリアM9着後の4番人気でした。ヴィクトリアM凡走馬は、二桁着順の馬が3頭登録してますね。

;ヴィクトリアM10着以下だと、15頭中3頭が3着以内だよ。来た3頭は、前走3角3~8番手だから勝ちに動いて惨敗したタイプだね。今回の脚質は、2番手1頭と、13番手1頭。つまり位置取りショック付きで極端な脚質を取った馬が来ている。巻返しステップだけに、極端な脚質、位置取りショックにはいつものように注意したいよね。2走前は、3頭とも重賞で2着と好走していて、そのストレスで前走凡走したタイプだった。4着には12着だった馬がいるけど、その馬は3走前が12番手で前走が1番手と、位置取りに躍動感があってS質を刺激していたからね。着順や位置取りなど、何かしらの形でリズムに躍動感のある方が、巻返しステップだけにプラスではある。

;3着のスカーレットカラーもヴィクトリアM15着後だったので、前年にいきましょう。



この続きは週末のメニューで!

土曜の「厳選!勝負レース」に20年、日曜の「厳選!勝負レース」内に19年分が掲載されます。
ぜひ予想と合わせてご覧ください!