今井雅宏「重賞ステップ解析」スプリンターズS

先週は日曜中京12Rが上位評価3頭の決着で3連単42,240円的中など、「Mの法則」絶好調!
今週はセントウルSとキーンランドCの2つのステップを中心に解析。
セントウルSは中京で行われている点に注意が必要だ。

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!


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;今週も狙ったレースはガンガンと当たった感じでしたね。6.5点レースは、2レースとも本命がきっちり勝って、単勝で4倍と8.4倍つきましたし、馬単3970円も当たりました。勝負レースも、知立特別で単勝9.2倍と美味しい本命が勝って馬単5220円的中など、半分のレースで馬連6点以内ですが的中しました。

;土曜の勝負レースだった長篠Sも、対抗が完全アウトの馬体重だったから、みんな絞りやすかったんじゃないかな?

;増えすぎては危ない場面で、14キロ増ですからね~。

;しかも人気薄でなくて2番人気だから、買っても押さえの押さえで良いよ。本命はC系の差しで勝った4走前と同じだから減っていてもMの馬体重論的には悪くもないけど、さすがに減りすぎだった分、断然人気に勝たれたけどね。

;他にも中京12Rで予想上位3頭が独占して3連複3960円1点目的中と、得意の高配当1点目的中もありました。

;あのレースも、3着だった本命が間隔開けたのに4キロ減で、最後に馬券対象になったレースから20キロ減だからね。結構危ないんで、対抗からも買った方が良いよ。

;ですよね~。3連単の4万馬券は18点目での的中ですが、馬体重を見ればもっと少ない買い目で当てられてますね。いつものように、馬場と馬体重で勝負するとより良いレースが、今週も続きました。ところで僕も、今週もまた6.5点レースと、勝負レースで良さそうなレースだけ買ったんで、かなり良かったんですよ(笑)。

;そういえば、日曜の9Rの時点で、「もう勝ち確定しましたよ」って嬉しそうにLINEしてきてたね。

;仕事で朝にまとめて買ったんで、もう勝負レースが当たった9Rの段階でプラス確定でした。6.5点レースは、先週も1レースだけの予想で2万馬券が1点目の的中で、今週も2レースとも本命が1着ですから、随分とお世話になってます(笑)。

;単勝8.4倍の中京6Rの方は、馬体重も良くて、「適度に湿った馬場なら理想」で稍重だから、当日の馬場と馬体重がピッタリなんで、俄然大勝負レースになったよね。案外、単勝人気もなかったし。

;みんなも単勝オッズが落ちないように、いつもお願いしている単勝の代わりの馬単総流しを実行してくれてるのかもですね(笑)。ただ、オールカマーは今井さんの本命と僕は違ったんですが、対抗だったんで僕の本命のミッキースワローから買っておいたんですが・・・。

;4キロ減もあったからね。

;やっぱりまずかったですか?LINEで「ミッキースワローが堅いと思うんで、そこから買っておきました!」ってウキウキで送ったら全くの無反応だったんで、嫌な感じはしたんですけど・・・。

;休み明けの6歳馬が馬体減りで2年前の馬体重まで減っちゃったら、Mの馬体重理論の基本として危ないよ。パドックも、硬くて良くなかった。それで1番人気なら、休み明けで馬体増えた本命のステイと、やっぱり休み明けで増えた3番手のカレンの2頭勝負で良いんじゃないかな。

;あの3連複も買ってましたよね?

;ジェネラーレも危ないから。長期休養明けの逃げ馬が馬体減りで、パドックも硬くなってた。実際、筋肉が見るからに落ちてたよ。当日の馬体重が良かったのは、1,3,7,8番の4頭だけで、本命のステイがプラス2キロなら崩れる理由もないんで、カレンとの3連複買えば、Mの馬体重論的にはとりあえず当たるんじゃないかな。ただ、3連複より状態に問題のなかったステイの馬連とか単勝で勝負したから、僕もこのレースは案外だったけどね~。

;やっぱりMの馬体重理論の通りに、ほとんどのレースが決まりますね。仕事で先に買わざるを得なかったんで、仕方なかったんですけど・・・。

;4回に1回くらい逆になるかもだけど、4回に3回は馬体重理論で合ってるんじゃないかな。人気薄とか馬場とかの当日の状況がよっぽど揃っている馬以外は、馬体重がおかしければ金額抑えるか、縦目買うか、単勝爆弾に切り替えた方が無難だよ。ただ、状態とは別にスタートした瞬間にステイフーリッシュはクレッシェンとミッキースワローには勝ったことが分かったよ。

;どうしてですか?

;2頭とも一気に加速した方が良いタイプだからね。それがいつもより前に出していって内の好位を取りに行った。これでは加速するタイミングがなくなる。先行するか、いつものように下げて捲るかするかじゃないとね。しかもこの日の中山中距離の馬場自体が、そもそも先行するか捲るか追い込むか、一気に加速しないといけない状態になっていたから、もともとがそういうタイプの馬なのに中途半端に出していったら、まず無理になる。ステイはしっかり出していったから、その2頭に勝てるのはスタートで分かるよ。ただ超スローの速報ラップが出て、それでもステイが動かなかったから、もう勝てないのもほぼ分かったけどね。超スローで切れ味勝負にしたら、当然キレ負けするから、途中から動かしていかないと駄目なんだけど。

;先週、本命にして勝ったバビットみたいな乗り方ですかね?

;非量系という意味では同じだからね。カレンは掛かって無理に抑えず先行したのが良かった。この馬は馬体重は良かったけど、パドックはいまいちで良化途上だったんだけど、力も上でしっかり先行したからね。センテリュオは矯めるだけ矯めたのが良かった。今の中山中距離は、中途半端に乗らず、どっかで一気に加速した方がとにかく有利だよ。もちろん、好位で矯めて一瞬にギアチェンジが出来るタイプだったなら、好位馬群で矯めても良いんだけどね。クレッシェンもミッキーもステイも、元々そういうタイプではないから。あれだけの超スローになると、斤量が軽くてキレもある牝馬の方が物理的に有利になるって問題もあったけど。

;あ、それから逆ショッカーのデータが更新されたんですよね?

;うん。エピファネイア、キズナ、ダンカーク、ジャスタウェイとか、10頭ちょいが追加されたよ。

;おお!それは楽しみですね~。

;エピファネイアの逆ショッカー指数は、芝だと1500mを超えないと上がってこないよ。1200mだと2点だ。短縮で逆ショッカーだとやや忙しい感じだね。2200mは6点だけど。キズナの芝は1200mから既に上がってくる。特に1200m~1800mのゾーンは逆ショッカーが決まりやすい。ジャスタウェイは精神コントロールが難しいから、逆ショッカーや短縮は満遍なく決まるけど、やや中距離がキレ負けして決まらないことも多いよ。1200m以下が5点で、長距離も5点だから、体力型のステイヤーに多い形になる。ただ、同馬の場合はステイヤーではないところが面白いけど、またその話は機会があればじっくりとだね。

;それと、突如神戸新聞杯で久しぶりに重賞で1番人気を本命でしたね。驚きました。

;中京がたぶん一番合うコースだよ、この馬。それと買いたいような人気薄が全くいなかったんだよね。相手もコントレイルの仕掛けるタイミング一つで決まるメンバーだったから。福永の気持ち次第の馬を本命にするのもなんだか悔しかったし(笑)。対抗は展開以前に馬体重でアウトだったけど。早めに抜け出せば相手は追い込み馬だし、福永が我慢してくれれば前が残るというレベルのメンバーだったよね。結局、ペースが速くなったところに、余裕でコントレイルが抜け出しちゃったから、相手は消耗戦向きの差し馬になったということだった。切れない断然人気が出てくるレースは、やっても仕方ないけどね。それだけに、他のレースでしっかり当てないと、やるレースがない週だったから大変だったよ。

;結局今週も6.5点レースと勝負レースという狙ったやつが好調でしたから、その調子であと1週も2競馬場開催ですが、的確なジャッジでお願いしますね。

;それと、秋になって天気がそろそろ安定してくれるのを期待したいよね。

;それでは、秋のGⅠ第一弾、スプリンターズSのデータ分析です。昨年はセントウルS1着後の2番人気タワーオブロンドンが勝ちました。

;ここでは昨年の秋に出した重賞データ本と少しくくりを変えて、1着馬で見てみようか。1着と2着でも、また微妙に傾向は変わってくるからね。あと、過去に中京で行われた年も入れておこう。阪神と中京でコースが変わるから、セントウルS組は傾向も少し変わってくるかもだけどね。
 中京も併せると、18頭中6頭が3着以内だよ。来た7頭は全馬前走3角7番手以内。といっても8番手以降だった馬は1頭しか出走がないから当たり前の話で、これをして追い込みが不利とも言えないけど。むしろ前走3角3番手以内だと、11頭中3頭が3着以内と率が落ちている。来た3頭は、3頭ともアイビスSDを2,3走前に使っていた。つまり、かなり速い流れの高速レースに慣れていないと、阪神の単調な流れで先行して楽に勝った馬だと危ないということだね。今年は前哨戦が中京だったから、データ傾向が多少変わるかもだけど。
 2走前は、海外1頭と1200m重賞4頭と直線競馬。国内1200m重賞で3着以内に好走していた馬だと全馬人気馬なのに、5頭中1頭が3着以内と率が落ちる。来たのは昨年の同馬だけ。この馬は4走前が1400mで、5走前が1600mだからね。1200m鮮度自体は高かった。5走前が1600m以上だったのは5頭中同馬だけだったよ。2走前が国内1200m重賞でも連を外した馬なら、蓄積ストレスが薄れるんで、9頭中4頭が3着以内と多少率が上がる(1頭降着)。ちなみに来た4頭は3走前に連対して、そのストレスで2走前に凡走した馬だった。

;2着のモズスーパーフレアは、北九州記念4着後の3番人気でした。ただ北九州記念で馬券圏外だったのは13着馬だけだったので、3着にいきましょうか。3着には、キーンランドC1着後の1番人気ダノンスマッシュが来ました。

;キーンランドCも1着馬で見てみると、札幌で行われた年は、10頭中4頭が3着以内だよ。来た馬の2走前は、準OP1頭、1200m重賞2頭、1600m1頭。2,3走前が共に1200m以下のOPだった馬は、5頭中1頭が3着以内と率が落ちる。ここでも当たり前だけど、1200mのトップクラスカテゴリーストレスは薄い方が有利だ。唯一来た馬が昨年のダノンスマッシュだけど、来たと言っても1番人気で3着だし、同馬は2走前が急に無くなった函館スプリントSで、実質的な2走前は間隔の開いた3月の高松宮記念という特殊な事情もあったからね。逆に2走前が1200m以下の重賞でも、3走前が1200m以下のOPでなかった馬なら2頭とも来ているよ。
 2走前が1200m以下の重賞でなかった馬だと3頭中1頭が来ている。来なかった2頭は人気薄なんで、このサンプル数で判断するのも微妙ではあるね。
 あと前走で3角2番手以内の馬は4頭中1頭が来ているんだけど、唯一来た馬は2走前に1200mで5番手だった。いつも短距離で先行していて、前走も先行している馬は、ストレスの心配も出てくる。





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