今井雅宏「重賞ステップ解析」セントライト記念

今週は4年連続で本命が勝っているセントライト記念!
昨年の勝ち馬バビットのステップであるラジオNIKKEI賞連対馬は抜群の成績、サトノフラッグのようにダービー二桁着順の馬も意外と悪くない。
さあ、5年連続1着なるか??

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!


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;今週は月曜に4年連続で本命が勝っているセントライト記念がありますよ。もちろん、今井さんの本命ですから、4頭とも単勝5倍以上ついてた馬でしたし、今年も期待してます!で、その前に先週ですが、それなりに美味しい配当の本命が勝ったりしましたが、全体に組み合わせがいまいちが多かったですかね。開幕で馬場が読みにくかったですか?

;それとやっぱり天候だよ。中京のダートなんか、土曜が予報と違って雨が降って超前残りなのに、日曜には午後に差し馬場になったりで、大変だった。本命は良かったけど。

;本命が7Rで単勝4倍、8Rで単勝12.4倍で勝ちましたね。ともに少頭数で結構美味しい配当でした。でも、勝った本命は2頭とも先行馬でしたよ。

;ステップが良かったから無理矢理勝ったという競馬で、相手は追い込みだったでしょう?土曜の馬場だと、100%追い込み馬は連対できない、異常な前残りバイアスだったんだ。それで、基本前残り予想に切り替えたんだけどね。

;確かに土曜はとんでもない超前残りでしたよね~。勝負レースに選んだ中京12Rなんかは、何ともショッキングでしたよ。2着の逃げ馬が残らなければ、3連複700倍近くの配当が3点目で当たってましたもん。結局逃げ馬に残られて、ワイドの29倍だけになっちゃいましたが。

;本命は、あの日は物理的に伸びない外差しを選んで3着止まりだったんだ。

;2着に逃げた馬は、「軽い馬場でスムーズに先行出来れば」ということでしたが、まさに当日は、その解説通りの軽い馬場になっちゃいましたよね。

;時計の掛かる深い馬場想定だったんだけど、雨は全く降らない予報だったのに、午前中に何故か大雨が降って、超高速前残り馬場が出現したんだよ。あの馬場なら日曜は土曜よりは雨が降る確率の高い予報になってたんで、同じような前残りの湿った馬場になると予想したら、今度は午後まで降らないで乾いちゃうしで、ついていけなかいよね。まぁ、あれで雨が降れば超前残り、降らなければ差しも決まると分かったのは今後には収穫だけど。馬場をまた中間、弄らなければね。あれだけ異常で極端なバイアスが発生すると、さすがに直してくることも結構多いから。

;とにかく、馬場と馬体重のコメントに注意ですね。

;あと想定オッズだよ。中京の最終も本命が勝って相手が66点で万馬券だったけど、2着の馬は想定オッズより倍以上も人気がなかったんだ。

;あれだと押さえた方が良いですか?想定オッズが15倍で、当日は36.2倍も単勝ついてましたね。馬体重も休み明けで増えてきて、理想ベクトルでしたか。

;休養前に連対時より減ってたんで調子を崩していた馬の休み明けだから、大幅増だけど、減るよりはもちろん良いよ。ところで今週の重賞はS君の方だったね。

;まぁ人気サイドでしたから(笑)。カレンモエは太かったですか?

;8キロ増だったけど、パドックはかなり太かったよ。太いだけなら良いけど硬かった。硬くなりやすい馬だけど、まだ暑いから大丈夫と思ってたら駄目だった。調整緩めたのかもだけど、あの硬さだと、日曜の超高速馬場だときついかもね。もう少しソフトな馬場にならないと。土曜くらい降ってソフトになれば良かったんだけど、まぁ1番人気のS君の本命が仕上がってたし、文句なく強かったということだった。京成杯のステルヴィオは差しに回って矯めた方が良い馬が先行して、集中力が切れちゃったよ。ノドの手術明けでテンション次第ではあったけど。紫苑Sとこのレースは1番人気が危なかったから当てたかったけど。

;先行馬が多い中で、コントラチェックが逃げの位置取りショックを掛けられるかというと、やってみないと分かんないですね。では今週のデータ分析ですが、月曜のセントライト記念にしましょうか。5年連続本命1着を期待して、今年もよろしくお願いします。

;確かその前は断然人気が勝った年で、どうしようもなかったんだよね。

;単勝1.4倍の1番人気ですからね~。それで昨年ですが、ラジオNIKKEI賞1着後の4番人気バビットが勝ちました。珍しくラジオNIKKEI賞、セントライト記念と連続で本命の予想でしたね。今回も人気薄だったのもあったかと思いますが、ラジオNIKKEI賞連対馬はどうなっていますか?

;8頭中6頭が3着以内だよ。中山の外回りだと、距離もコース形態もかなり違うんで、そんなにはストレスの影響は受けない。ただ来なかった馬にも2番人気の人気馬が含まれてたんで、安心までは出来ないけどね。来た馬の前走の脚質は様々だけど、今回4角7番手以降になった馬だと3頭中1頭が3着以内とやや率が落ちる。相手強化でも位置を下げすぎない、「先行馬の延長」が普通に出来る馬がベターだ。ただ唯一差して来た馬は、3角でも16番手だったから、これはどんなレースでも言えるけど、極端な脚質を取って展開に嵌まり切っちゃえば、余程の馬でもない限り好走出来るからね。来なかった2頭の2走前は、2勝クラスを差して7着と、京都外回り1800mのOP特別を差して6着。2走前差していて来た馬も多いけど、活性化には一応注意だ。ちなみにその2頭は、3走前も条件戦で差していたよ。

;2着のサトノフラッグは、ダービー11着後の1番人気でした。

;それならダービーで二桁着順だった馬で見てみようか。そうすると、26頭中11頭が3着以内だよ。前走3角5番手以内だと、12頭中7頭が3着以内。今回3角3番手以内なら4頭とも来ていて、休み明けの中山替わりでも、ある程度ついて行ける機動力があるとベターだ。2走前は、皐月賞が7頭中5頭、青葉賞が3頭中2頭来ている。青葉賞と皐月賞で来なかった馬は、そのレースの1角で10番手以降だった。2走前1角10番手以降で来たのは1頭で、その年は道悪。まとめると、体力的にタフなレースに出ていて、かつある程度活性化されている馬が休み明けで気分良く追走する形が理想になる。
 前走3角6番手以降だと、14頭中4頭が3着以内。来た4頭中3頭が今回3角6,7番手。3角10番手以降になった馬だと、6頭中1頭が3着以内と率が落ちる。唯一来た馬は4角でも13番手と死んだふりで嵌まったタイプで、ある程度ついて行けないと思い切って乗っての嵌まり待ちということだよね。あんまり行きすぎても2400mのダービーで後ろだった分、追走に負荷が掛かるから、好位で追走するタイプが無難な感じだ。ちなみに4頭とも、2走前は皐月賞だった。ただ凡走した馬も含めてほとんどが皐月賞だったんで、皐月賞が有利とも言えないけど、何かしらの活性化はされていた方が、前走追い込みだけに無難ということはあるかもだね。

;3着のガロアクリークは、ダービー6着後の2番人気でした。

;それなら今度はダービー6~9着で見てみようか。そうすると、14頭中7頭が3着以内だよ。今回3番人気以内だと、7頭中6頭が3着以内とかなり安定感がある。ただ勝ったのは逃げた1頭だけで、思い切った作戦が嵌まらないと一押しを欠きやすいけど。唯一3番人気以内で来なかった馬は、2走前が2400mの青葉賞、3走前が1勝クラス、4走前が未勝利だから、ややS質の経験値、活性化が弱かったかな。道悪の年で特殊だったのもあるかもだけど。当日4番人気以降で唯一来た馬も道悪の年だったけどね。ちなみにその馬は、前走17番手から今回6番手と、馬場悪化を利用してかなりの位置取りショックを仕掛けた馬だったよ。





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