今井雅宏「重賞ステップ解析」セントライト記念

先週はセントウルSで3連複4,120円がズバリ1点目的中!3連単は13,980円の万馬券!紫苑Sでも3連複1,970円1点目的中で週間回収率155%
今週のステップ解析は月曜に行われるセントライト記念。まずは昨年の勝ち馬アサマノイタズラのステップ、ラジオNIKKEI賞からいってみよう!

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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;中央開催になって、早速また1、2点目以内の的中祭りが始まりましたね!重賞はセントウルSで3連複4120円がズバリ1点目的中、紫苑Sも当日の人気で3連複1970円がやはりズバっと1点目的中でした。
もちろん両レースとも高配当の3連単も的中ですね。他には日曜中京12Rで単勝40倍の超人気薄が2着激走で、馬連6050円がやはりズバリ1点目的中、3連複も1点目的中で、3連単万馬券ももちろん的中でした。他にもいろいろと的中レースがありましたよ。

;今週の芝は、馬場が荒れて当日伸びる場所が限定されるような強制バイアスが発生しなかったからね。
そうなると必然的に、理詰めで1,2点目で当てやすくなるよ。強制バイアスが発生すると、当日発生したバイアスに乗ってる馬でない限り、どんな理論でどんな馬を選ぼうが走る前から既に終わってるから。フラットな馬場なら不確定要素が少ないぶん、前日予想も楽になるね。特に高配当を前日に1,2点目で当てるには、バイアスや天気予報が当日に急変する状況下では理詰めでは無理なんで運のゲームだから。
中京で予報と違って大雨があって土曜ダート短距離が内以外用なしになった以外は、天候も安定してたし、馬場もフラットな週だったね。

;それにしても、当たるときはどんな配当でも1,2点目以内が多いですよね。重賞の3連複で見ても、目黒記念の146倍も1点目でしたし、今週の41倍、19倍も1点目的中ですから、1点目をドカンと買うのが如何に重要かを実感しました。

;馬場と馬体重が当日合ってれば当たるし、合ってなければ何点買っても無理だから、理詰めなら必然的に1,2点目が多くなるよね。だから馬体重に注意しながら1,2点目を厚めに、あとは高配当とか馬体重が合ってる馬とか、当日バイアスに乗ってる馬とかに適当に流しておくのが無難だよ。

;ではセントウルSから見てください。

;これはレース前には、「終わった」と思ったよ。

;というと?

;休み明けなのにサンライズオネストが6キロ減なんだよね。しかも休養前に連続馬体減りで凡走した後の休み明けだから、普通はもう大幅減発表の段階で終わりだ。パドックも相当硬かったし。だから、縦目1点目、メイケイ-ファストの組み合わせしか、的中する方法はないだろうと思ったよ。あるいは横山典が完璧に乗って展開に嵌まり切るか。それでもギリギリだろう。
メイケイエールはちょうどよく休み明けで増えていたし、ファストフォースもようやく昨年の好調期の馬体重に増えてきて良かったしね。2頭とも前目に行くパワー型だけに、もとより馬体増はプラスだし、もうこの2頭で当てるより他にないような、1点予想をした心境だった。横山典は出遅れないで、かつ目一杯上手く乗ってギリギリの馬体だから。それで緊張してスタート見てたら、横山典が珍しく出遅れなかったんだよね(笑)。しかもロス無く乗ってる。これなら直線の捌きさえ上手くいけば、ギリギリなんとか馬体減りの体力不足をカバー出来るかも?と、期待感が出て来た。
ファストフォースはペースが速すぎたけど、馬体増で状態が上がってたから計算通り気分良く先行してたんで、横山典が捌ききれば3連複的中もあるかな?と、直線はようやく期待を持ったよ。

;そしたら上手く捌いて3連複1点目での的中で、3連単万馬券も的中でしたね。

;横山典、凄い頑張ったよ。神がかった騎乗だった。あの3頭以外の馬がみんなストレスで怪しそうで相手に恵まれたのもあったけど。ただ最終の横山典は、余計だった。

;今度は、やっぱり出遅れちゃいましたね~(笑)。でも、あれはあれで凄かったですよね。先行馬が出遅れて、上がり勝負を直線が壁になって立て直しても2着ですから、単勝40倍の走りではなかったですよ。

;出遅れて最後方に加えて前でマークしている断然人気の手応えがよくないもんだから、一緒に上がろうにも上がっていけない展開だったね。流石に無理だと思ったけど、パワー型だけに短縮で差しに回る位置取りショックはよく走るよ。

;Siyouniなんて、ほとんど聞いたことないような血統でしたが。

;短縮のハイペースは向く血統だよ。もっと上がりは掛かった方が良かったけど。休み明けの馬体増で体重も良かったし、伸びる場所が限定されていないフラットな馬場だから、余程間違えて乗らない限り、来るステップの馬で状態さえ良ければ人気薄でも来ちゃうね。

 

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;紫苑Sの方はやはり同点対抗が勝ちましたが、馬連1点目的中、3着も同点で当日人気のない方だったのでやはり1点目的中でした。

;これも当日は焦ったよ。

;馬体重ですか?14キロ増でしたね。

;休み明けでパワータイプの先行馬だから、14キロ増は特に問題ではないよ。入れ込みがかなりきつかったんだ。

;「掛かりやすいんで、好位の外々回ると危ない」みたいな解説でしたね。それで入れ込んでると確かに怖いですね。

;いつもよりさらに入れ込んでたよ。だから、「とにかくペースアップしてスローの外々回る展開にだけはならないで」と祈って見てたよ。そしたらスタートから出していったからね。「やばい、あのまま外の3番手を回ると掛かる!」と思った瞬間、そのまま逃げてくれたからホッとした。
確かに逃げる位置取りショックなら、掛かるリスクも半減するからね。内の先行馬が三浦で、主張するような騎手でもなかったのが良かった。逃げた直後に内枠で控えたら終わりのエピファネイア産駒を好位からだもん。揉まれずスローの先行なら怖いから評価しようとも思ったけど、押さえに回して正解だった。あんな騎乗するの知ってたら、一切買わないもんね~。本命とかにしてたら、ショックで倒れ込む騎乗だったよ。
いずれにしても小回り替わりで内枠にエピファネイア2騎だから、そういう意味でやりやすかったよね。断然人気が切れない上に春に減ってた馬体も戻って絶好だったから、やりにくさはあったけど。

;京成杯も人気薄本命でしたが、詰まって下がっちゃいましたね。最後はまた伸びてきましたが。

;逃げ馬が取り消してスローになったところを、出遅れて詰まって下がってと、最悪だったよね。追い込み馬では最先着で最後も伸びてたように、スタート決めるか、スローを詰まって下がらなければ上位だろし、予想としてはどうしようもないかなぁ。自信はあっただけに残念だけど。いずれにしてもミッキーブリランテの大捲りは読めないから、諦めは付くよ。
あのスローで差し馬では、早めに捲らない限り100%無理なわけだけど、スローが読めたところで、どの騎手が捲る気になるか分からないから。スローだと騎手が好きなように乗れるんで、不確定要素が増えるという、典型的なレースだよね。そもそも逃げ馬が除外になることも分かりっこないんだけど。
ああいう流れでもJRA出身の若手~中堅の追い込み馬だと、動かないで終わりを待つだけというケースが多いんで、そこまで読んで「スローになって、乗替わりの岩田以外は捲らないメンバーだぞ!」と狙ったのなら凄いけど。そのままいつもの騎乗なら惨敗している流れで、岩田の捲る気分が読めなければ当てられない、理詰めでは困難なレースだった。デムーロの乗替わりなら「急に捲るかも」っていう予想もしやすいけどね。

;他にもいろいろ当たりましたが、対抗の単勝8.6倍が勝って縦目で当たった日曜中山6Rがあったでしょう?

;「絞れた方が良い」の本命が8キロ増で、同じ叩き2戦目で絞れた対抗の方が勝ったレースだよね。

;あれも馬体重で縦目と言わず、買いやすかったですよね。

;あと土曜に芝からダートの本命が連続で連対したでしょう。そろそろまた芝からダートが走り始めるシーズンだよ。

;今年の冬場は、芝からダートのショックで当てまくってましたもんね。楽しみにしています。それではデータ分析はセントライト記念です。昨年は、ラジオNIKKEI賞12着後の9番人気アサマノイタズラが勝ちました。

;ラジオNIKKEI賞6着以下は、11頭中2頭が3着以内だよ。
来た2頭は、前走5番人気12着、1番人気6着と大きく人気を裏切って全く疲れのない馬だった。前走6番人気以内だと、7頭中2頭が来ているよ。
来た馬の前走は、3角5番手と11番手。11番手の馬は4角では14番手で、やっぱり極端な脚質が嵌まらなかったタイプや位置取りショックをしてきそうな馬には注意。5番手で来た馬は前走1番人気だったし。前走1番人気の馬なら2頭中1頭が来ていて、来たと言っても3番人気3着で激走でもなかったからね。
2走前は、皐月賞16着とOP特別1着。着順にリズム、躍動感があった方が面白いかもだね。あと前走11番手だった馬、つまりアサマノイタズラだけど、2走前は皐月賞で4番手だから、前走後方でも活性化は十分されていたよ。

;2着のソーヴァリアントは、2000mの2勝クラス1着後でした。

;2000mの2勝クラス勝ち馬は、10頭中5頭が3着以内だ。
来た馬は、前走1番人気で激走でなかったタイプ。このタイプだと8頭中5頭が来ている。ただ2頭を除けばみんな前走1番人気だったから、確率的には当たり前で、あまり意味のあるデータでもないかな。激走過ぎない方が良いのはあるだろうけど。前走の位置取りは、3角3番手以内が4頭と、4角でも14番手が1頭。これもいつものパターンで、鮮度のあるステップの場合はストレスの心配はないんで、極端な脚質の方がリズムが出て良いのはあるよね。ただ今回に関しては全馬4角では7番手以内で、ある程度ついていこうと思えばついていける機動力はあった方が良いだろう。
2走前は、1勝クラス2頭、2勝クラス2頭、重賞1頭で、特に傾向はない。一応全馬4番人気以内に支持されて、重賞以外だと5着以内に走っていた。重賞の馬もラジオNIKKEI賞で2番人気6着だったよ。3走前は、重賞を除くと3頭とも連対していた。あと、3走前が6月上旬以前だった馬は7頭中5頭が来ていて、蓄積疲労の少ない馬にも注意かもね。

;3着はホープフルS2着からの休み明けオーソクレースが来ましたが、これだけ長期休養開けの登録はないので前年にいきましょう。



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