今井雅宏「重賞ステップ解析」セントライト記念

先週はセントウルSで3万馬券!2番人気2着のアグリを本命、14番人気1着のテイエムスパーダを4番手と高評価し、馬連34,820円的中!
また紫苑Sでも◎モリアーナの追い込みが鮮やかに決まって馬単2,780円的中と重賞が絶好調!
今週は本命が近6年で5勝という、相性抜群のセントライト記念を解析だ!


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重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!


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◆馬券の買い方について
今井雅宏の予想には買い目の掲載がないため、
競馬予想GPでは今井雅宏推奨の馬券の買い方(馬連6点、馬単6点、3連複6点、3連単21点)に則って的中判定、回収率の計算を行っており、
それに基づいた的中を的中情報として取り上げています。

 

;今週も鮮やかでした!先週に続いて3点目以内での300倍的中がありましたよ。セントウルSで馬連34820円がズバッと3点目での的中です。
重賞では他に紫苑Sで馬単2780円が的中ですね。69点同点の2頭で2着馬の方が当日人気がなかったので、「同点は当日人気の無い方が期待値から上位評価」の買い目ルールですから、これは1点目での的中になります。

;珍しく「同点は当日人気のない方上位ルール」で、僕の思ってた表記順よりも良かったパターンだね(笑)。春には重賞で万馬券を当てたつもりが当日同点馬の中で急に人気になったぶん、ルール上は外れになったレースもあったよね~。まぁ1点目も2点目もそんなに変わらないけど、理想としている3点目以内できっちり当たったのは何よりだったね。

;他にも勝負レースの汐留Sで単勝7倍が勝ったりと、本命がいろいろ走って単勝も余裕のプラスでした。

;日曜7Rも単勝11.8倍の本命が勝ったし、比較的美味しい馬も走ったよね。ただ本命が来ると相手が来なかったり、組み合わせの悪いレースが多くて不完全燃焼ではあったね。

;それでは回顧ですが、348倍を当てたセントウルSからお願いします。やっぱりハイペースの1200mは相変わらず凄い精度ですね。前週日曜は3戦とも高配当3点目以内的中でしたし、やはり今回も68点で一番人気なかったので3点目での万馬券でした。本命は阪急杯でも本命だったアグリでしたね。

;1200m鮮度がまだ高いし、海外凡走後でフレッシュだからね。阪神1200m中枠適性も高い。あとは海外帰りで調整がどうかだけで、「3走前くらいなら」という解説だったよ。

;492キロで4キロ及びませんでした。

;プラス体重だったからね。いつも解説している通り重要なのはベクトルであって、プラスなら一応合格だよね。ただ少し寂しく写って、若干春より筋肉は落ちていた。その辺は休み明けで鍛えきれてなかったのか、暑かったのか。でも春が良すぎただけで普通に走れる状態だから、とりあえずホッとしたよ。

;11番手の位置取りショックはどうですか?

;土曜で味を占めたのか、まぁひと言でいえばやり過ぎだよね(笑)。馬場を考えればそこまで速い流れでもないし、このメンバーでこの馬のパワーなら仕掛ければ楽に好位が取れたはずだから。ただ直線の捌きは上手かったし、ノリを本命にしている以上、ある程度位置取りショックは覚悟しているんで範疇ではあった。
あの位置取りでも、もう0.2秒くらい前半が速いか前が競れば勝ってるから、紙一重で悪い選択でもない。ただこのメンバーでもう0.2秒前半が速くなるとはちょっと思えなかったし、だからこそ先行力もあるアグリを選んだわけだけど。

;単勝万馬券テイエムを68点はビビりました。僕は思いつかなかったです。

;なんでこんなに人気なかったのか、よく分かんないよね。
逃げ馬が逃げなかった割にここ2走の内容は悪くないし、ジャングロのダッシュ力はテイエムスパーダより劣るし、武豊と冨田の性格を考えても、あとテイエムが逃げないで凡走続きの点からも、ここはテイエムが無理にでも主張するだろうし武は無理には主張しないのは間違いないから、かなりの確率でハナは切れる。
前走のテンより今回の方がペースダウンするのはメンバーとコース的に確実だから道中追走が前走より楽に感じるし、ほぼ一年ぶりの逃げの位置取りショックで馬はかなり気分良く走れるんで、Mの心身状態的には相当有利だ。

;僕には近走が終わっているように見えて。

;2走前は休み明けの2番手、前走は前半32.9秒で逃げ馬が逃げなければ0.9秒差は不調の範疇じゃない。3走前は1800mだし、4走前は出遅れ。1800mで1200m鮮度も担保しているね。ここ2走から春先の疲れによるダッシュ不足は解消されているのも分かるから出遅れの可能性は低い。
その前の凡走もM的な視点で見れば当然で、逃げた昨年の北九州記念はレコード後のストレスで凡走は当たり前だし、スプリンターズSはGⅠで32.7秒の逃げでまだ疲れを引きずっていての関東初遠征だから仕方ない。凡走続きで疲れのない今回は逃げさえすれば高いパフォーマンスを出せるのは戦績から容易に想像出来る。
ということで、新聞を見たときはMの直感として凄くよく見えたけど、陣営のコメントで萎えて68点にしちゃった。「坂があるし、ハンデ戦でないからここは厳しい」って話だよね。このコメント、全部間違ってるよ。
阪神1200mは2戦1勝で、負けたレースは重賞で逃げられないで6着、CBC賞勝ち後の中で一番良いパフォーマンスだった。阪神のコース形態がスピードに乗りやすいんだ。高速馬場なら阪神がマイナスになるのはちょっと考えられない戦績だよね。
ハンデ戦云々はさらに変な話で、同馬は実績馬でハンデ戦だと55キロ。別定の55キロと同じで、ハンデ戦だともっと軽い牝馬が多くなるから相対的に不利になる。全部言ってることが逆で間違っている上に、そこから陣営が導き出した結論が超弱気なのがナゾなんだ。
こういうときは、言外になにか中間、夏バテで体調が相当悪いとかアクシデントとか表面に出ないマイナス要素があって弱気なんだけど、それを言うわけにもいかないんで他の理由を適当につけているケースが多い。あるいは単純に陣営の認識が間違っているだけか。そこがちょっと分からない。そういう目線で見ると調教もパッとしない気がしてくるし、雨が降るかもの予報も気になってくる。
そんなことにスーッとやる気を削がれて68点で3点目的中になっちゃったわけで、この年になってもくだらない話で混乱させられちゃうわけだから甘かった。

;そんな話もあったんですね。あと紫苑Sは4番人気モリアーナ本命で馬単1点目的中ですが直ぐでした?

;最初は10番人気ミタマも思ったけど、案外台風が直ぐ過ぎそうなんで活性化不足で間に合わないかもということでモリアーナにしたよ。

;延長のL系エピファネイアですね。

;前走NHKマイルCでハイペースを強気に早めに動いたんだ。その後の延長だから、L系の内枠で揉まれても気分良く追走出来る。先週の10番人気インプレスと全く同じ量系の狙い方だよね。

;なるほど~。前走の記憶って、どのくらい有効ですか?結構時間が経ってますけど。

;半年が目安だけど、途中でレースを挟めば挟むほど薄れる。だから休み明けの場合は間隔以上に記憶は残るよ。あと象徴的な記憶は心身に深く長く刻まれる。例えば前回の牡馬混合GⅠのハイペースを内で揉まれた経験みたいなのは強く体に残るね。

;この間のnoteで詳しく書いていましたもんね。NHKマイルCの横山典は追い込みに回れば面白かったって。それを読んだのか(笑)、思い切った追い込みの位置取りショックでした。あれは正解ですか?

;勝ったんで正解だろうね。実際、好位に行って勝ったかは、やってないから分からない。このレースは馬場設定がピタリと当たったでしょう?

;ええ。「台風一過で乾いてきての稍重」という想定予想で、まさにその通りでした。ですから1点目で当たったわけですよね?

;馬体重も休み明けでプラス4キロと理想的だし、こういう馬場と馬体重が合ってるレースで目一杯勝負が、いつも言うけど基本戦略だよ。そもそもの設定が違ってるのに闇雲に絞っても当たらないから(笑)。ただ、実は微妙に違ったんだ。

;どこがですか?

;思った以上に乾いたんだよね。3歳牝馬が中山2000mであの時計は速い。だから横山典の乗り方は正解なんだ。
湿って少し重めの馬場なら大幅延長のL系が強気に内から追走しても我慢出来る。ただ高速馬場の速い流れを追走するにはやや活性化が弱いんだよね。まさにNHKマイルCを前にした彼女の状態と今回は、S質の必要量としてはほぼ同じと考えて良くなった。だからあの位置取りショックはそのまま正解になる。あれだけの速い馬場での速い流れは想定してなかったからね。今回に関しては仮に僕の言った通り好位で乗って勝ったかは微妙で、お父さんの勝ちだったよ。まぁセントウルSの方は僕の言った通りに乗ってれば勝ってるから1勝1敗だけど。
ただ、セントウルSでもう少し前に行って勝って貰った方が配当は凄いから、馬単27倍なんかセコい方ではなく、セントウルSで正解で乗って高額馬単をプレゼントして欲しかったけど(笑)。
それにしてもまさか令和にもなってお父さんを重賞で連続本命にする日が来るとは思わなかったよ。横山和だったらどう乗ったかだけどね。それと、ここ2週の6重賞で本命が来なかったのは京成杯のトーセンローリエだけだっんだ。

;そういえば重賞の本命は6戦して4連対、3着も1頭で、その3着馬も10番人気ですから破壊的ですよね。

;そのトーセンローリエだけど、パドックで酷く入れ込んでの大幅減だったんだよ。

;確かに、「テンション上がりやすいので、入れ込み発汗注意」のコメントでした。当日はやばいくらいに入れ込んでましたね。

;輸送に想像以上に敏感だね。とにかく馬場と馬体重に注意してレースを選択して絞って買うということだったよ。
;今週もいつも言ってる通りの結末でしたね。セントウルSも、レースのポイントでテイエムが「高速馬場得意で」で、高速馬場でした。

;セントウルSで高速馬場のプラスに言及しているのは2頭だけで、同じ68点のブドンドールは「雨降ればベター」で結局降らなかったから、当日の天候から余計にあの300倍は勝負馬券になったよね。前日では2時から少し降り始めるかもという実に微妙な予報だったんで、その辺の天気は運頼みになる。雨雲とか自分でコントロール出来ないことはあまり考えても仕方ないけど。
それと、北九州記念を覚えている?

 

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;今井さんの本命だった9番人気ストーンリッジが3着で1点目でもワイドの的中になっちゃったやつですね。

;ジャスパークローネの単騎逃げにやられたんだ。あのとき、なんで今村は楽に逃がしちゃうんだって話したでしょう?

;他の先行馬があの高速馬場で追いかけないのはおかしいという話で、特にテイエムは逃げなければ無理なのに逃げないようでは駄目って話でした。

;CBC賞も8番人気の本命サンキューユウガが、ジャスパークローネに楽逃げされて2着だったんだ。

;連続で逃げ馬に残られて、今井さんの超人気薄の本命が2頭とも勝ち切れなかったんですよね。ようやくジャスパーの呪いが解けて300倍でリベンジでしたね(笑)。

;あのとき話したように、テイエムスパーダの北九州記念は無理にでも行かないと駄目なレースだった。まぁ行っても駄目なステップだからここ2走は評価しなかったわけだけど、控えたら余計に駄目だよ。
最近の騎手は2,3番手で崩れなければ上手く乗ったと思うようになってるから。綺麗に乗ろうとしては駄目で、行くときは行かないと。さすがに2戦連続で2番手で勝てなかったわけだから、ここは何が何でもハナを主張するだろうという読みだったわけだ。
富田と言えば、6月の芝2600mで対抗のサトノミスチーフが勝ったのを覚えている?

;単勝60倍の超人気薄で対抗に抜擢して3連複の万馬券を当てたやつですよね。

;今回と同じで当日の配当から単勝爆弾で単勝も買ってたんだけど、途中の仕掛けがかなりタフな前に行く位置取りショックをしたんだよね。あれ見て凄いファイトだなって感心して、こういうS質なタイミングが来たらまた狙おうと思ったのもあったんだ。あれはダートから芝で、消耗戦に持ち込まないと意味がなかったから。
ただ最近は坂井とか団野とか、若手有望株に積極的な騎手が一頃より増えたのは良い傾向だよね。ハイペースが増えればレース摩擦が増えて、万馬券が2,3点目以内で当てやすくなるから。結局、セントウルSも逃げと差し決着で、フラットな馬場でのハイペースだったわけだし。

;先週話してた理詰めで万馬券が当てられるパターンですね。

;先週の300倍1点目で3連単15万馬券も、3連単600倍も、小倉2歳Sの万馬券も、そして今週の紫苑SとセントウルSも、全てフラットな馬場でのハイペースだから。そういうレースなら万馬券でも何でも、2,3点目以内で当てられるということだね。まぁそもそも僕自身がハイペース想定で予想してないと外れちゃうけど。

;あとは馬場と馬体重が合ってるレースですね。

;日曜勝負レースの阪神10Rも、取消があったから馬連50倍が買い目ルール上は5点目で当たったわけだけど、あれは「絞れて欲しい」が大幅増のぶん勝てなかった。

;団野ですね(笑)。でも、今井さんが言ったように差しに回る位置取りショックを仕掛けて2着には来ましたね。

;陣営が差しに回るとコメントしてたから、さすがに騎手も位置取りショックを掛けるよね。これは陣営と位置取りショックを共有している、一番期待値の高いパターンだ。さすがに逆ベクトルの大幅増ではキレ負けしたけど。

;それではセントライト記念のデータ分析です。実に近6年で5頭本命が勝っているという、恐怖の精度を見せているレースですよ(笑)。
もちろん今井さんですから、5頭とも単勝オッズ5倍以上をつけて勝ってますんで今年も期待してます。

 昨年は1勝クラス1着後の3番人気ガイアフォースが勝ちました。この馬が本命だったわけですが、1勝クラス連対馬は2400mからが登録してます。

;芝2200m以上の1勝クラス連対馬は25頭中2頭が3着以内。来たのは前走2番人気で、前走2番人気以内だと16頭中3頭が4着以内になる。
前走は2頭とも3角4番手だから正攻法で競馬をしたタイプだね。あわやの4着馬は2番手だった。何れにしても下級条件の長距離という活性化の弱い条件だけに何かしらの方法でS質を刺激した方が良い。今回は、3角2番手と14番手。一気の相手強化だけに極端な脚質、流れの外から競馬するタイプは怖い。大胆な位置取りショックがあれば余計にね。
2走前は、1勝クラスと青葉賞で9、6着。あわやの4着馬は未勝利戦。つまり蓄積疲労の少ない馬に注意だ。あと1勝クラスの馬は4走前がOP特別。タフなレース経験がどこかであれば理想だよね。逆にあわやの4着馬は5走前が新馬戦。タフな経験か逆に鮮度か、何れかがあると良いのは格上挑戦では特に多いパターンになるよ。

;2着アスクビクターモアは、ダービー3着後の1番人気でした。ダービー好走馬は2着馬の登録がありますね。

;ダービー2,3着馬は、6頭中3頭が3着以内。来た3頭は前走3角2~8番手だから取り立てた特徴はない。今回も3角3~9番手と特徴はない。ただ今回4角4番手以内になった馬だと4頭とも4着以内には好走していて、ある程度自力で動ける機動力はあった方がベターだ。
2走前は、皐月賞2頭と青葉賞1頭。3走前は、弥生賞2頭と共同通信杯だから、ある程度王道のステップだった。

;3着ローシャムパークは1勝クラス連対馬なので前年にいきましょう。

 

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土曜の「厳選!勝負レース」に21年、日曜の「厳選!勝負レース」内に20年分が掲載されます。
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◎馬券の買い方について
馬連 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
馬単 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
3連複順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-2位-4位 (3)1位-3位-4位 (4)1位-2位-5位 (5)2位-3位-4位 (6)1位-2位-6位
3連単順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-3位-2位 (3)1位-2位-4位 (4)1位-3位-4位 (5)2位-1位-3位 (6)3位-1位-2位 (7)1位-4位-2位 (8)1位-4位-3位 (9)2位-1位-4位 (10)3位-1位-4位
(11)2位-3位-1位 (12)2位-3位-4位 (13)1位-2位-5位 (14)1位-2位-6位 (15)2位-1位-5位 (16)2位-1位-6位 (17)1位-3位-5位 (18)3位-2位-1位 (19)2位-4位-1位 (20)2位-5位-1位 (21)1位-5位-2位

買い目の順番。同点の場合は当日人気がない方が上位評価になる。
上位組み合わせから購入金額を徐々に落として買うか、それが大変な場合は点数を絞って買った方が良いが、高配当や馬体重、馬場が想定と合っている組み合わせは押さえておきたい。
3連単に関しては人気サイドに有利な馬券なので、人気馬が上位に入っているときは点数を広げて買っても良い。