今井雅宏「重賞ステップ解析」天皇賞(春)

先週は土曜日に「厳選!勝負レース」が東京9Rで3連単30,240円の3万馬券、福島牝馬Sで馬連3,560円、馬単6,940円などパーフェクト的中!
日曜日は「厳選!勝負レース」の福島7Rで馬単6,660円2点目的中!「準勝負レース」のフローラSでは9番人気本命で複勝610円ゲットと絶好調!
そして迎えた春の盾も「Mの法則」で徹底解析!

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!


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;勝負レース、今週もまた凄かったですね~。土曜は、重賞の福島牝馬Sを6点目で馬単6940円的中、飯盛山特別は馬単2140円的中、新緑賞は3連複4830円をズバリ1点目的中で3連単3万馬券も的中と、3レースとも何かしらの馬券的中で、パーフェクトでした。日曜勝負レースの方は、福島7Rで馬単6660円2点目的中、マイラーズC2着など、3レースとも本命が3着以内に好走しました。
 
;勝負レースで、理想としている2点目以内の高配当的中が、土日ともあったのは良かったね。重賞は、それこそいろいろあったけど・・・。

;フローラSで人気薄の本命が惜しくも3着で複勝6倍ついたりとか、まさにいろいろでしたね~。個人的には永島さんの7Rにやられちゃいましたが、まず福島牝馬Sから回顧してください。対抗の3番人気アナザーリリックが勝って、2着に3番手の6番人気クリノプレミアムで、縦目の6点目での69倍的中でした。このレースは、久しぶりに単勝多点買いの「単勝爆弾」指令が、レースのポイントで出ましたよ(笑)。

;そうだね。1,2番人気が危ないレース、少なくとも勝つ可能性が極めて低いレースだから、単勝爆弾だ。アナザーリリックが6.9倍と、案外当日人気になったのは残念だけど。

;本命の8番人気ホウオウエミーズが、「大幅増減注意」で8キロ減で、いつもの馬体重理論通り、やはりこの縦目でガツンと勝負した方が良いですか?今井さんもかなり買ってたみたいですが。

;ホウオウは解説で懸念した、大幅減での反動が出ちゃったね。2走前に惨敗したときと同じ馬体重に戻ったから、前走太めだったアナザーリリックの6キロ減の方が、当日は確かに良い。ただホウオウエミーズも8番人気と人気薄だし、入れ込みはそこまででもなかったから、あの人気ならホウオウからもしっかり買った方が良いよ。まぁそれより、解説で書いたとおり、福島のバイアスが極端だから、馬単とか馬連を絞って買うより、まさに単勝爆弾レースだけど。

;前の単勝爆弾指令の重賞は、確か京都記念でしたよね。アフリカンゴールドが勝って単勝51倍は美味しかったです。あのときほどではないですが、やっぱり単勝爆弾は破壊的ですよね(笑)。
;人気馬が崩れないまでも勝てそうになくて、展開とか当日の馬場が読めないときは、条件が揃えば勝てる人気薄の単勝多点買い、すなわち単勝爆弾が良いよ。

;それとこのレース、アナザーリリックは、「一端下げて、外に出せば」みたいなレースのポイントでしたが、本当に内枠からわざわざ一端下げて、大外に出したら完勝でした。言ったとおり乗ると、いつも勝っちゃいますよね・・・。

;2着馬の場合はC系だから、外回す必要ないけど、アナザーリリックは枠なりに内を回ったら凡走しているよ。L系のリオンディーズ産駒だからね。僕の指定通りに、一回下げて、大外に出したから勝ったけど。その位置取りを騎手が理解しているかが全てで、理解してないで枠なりに競馬すると惨敗する馬なんで、リスクを取らないで、より人気もなかったホウオウエミーズ本命にしたんだ。その辺りの落とし所は難しかったよね。

;だからこその単勝爆弾指令でもあったわけですね。あとマイラーズCは、本命のホウオウアマゾンが2着で、66点のソウルラッシュが勝ちました。これも予想で、「天気予報読みにくく、絞りにくい」で、ソウルラッシュは「高速馬場?でかなり降れば理想に」で、当日はかなり降って時計が掛かる馬場でしたから、予想を見たらしっかりと買えますよね。

;軽い降雨で、今の馬場なら高速道悪と思ったけど、まさかあんなに降るとは聞いてないよね。ソウルラッシュは、鮮度は高いけど、単純に高速経験がなくて、外枠の差しだから高速決着で間に合うかどうかが全てだったけど、時計の掛かる馬場で挙げ句にハイペースになったから、当日、彼の問題は全て綺麗に解決しちゃったね。

;「天気予報が読めないので絞りにくい」という解説で、大雨ですから、この組み合わせを押さえた人は多かったかと思います。1番人気を本命にはびっくりしましたが。

;前日は3番人気くらいだったけど。雨で人気になっちゃったよね。雨ならソウルラッシュも人気になって良さそうだけど、案外そうならないところが、オッズの面白さだ。みんなが知ってる馬の方が、ああいうときは人気になりやすい。

;いつものように、馬体重と馬場で絞って買う、典型的な結末でした。

;ホウオウアマゾンは、雨降って、馬体重も合ってたから、思う存分、ガツンと勝負のレースで良いよ。結果2着だけど、展開と馬場の綾で仕方ないし、連は確保したしね。

;あと、フローラSですね。9番人気単勝33倍の人気薄だったシンシアウィッシュ本命でしたが、ハナ差3着でした。複勝でも6.1倍付いたのは美味しかったですが。

;これは遊び程度で良いよ。当日減らない方が良い馬が4キロ減で、ビックリするほどの大雨だったし、準勝負レースだしね。単勝33倍の人気薄だから、遊びでちょっと買うくらいが正解かな。
;僕は馬体も減ってたし、大外の追い込みは間に合いそうにないくらい降り続けてましたから、来ないと軽視しましたけど、あわやの3着は驚きました。何が良かったんですか?

;前走条件戦で負けて、格上挑戦で鮮度あって、差しに回れば位置取りショックだ。新馬で高速道悪の速い上がりで勝ってて強かったから、軽い降雨で、恐らく開幕で高速馬場だろうから、ちょうど良いという判断もあった。土曜は外の差しも決まってたしね。あとキズナ産駒で、配合的にも延長で外枠の体力勝負はピッタリ。ただ、パッと見は切ってたよ(笑)。

;どうしてですか?

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;いや、単純に開幕で大外の差しは間に合わないかな?というのと、前走で馬体減って間隔も詰まってたから、また馬体減ってきたら危ないんで、わざわざ評価することもないと思って。ただ見ていくと、本命にしたい馬がいないんだよね。で、よく考えると、案外このレースは、外枠の差しも間に合うケースが多い。外は駄目なときも多いけど、そういうときは極端なバイアスが発生したときで、土曜を見ると、大外の差しも長距離ならありそうだったから。馬体の問題は、3歳のこの時期の牝馬は、細い状態でも長距離の場合、1レースくらい我慢することも案外多いんだよ。例えばオークスとか。ということで、全くの人気薄だし、本命にしたんだ。結局、どんどん降って、大外回っての追い込みは無理な馬場になっちゃったけどね。しかも、4キロ減で細いしで、結局パッと見で切った、危ない2つの要素、つまり枠と馬体重の問題が綺麗に揃っちゃった。熟考に熟考を重ねて選んだ馬だけど、当日の状況で全てがパーになる、まぁそれが競馬だから仕方ないけど。

;その馬場状況で馬体減りの大外でも、3着に激走したのはどうしてですか?

;午前中の雨程度なら、僕が前日に計算した通りの馬場状態で、外差しが利いたんで、かなり面白かったけどね。あれだけあの後に降り続けて、大外から直線一気は、2000mの3歳戦では物理的に間に合わない。少頭数で道中タイトに回れば、外差しでも間に合うけど、15頭立ての大外枠の追い込みは無理だ。それを察知したのか、単にいつもの好きな戦法なのか分からないけど、スタートでデムーロが捲ったからね。大外の不利はある程度相殺出来た。キズナ産駒としては、揉まれず、パワーを活かす、あの馬場の外枠で考えられ得る、最も完璧で、素晴らしい騎乗だったね。ただ、外から捲って先頭に立ったときにバランス崩して大外によれちゃったのと、内伸び馬場で1,2着馬に上手くロス無く乗られたぶん、最後に体力の残量で敵わなかった。大外の差しが伸びる普通の軽い雨で、追い込みに徹していたら、あれで接戦の3着なら面白かったよ。結果、最大のストロングポイントになるはずの、差しに回る位置取りショックが封殺された馬場になったけど、あんなに雨が降るとは、ちょっと天気予報からは想像出来ない。前日に出来ることとしては、あそこまでが精一杯かな。天候が不安定なときは、マイラーズCみたいに細かく走れる条件を、準勝負レースでも時間があれば、各馬書いておいた方が良いかもね。馬場によって,当然走れる馬は違ってくるわけだから。ただ、相手の判断は甘かった。長くなるから、その話はまたいつか機会があれば。

;それと勝負レースの福島7R、永島さん本命で勝って驚きました。「縦長の3番手くらいなら」で、本当に縦長の4番手で勝ちましたよね。言ったとおりに乗ると来るということですが、今までずっと2番手以内でしか連対したことのない逃げ馬が、「3番手くらいなら」という解説はどうしてですか?
;5走前に内枠から差して4着の内容が良かったんだ。あれなら、短縮ハイペースで外枠ひいて、揉まれず自然に3番手の位置取りショックなら勝てる。だから、「まなちゃん、引いて!」って、スタートで念じてたら、なんとか逃げ争いからひいてくれたんで、勝ったと思ったよ。あのまま無理に主張したら凡走してた。ダッシュ力が内の先行馬ほど強くないんで、何もしないで自然につかまっているとハイペース縦長の3番手になる、Mで最も有効な「自然な無理のない位置取りショック」が掛かる、その狙い通りに彼女が乗ってくれたんだよ。

;あれ見ると、Mの位置取りショックを知ってれば、騎手も今から2,3割は勝率上がっちゃいますよね~(笑)。永島さんの2勝目も決まっちゃいましたから。

;2着馬が「馬体増えれば」で増えていたから、あの60倍は勝負だった。対抗の人気馬が、理想馬体重より10キロ減ってたしね。

;今週も、当日の馬体重と馬場でレースを選択ですね。それでは、天皇賞春のデータ分析です。今年は阪神で行われるので、昨年しかデータはないんで、データ分析は参考になると思いますが、よろしくお願いします。昨年は、日経賞3着後の3番人気ワールドプレミアムが勝ちました。

;日経賞3~5着は、26頭中3頭が3着以内だよ。率は低いけど、当日3番人気以内は昨年のワールドプレミアムだけで、実際に来たわけだから、注意は必要だ。来た3頭の前走は、3角3~5番手と、正攻法で勝ちに動いて力尽きた馬だった。今回の位置取りは、3角3~7番手。今回8番手以内になった馬なら、16頭中5頭が4着以内には好走している。機動力があるとベターな感じだ。2走前は有馬記念、宝塚記念、AJCCで、4~8着。最先着の4着馬は前年春の宝塚記念で、今年のAJCCだった馬は8着。つまり蓄積疲労のないタイプになる。体力的にタフな競馬を経験しつつ、蓄積疲労がないタイプには要注意だ。

;2着のディープボンドは、阪神大賞典1着後の1番人気でした。

;阪神大賞典連対馬は、41頭中16頭が3着以内。数が多いんで、前走の位置取りでとりあえず分けると、

;今回の登録馬は、3番手と6番手ですよ。

;それならまず前走2~4番手くらいで見てみようか。そうすると、19頭中9頭が3着以内。9頭は前走4番人気以内で、このタイプだと、15頭中9頭が3着以内だね。2走前は、有馬記念連対から、中山金杯14着まで様々。ただ有馬記念だった馬は全て当日3番人気以内にも関わらず、5頭中4頭が消えて、唯一来た馬は有馬記念を1番人気2着だった。長距離のトップクラスカテゴリーストレスがきつすぎると怖い。逆に2走前に有馬記念以外のOPで3番人気以内だと、10頭中7頭が来ている。これで来なかった3頭は、当日、3角14番手以降になった。弱い相手や単調な相手と戦って、本番のペース激化で前走のように追走するのが難しくなるようなタイプは危うさもある。
 さっきと重複するけど今度は阪神大賞典で3角3~8番手くらいで見てみると、25頭中12頭が3着以内だ。このタイプで前走3番人気以内だと、18頭中12頭が3着以内だね。このタイプでも、今回1角13番手以降だと4頭中3頭が消えている。相手強化で追走に余裕が無いタイプは危ない。

;3着のカレンブーケドールは、日経賞2着後の4番人気でした。

;日経賞連対馬は、37頭中13頭が3着以内だよ。数が多いから位置取りで分けると、前走3角5番手以内だと、19頭中5頭が3着以内。来た5頭中4頭が前走1番人気で、このタイプだと、6頭中4頭が来ている。これで来なかった2頭は、2走前も菊花賞と有馬記念で連対していた。2走前もGⅠで連対していた馬だと3頭中2頭が消えて、蓄積ストレスには注意。来た5頭の前走は、3角4,5番手と正攻法だった。今回は2~7番手。まぁ今回逃げた馬の例がないのもあるのかもだけどね。

;登録馬は、逃げだったので、前年にいきましょう。



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