今井雅宏「重賞ステップ解析」京成杯AH

昨年は安田記念→中京記念のバウンド短縮だったカテドラルが勝利。
今年も中京記念組が人気の中心だが、昨年と今年は小倉開催だったため、中京で行われていた例年とは違ったアプローチが必要になりそうだ。

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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;今週から秋競馬がいよいよ開幕ですね。

;ローカルの後半は、馬場が荒れて当日の伸びるところで決まるギャンブルだったからね。特に最近はその傾向が強いんで、やっぱり中央開催の方が芝はやりやすいよ。

;先週は全体的に微妙なやつが多かったですよね。日曜勝負レースでは重賞以外両方的中して、最終も的中で締めたのは良かったですが。

;準勝負レースも両津湾特別で単勝22倍の人気薄本命が勝ったけど、相手も人気薄で印が回り切らなかっしね。西日本スポーツ杯も1位、3位、5位の組み合わせで決着して3連複466倍付いたりとかだから、微妙な感じだったね。

;お陰で僕はあの400倍獲りましたよ。本命が「馬場乾いて」で乾いてましたし、馬体重もちょうど良かったですから、3連複流しました。やっぱり馬場と馬体重が合ってるレースで勝負に限りますね。相手2頭もちょうど良い馬体重でしたし。

;馬体重だと、勝負レースの札幌8Rとかもそうだったよ。

;6点目で3連複84倍が当たったレースですね。本命が20キロ増だったので、あの縦目は6点目と言わず、かなり勝負しやすかったです。

;絞れるのが理想ベクトルの馬が20キロ増は厳しかったよ。パドックでもぶくぶくだったもんね。一回馬群に飲み込まれてから差し返したんだけど。太いと瞬時に反応出来ないんで、ああいう風に勝負所で反応が遅れちゃうんだ。

;それでも差し競馬を先行馬で最先着でしたもんね。馬体重が普通だったらと思いますが、84倍が獲れたので、結果良かったです。同じ日曜勝負レースの小倉最終は、休み明けでちょうど良く増えてきて、馬単2010円が3点目的中でしたし。

 

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;唯一、日曜勝負レースで外したのが重賞だったのは残念だったよ。

;10番人気で全然人気なかったので楽しみにしてましたが、やっぱりハイペースになって差し競馬だったからですか?2頭で競った武豊の人気馬には先着してましたし。

;展開もあるけど、武が外に張ったのはきつかった。内もまだ伸びるから、最内を武が突けば一緒にロス無く内を回れたのに、馬場の中に出しちゃったら、あの馬場では捉まるのを待つだけになるよ。直線で武が外に張ったのを見たときは肩を落としたよ。2歳での午後になって内が荒れていく馬場であのペースで競ると単純に速すぎたのはあるけど、内をピッタリ回れば、直線の展開もまた全然違ってきたんだけどね。切れ味勝負では分が悪い馬だから、武の逃げなんかに譲って付き合わず、強引に逃げて欲しかった。

;新潟記念は18キロ増で、太かったですね。

;パドックでも、かなりぶくぶくで太っていたよ。

;「調教が少し緩いのでパドック注意」というような解説でしたが、入れ込んでの馬体増で、やっぱり調教がおかしかったのが原因ですか?

;ちょっと変な感じの調教だったから、あの馬体で入れ込んで出て来たところを見ると、中間何かしら問題があったんじゃないかなと思うよ。

;結局、いつものようにまともな馬体重のレースで勝負するに限るという週でしたよね。ではデータ分析にいきましょうか。セントウルSは中京なので、施行条件が同じ京成杯AHの方にしましょう。
 昨年は、中京記念2着後の7番人気カテドラルが勝ちました。
 
;中京記念連対馬は、6頭中3頭が3着以内だよ。ただ今年は小倉で、小倉開催時は昨年のカテドラルしかいないんで、データ分析は無理だけど一応参考程度に見ていこう。同距離じゃなくて短縮でカテゴリーストレスは薄いから、短縮向きのタイプなら中京開催時よりは普通に考えれば有利ではあるよね。同距離の中京開催時には、当日2番人気以内の4頭中2頭が消えてたし。ちなみにカテドラルは2走前に安田記念だからバウンド短縮だった。安田記念では9番人気12着と力を出し切っていないで蓄積疲労もなかったよ。中京開催時に来た2頭の2走前も、弱い相手のOP特別で1番人気2着と、重賞で3番人気7着だから、蓄積疲労は少なかった。

;2着のコントラチェックは出走のない函館スプリントS8着後の12番人気で、3着も出走のないNHKマイルC3着馬だったので、前年にいきましょう。



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