今井雅宏「重賞ステップ解析」函館記念

先週は7/9(日)「今日の準勝負レース」の中京4Rで3連単73,290円(21点)、得意の北海道でも函館10Rで3連単13,620円(21点)的中と勢いが止まらない!
函館記念のステップでは一昨年の1、3着馬を出した新潟大賞典を解析。サンプル数も多く今年も登録馬が複数いるステップなので、しっかりとチェックしておきたい。



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重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!


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◆馬券の買い方について
今井雅宏の予想には買い目の掲載がないため、
競馬予想GPでは今井雅宏推奨の馬券の買い方(馬連6点、馬単6点、3連複6点、3連単21点)に則って的中判定、回収率の計算を行っており、
それに基づいた的中を的中情報として取り上げています。

 

;先週もまた凄かったですね~。732倍的中など、90倍以上が4レース的中したりで、圧倒的なプラス回収でした。
そしていよいよ今週は、10万馬券とかいろいろ伝説的中を繰り返してきた函館記念もありますよ。今年の函館も昨年に続いて10万馬券とかの特大配当を当てましたし、総仕上げで期待してます!
そのデータ分析の前に回顧ですが、日曜中京4Rで3連複122倍が2点目と、得意の万馬券2点目以内の的中がありました。このレースは3連単732倍も的中です。他にも万馬券とかいろいろ的中して、横津岳特別では馬単39倍3点目的中で、3連単136倍も当たりましたね。これは少頭数でも単勝9.1倍つきましたよ。

;叩き2戦目で、太めが絞れて4キロ減と完璧な馬体重だったから、一気に勝負レースクラスになったよね。馬場も想定通りだったし。日曜に当たったのはだいたい天気予報が当日合ってた中京と函館だったように、やっぱり馬場が合ってるレースで勝負が基本だよ。

;10頭立てで相手が人気馬で馬単39倍つけば十分でしたね。勝負レースも、土曜マレーシアCで7番人気が2着に激走したりと、6レース中4レースで本命が連対しました。また準勝負レースの6.5点レースは本命のパーフェクト連対と、狙ったレースも相変わらずの精度でしたよ。

;この間も言ったように「どのレースで当たるか」、「どうやって当たるか」が分かっていることが馬券では何より大事だからね。その6レースはみんな馬体重も問題なかったから、しっかり好走したわけだ。
マレーシアCは重想定が良馬場だったぶんペースも緩んで、届かなかった感じもあったけど。ちょっと天気予報が微妙だったぶん、相手が狂ったレースも多かったよ。

;猪苗代特別も5番人気の本命が勝ちましたが、相手が狂ってショックでしたよね~。

;あとは当日のオッズだよね。勝負レースで馬連が当たった織姫賞なんかは、3着馬が単勝55倍とビックリするほど人気なかったから、3連複の万馬券もしっかり買っておきたい。

;今井さんも買ってましたよね。想定オッズが24倍だったので、倍以上も人気がなかったですもんね。

;つまり期待値としては、当日単純に予定の2倍になったわけだから買いだよね。組み合わせとしては1位-4位-5位だから買い目ルール上3連複は外れだけど、この配当なら押さえておきたい。

;3連複134倍つきましたよね。

;それと本命の馬体重が理想的に増えて、対抗が危険な感じで減ってきたから、余計に買っておきたい馬券になるよ。
対抗は馬体重が危ない上に、重い馬場向きが当日予報が外れて良馬場になっちゃったし、かなり期待値が下がったんで、相対的に本命が来る可能性と対抗以外が来る可能性が共により上がったわけだから。

;いつものように馬体重、馬場、オッズでレースや馬を絞って買えば、さらに凄い回収率になっちゃった週でしたね。ところで中京4Rは、「競馬王」で解説していたダート1400mでした。10万馬券とかを1点目で当ててますし、破壊力が凄いですよね。
;ここのところ、400倍以上はほとんどが芝で、実は久しぶりのダートの高配当的中だったんだけど。

;そういえば2週前の16万馬券、4週前の6万馬券とか、最近の高配当はほとんど芝でした。

;ダートの方がバイアス変化が少ないから、今週みたいに予報が微妙なときは芝より当然的中確率は上がるんだけど。ただダートはローカルだとS質がアンバランスに強すぎるケースが出てくる。
芝はローカルでS質が強まるぶん量とか肉体面だけでは対抗出来なくてちょうどバランス的に良くなるんで、フラットな馬場でスローでさえなければ芝の方が高配当を当てやすくなるのはあるんだ。

;S質が強すぎると良くないんですか?

;スタートのタイミングに依存しやすくなるのと、あとS質がきつすぎるレースはリズムが勢い重視に傾きやすいんで、落とし所が少し微妙になってくるし、穴も出にくくなる。
事前にレース質をコントロールしきれない、活きの良い魚を手掴みするみたいなもので、生命リズムが手中で暴れちゃう難しさがあるね。だから特にダートの1150m以下はあまり予想しないんだけど。

;なるほど。あと万馬券が当たった横津岳特別は2600mでした。2週前の1600倍的中も2600mでしたよね。この条件も得意ですが、何がポイントですか?

;馬場が重くなればやっぱり鮮度の高い馬が良いよ。今回の馬も初距離で芝も2戦目で馬群を割ったし。あと両レースとも少頭数で元々3連単の高配当を狙った予想だったんだ。
少頭数でも、人気馬が飛べば3連単は高配当が当たるし、馬場レベルが重ければ2600mだとストレスのある馬は直線を迎える前に疲れて脱落しちゃうんで、騎手の恣意性も薄れるわけだね。
つまりはダートの1200m~1700mと芝の2500m以上は高配当が理詰めで当てやすいという話になってくるわけだ。ただ特に芝の長距離の場合は、多頭数か、馬場レベルが重くないと騎手の恣意性が強くなるんで不確定要素が上回っちゃうよ。

 

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;重賞の方はプロキオンSが対抗取消で3点目の馬連的中でした。1番人気と分かっている馬を重賞で本命は珍しいですよね。

;買いたい馬もいなかったんだよね。結局人気馬が切れないレースだし、まぁ重賞でなければ予想してないレースだよ。オメガレインボーも5番人気で敢えて強調するような馬でもないし。

;七夕賞は道悪想定が良で、ハイペース想定がスローでは厳しかったですよね。

;これが荒れてきた芝の最近の恐ろしさだよね。あれだけ先行馬が揃った福島の多頭数でスローになるわけだから。

;「競馬王」で書いていた話ですね。最近の荒れ馬場は先行馬が多くても突然スローになるときがあるから読みにくいという話でした。

;騎手の気分次第だからね。1番人気が危ないレースだから、単勝爆弾ではあるけど。

;1番人気のバトルボーンは最低の16番手評価でしたもんね。

;結局、まさかのスローの前残りになって逃げの位置取りショックという完璧なレースでも4着だから、槍が降ろうが何が起きようが馬券圏内は無理だったということだよね。シルバーステートがあのステップで内枠ではアウトだよ。

;逆に勝ったセイウンハーデスはシルバーステートでも上位評価でしたね?

;外枠で、恐らくハイペースを揉まれず差しに回る位置取りショックだから、この形のシルバーステートは走るよ。結局スローだから、3番手に引くだけで良かったんで、より有利になったね。カレンは最速上がりだったけど、良のスローで外回っての追い込みは100%あり得ないレース質だから、まぁあれが限界だろう。元々ハイペースと道悪のパフォーマンスが高い馬なんで選んだわけだし、どしようもない。
難しいのはククナの判断だったね。新聞のパッと見は一番良く見えたから、最初にじっくり分析したんだけどね。鮮度時には内枠向きの配合で鮮度も高いから、M的にはこれも先週のサンキューユウガ、宝塚のセルーセブン同様、Mの教科書に載せたいくらいのステップになる。
ただ若干活性化が弱いステップなんでハイペースだとちょっと同馬のS質が弱いのもあって後ろに回る位置取りショックでないと厳しい。それで「困ったな」とコメントを見たら、陣営が積極策を匂わせていたからね。このステップでハイペースを積極策だとほぼ凡走する。ということで66点だった。

;予想のコメントでは「馬群に潜り込んで速すぎない流れなら」でしたもんね。「ハイペースでなければ」というニュアンスのコメントは、16頭の中でククナと、12番人気レッドランメルトだけで、ともに5着以内に激走でした。

;つまりはペース読みを間違えたということだけど、ただここにはもっと重い問題があるね。M的に一番正しい馬を本命にするのか、ペースや馬場とかの状況で修正して最も適した馬を選択するのか、という永遠の問題だよね。今回は裏目に出たけど、スルーセブンやサンキューユウガの2レースや、NHKマイルCは修正しての本命が正解だった。ただNHKマイルC以外の2レースはM的にペースとかの修正無しにしても最も適した馬だったとは思うけど。そもそもパッと見てM的に引っ掛かるというのは直感が主導だから、世界のあらゆる要素を瞬時に理解して落とし込んでいるわけで、つまりククナが良く見えた瞬間には、既にこのレースがそういうペース、レース質になることも包括的に理解していたのかもしれない。まぁそういうのがあるから、荒れた芝状態のレースは難しいんだけどね(笑)。ダート短距離なら、あんまりバイアスとペースに神経質になることもないから淡々と即物的に予想するからね。

;では函館記念のデータ分析にいきましょう。昨年は、天皇賞15着後の7番人気ハヤヤッコが勝ちましたが今年はこのステップはいません。2着マイネルウィルトスは目黒記念2着後でしたが目黒記念好走馬も登録なく、3着スカーフェイスも登録のない大阪杯組です。
ということで21年を見てみましょう。この年は新潟大賞典4着後の2番人気トーセンスーリアが勝ちました。この馬が本命でしたが、新潟大賞典組は良いのですか?今年は3,6,11着馬が登録してますよ。

;新潟大賞典で4着以内だと、5頭中2頭が3着以内だね。来た2頭は、前走3角3,7番手で、今回は3,4番手。今回3角4番手以内だと3頭中2頭が来ていて、小回り替わりでもある程度ついていける機動力があるとベターな感じだ。まぁサンプルの少ない位置取り系のデータだから、ペース次第でそこまでアテにはならない話だけど。
2走前は福島民放杯4,8着馬。ただトーセンスーリアは新潟開催だったけどね。4走前まで遡ると、小倉大賞典5着と札幌記念6着だった。つまり総合すると、ある程度タフなレースの経験がありつつ、蓄積疲労の少ない馬がベターな感じだよね。

 新潟大賞典8着以下だと8頭中3頭が3着以内。来た3頭は、前走3角4,5,9番手だから、好位~中団くらい。
2走前は、2400mのOP特別3着と、マイラーズCと小倉大賞典を二桁着順に惨敗。2走前1800m以下だった馬は2頭とも来ていて、活性化されつつ疲れの少ない馬は怖いね。5走前まで遡ると菊花賞、福島記念、京都大賞典だった。それなりにハードな経験がありながら、直近のカテゴリーストレスの薄い馬がより面白い感じだ。

;2着アイスバブルは、目黒記念8着後の14番人気でした。

;目黒記念8着以下は、11頭中1頭が3着以内で4着も1頭。来た馬は前走3角13番手、あわやの4着馬は7番手だった。で、今回は2頭とも3角13番手で、相手強化の短縮で死んだふりだったタイプになる。
2走前はメトロポリタンS7着、3走前がダイヤモンドS6着。全て2400m以上で、今回の条件に対するカテゴリーストレスが薄い馬には注意したい。またあわやの4着馬は3走前が準OP。3走前が準OPだった馬は2頭中1頭が4着好走で、鮮度の高い馬も一応注意したいね。

;3着は新潟大賞典9着馬だったので、前年にいきましょう。

 

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土曜の「厳選!勝負レース」に21年、日曜の「厳選!勝負レース」内に20年分が掲載されます。
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◎馬券の買い方について
馬連 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
馬単 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
3連複順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-2位-4位 (3)1位-3位-4位 (4)1位-2位-5位 (5)2位-3位-4位 (6)1位-2位-6位
3連単順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-3位-2位 (3)1位-2位-4位 (4)1位-3位-4位 (5)2位-1位-3位 (6)3位-1位-2位 (7)1位-4位-2位 (8)1位-4位-3位 (9)2位-1位-4位 (10)3位-1位-4位
(11)2位-3位-1位 (12)2位-3位-4位 (13)1位-2位-5位 (14)1位-2位-6位 (15)2位-1位-5位 (16)2位-1位-6位 (17)1位-3位-5位 (18)3位-2位-1位 (19)2位-4位-1位 (20)2位-5位-1位 (21)1位-5位-2位

買い目の順番。同点の場合は当日人気がない方が上位評価になる。
上位組み合わせから購入金額を徐々に落として買うか、それが大変な場合は点数を絞って買った方が良いが、高配当や馬体重、馬場が想定と合っている組み合わせは押さえておきたい。
3連単に関しては人気サイドに有利な馬券なので、人気馬が上位に入っているときは点数を広げて買っても良い。