今井雅宏「重賞ステップ解析」大阪杯

先週は日経賞、毎日杯で本命馬が勝利と重賞で好成績!今週は2着馬のステップ、京都記念から解析。ワグネリアンやモズベッロの巻き返しはあるのか??

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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;いよいよ因縁の高松宮記念ですね~。昨年は単勝64.6倍、15番人気のクリノガウディー本命で1着だったのに、衝撃の降着という結末でした。

;もう、あれから一年経つんだね~。なんか呪われたような一年だったよ。

;今年はすっきり、降着無しで大穴当ててくださいね。

;当事者の話だから、事前にどうすることも出来ないけどね。

;先週は阪神大賞典で本命のディープボンドが勝ちました。2着は最後の相手で取り上げた馬ですが、少頭数で馬単76倍ならまずまずでしたね。

;間隔開けて馬体が増えて、パドックも太く見えなかったから、これは勝ったかなとは思ったよ。パワー型で、今回は延長で前に行く位置取りショック狙いだから、増えた方が良いし。

;前走凡走した明け4歳ですもんね。増えてパワーアップするぶんには問題ないですか。

;逆にアリストテレスは硬く映ったよ。前走の反動が出た感じだった。今度の辞典で新登場のエピファネイアは、衝撃指数に「休」が付いているんだ。

;休み明けで走った後の反動が出るかどうかのマークでしたね?

;他の指数とかよりもマイナーだけど、結構あの横に付いてるマークも嵌まるんだよ。母父ディープインパクトの横には距離変更激走後の反動が出やすい馬に付く、「距」が付いてたし。それでもストレスを軽減するのに長けたルメール騎乗だったんで、持ってくるかと思ったんだけど、内回りで前走よりむしろタイトな競馬になったぶん、嫌気が差した。それにしても複勝で830円も付けたのにはびっくりしたよ。

;単複かなり買ってたんですよね?

;パドックの状態が良かったし、馬場もレース中は降ったけど朝から阪神だけ早く上がったから。ディープボンドの唯一最大の懸念材料が馬場だったから、なんとかクリア出来そうな天気だったよ。それにアリストテレスが硬かったから、ひょっとしたらと思って複勝も一杯買ったんだけど、断然人気が消えると少頭数でもつくね~。

;スプリングSは「レースのポイント」で本命が「減りすぎ注意」で12キロ減なんで、対抗のボーデンから入った方が良いですかね?結局、上位で取り上げた残りの馬で4着以内を独占しましたが。

;本命にした以上は、責任取って一応買ったけどね。まだ3歳だし。でもやっぱり「減りすぎ注意」のパワー型が、10キロ超えて12キロ減はきついかな。単勝10倍以上つくんならそれでも悪くないけど。逆にパワー型なのに前走馬体が減ってたのを嫌って相手の1頭にしたアサマノイタズラは、当日10キロ増えて戻ってきたよ。読み間違いだった。ロードはちょっと調教強くしすぎちゃったのか。アサマノイタズラがあんなに減った馬体が戻ってくるのは読めなかったよ。調教の感じだと、こっちの方がもっと減るんじゃないかと考えてたんだけど、馬体重を読むのは難しい。というかS君、ズバッと馬単万馬券、2点目で当ててるじゃん。

;3連複も1点目的中ですよ(笑)

;うーん、3連単の5万馬券も2点目だね。

;枠順発表前で、逆に大外の馬を本命に出来たのかもしれませんけどね。

;当日は外差しだったし、良かったよね。

;Mの法則っぽい感じで、僕も当たるときは1,2点目で高配当が当たるようになってきたかもですよ~。

;今週は千葉Sがちょっと残念だったよ。

;勝負レースで10番人気の本命が3着に突っ込んで来たレースですね。

;高速馬場で予想したんだけど、時計の掛かるタイプの不良馬場のぶん、高速向きでない1,2着馬に先を越されちゃった。ダートの不良馬場は、走ってる瞬間にどれくらい降ってるかが結構重要なんだよ。それまで無茶苦茶降ってても、走るときにあんまり降ってないとすぐ水が引くんで、また馬場が変わる。あのときはずっと降ってたのもあるね。

;2着の馬も「高速馬場どうかも」の解説で、時計が掛かる馬場になったんで、そのまま来ましもんね。とにかく、馬場と馬体重の解説で選択して勝負ですよね。

;あと勝負レースなら、想定オッズとね。

;それでは今週も忙しかったみたいなので、早速高松宮記念のデータ分析にいきましょう。昨年は阪急杯7着後の15番人気クリノガウディーが勝ちました。降着になってしまいましたが。いきなりショッキングな思い出からですが、本命だったわけですし阪急杯凡走馬は良いんですか?

;阪急杯7着以下は、24頭中3頭が3着以内入線だよ。データ分析では確定着順より入線順位の方が重要だから、いつも入線順位の方で分析しているわけだよね。どのステップが有利かを見るものだから、人為的なものは排除しないと意味がないんで。で、来た3頭は、前走3角5番手以内。つまり勝ちに動いて凡走したタイプだった。そして今回も3角5番手以内だった。短縮でもある程度ついて行けるタイプがベターだね。いつものように巻返しステップだから、全く逆の後方の馬も面白いかもだけど。それと前走は、3番人気以内だった。やっぱり前走で力を出し切れずに心身疲労のない馬は、有利だよ。2走前は、3頭とも3着以内に好走していた。そのストレスで前走凡走したという、Mの基本タイプだったね。

;2着入線のモズスーパーフレアは、シルクロードS4着後の9番人気でした。

;シルクロードS3~5着馬は、数が少ないから別定時代も入れると、10頭中3頭が3着以内だよ。ハンデ戦だけだと、8頭中3頭が3着以内だから、率は少し上がる。今年は中京で行われたんでデータ傾向も変わってくるとは思うんで、あくまで参考ということだけど見ていこう。来た3頭は、前走3番人気以内で、このタイプなら5頭中3頭が来ている。前走の脚質は、4角でもまだ10番手の馬と、逃げていた馬と、3角6番手だけど4角では3番手まで上げた馬。巻返しステップの基本で、極端な脚質が嵌まらなかったタイプが面白いということだね。ただ、このステップの馬はほとんどみんな極端な脚質だったんで、これをして普通の脚質だった馬が不利という判断は出来ない。位置取り系のデータは競馬場に依存しやすいから、今年は余計にね。来た馬の2走前は、1番人気3着と1番人気8着で人気を裏切って疲れの少ない2頭と、5番人気4着の1頭。2走前5番人気で来た馬は1600mで、2走前が1600m以上だった馬は10頭中この馬だけになる。つまり、2走前も似た条件のトップクラスで頑張りすぎていない、トップクラスカテゴリーストレスの薄い馬が有利というデータだよね。1200m重賞の前の1200m重賞だから、余計にそうなりやすい。

;3着のグランアレグリアは、阪神C1着後の2番人気でした。

;阪神C連対馬は、2頭しか過去に出走がないんで、データ分析はさすがに無理だよ。一応参考までに2頭を見てみると、今回は2番人気3着で繰り上がりで2着になった同馬と、4番人気4着の馬になる。2頭とも人気なりで、可もなく不可もない感じだね。多少ストレスはあるけど、間隔開いて薄れてはいるから。来た馬の前走は1番人気で、4着に終わった馬は前走7番人気での激走だったよ。あと来たグランアレグリアは、2走前が1600mだから、カテゴリーストレスも薄かったね。





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