今井雅宏「重賞ステップ解析」日経新春杯

フェアリーSは17年に3連単27万円、16年に馬単9,750円を的中し、3年連続本命連対中!
日経新春杯は昨年3連複9,240円を的中!
果たして今年はどんな馬を本命に指名するのか!?

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏が編集部と過去のレースを振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!
まずは先週を振り返り、そして昨年のレースを分します!


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編;京都金杯は5番人気本命でズバリと当たりましたね。シンザン記念も4番人気の本命が勝ちましたし、阪神JFの週あたりから、毎週重賞は美味しい本命が来て稼いでますよね~。

今;この間も話したけど、ちょっと重賞を単調な流れ向きに修正しておいたからね。秋からずっと、単調な競馬が続いて大変だったんで。

編;その勢いで、今週は昨年3連複92倍を当てた日経新春杯とか、一昨年に10番人気本命で3連単27万馬券を的中したり、その前年も馬単95倍を当てたフェアリーSなど、M的に面白いレースが目白押しなので期待してますよ~。

今;その前に先週の振り返りを一応しておこう。

編;そうですね。昨年の中山金杯1点目的中ほどでもなかったですが、京都金杯は本命のマイスタイルが来て馬連3点目、シンザン記念も本命のヴァルディセールが勝ちました。あと、日曜の準勝負レースは、7レース全てで本命が馬券圏内に突っ込んで来たりしましたよ。

今;本命が来なかったのが勝負レースだったのは何ともだけどね。寿Sは「太目絞れれば」が逆に6キロ増だから、走る前から終わってた。

編;正月の変則開催は毎年そうですけど、やっぱり馬体重に注意ですね。僕がズバッと馬単的中した中山金杯の話もしたいですが(笑)、まず京都金杯からいきましょう。マイスタイルは直ぐですか?

今;そうだね。ストレス薄れて短縮で、実は下り坂が得意な、かなりの京都巧者でもあるし、マイルも短縮なら向くから。

編;そうなんですか?京都巧者だったんですね。僕はてっきり、中日新聞杯8着後の回顧表(予想着順)で「A」評価が出てたんで、最初から次走を狙っていたのかと思いました~。滅多に出ないAでしたから。

今;それは忘れてたよ。

編;LINEでも珍しいくらいに超強気でしたよね。「平均ペースで縦長なら、圧勝まであるよ」って話で。

今;そのあと、急にテンション落ちたろう?

編;ええ、馬体重が発表されたら、めっきりおとなしくなりましたね(笑)。「減りすぎ注意」で、減っちゃいました。

今;パドックもぎりぎりだった。それでも4キロ減止まりで、京都巧者で短縮で、ストレスもないんなら、展開が向けばなんとかと期待はしたけど、やっぱりあの馬体重にはがっかりしたよ。唯一の問題点だった前計量がそのまま当たっちゃったから。

編;前計量、アテにならないこと多いですけど、今回は当たっちゃいましたね~。あと、乗り方はどうでしたか?「離して逃げるか、行く馬を突いて縦長の2番手にすると良い」という解説でしたが、いきなり最初から控えてしまいました。あれにもがっかりしましたが。

今;いや、結果的には良かったよ。先行馬には厳しい競馬だったのもあるけど、馬体減りで体力が減退していたからね。自分で勝ちに動くと体力切れを起こして危ない状態になってた。それと開幕なのにびっくりするほど重い馬場だったんで、余計に先行すると体力を殺がれたよ。上がりの掛かる馬場だとパクスアメリカーナに分があったね。それでも追い込み独占の競馬を前目で唯一粘ったのは、さすが理想的なショック馬だった。

編;馬体重によってもベストの脚質は変わるんですね。

今;馬場状態と体力ストックの関係性でね。

編;シンザン記念は4番人気のヴァルディーゼルが本命でした。

今;もちろん鮮度が高かったし、土曜の重い馬場なら向くから。ただ、この馬もちょっと誤算があった。当日間隔開けたけど増えてなくて、ギリギリの馬体だったんだ。これは厳しいかもと思って見てたけど、上手く内でロス無く乗って、体力を温存してくれたんで勝てた。あの馬体で強気に乗ると体力ストック的にちょっと危なかったんで、助かったよ。初戦が馬群に入らない競馬だったから、いきなり揉まれてどうかという不安があったけど、想像以上に問題なかったね。鮮度時のロードカナロア産駒らしく、馬群を割ってくれた。マイネルフラップには参ったけど。

編;データ分析的には500万の連対馬は、11番手まで前走下がった2頭は来ているということでしたが

今;ただ前2走とも差していたように、活性化が弱かったからね。でも、差してきた。500万からの差し馬は重い馬場のときは来ていると解説したでしょう?つまり、良馬場でも重馬場くらいの重さがあったということだよね。だから鮮度の高い差し馬が突っ込んでこられた。この馬場レベルが来週どうなるかは分からないけど、とにかく先週は開幕なのに不思議なくらい重かったね。

編;最後は中山金杯ですが。

今;こっちはS君が馬単当てたから、代わりに解説して貰わないとだよ(笑)。

編;C系が外枠に入ったときはがっかりしましたが、枠を知らないで予想して、逆にラッキーだったかもです(笑)。

今;案外ペースが締まって、内で馬群に揉まれるとかなり体力的にタイトな競馬になったのが大きかった。こっちは逆に緩い競馬に設定し過ぎたよ。

編;タフな流れになって、外枠でもC系のワンツーになったわけですよね。

今;タフな経験が乏しいランガディアだと、あの馬場のタイトな流れで馬群に閉じ込められると体力的に苦しがって投げ出してしまう。想像以上に、内の馬群に入ると体力を消耗する馬場になっていたということだ。その辺を修正して、日曜は迎春Sと中山12Rで、外枠の馬を本命にして単勝を当てたんだけどね。あの競馬を見てなかったら、たぶん対抗の馬を本命にしてたから、単勝外していたんじゃないかな。

編;両競馬場とも、いつもより重い馬場だったということですよね。

今;来週はまた馬場が変わるかもだけど。


編;データ分析は、いろいろな伝説予想を繰り広げてきた重賞があるので悩みますよね~。フェアリーSは2年前に10番人気の本命が勝って3連複3万馬券を2点目、3連単27万馬券も7点目で当てて、昨年も6番人気の本命が連対して、3年前も馬単95倍を当ててと、人気薄の本命が3年連続で連対してます。日経新春杯は昨年ズバッと当てましたしね。京成杯もM好みの3歳限定戦ですし、どうしましょうか?

今;やっぱり日曜の重賞の方がやる人も多いだろうから、日経新春杯で良いんじゃないかな。

編;なら、分析は日経新春杯でいきましょう。時間があれば京成杯も見て貰えれば。では日経新春杯ですが、昨年は準OP勝ち後の1番人気パフォーマプロミスが勝ちました。これを対抗に予想して3連複92倍を的中したわけですが、2500m前後の準OP連対馬はどうなんですか?

今;芝2400mと2500mの準OPで見てみると、連対馬は23頭中10頭が3着以内だよ。数が多いから前走の3角で区切ると、4番手以内は13頭中6頭が来ている。来た6頭は今回3~6番手。今回2番手以内だった馬は2頭とも消えて、6番手以降だった馬は4頭中3頭が消えている。一気の相手強化で前に行きすぎると、体力的に厳しくなる。まぁ位置取り系の話だから、今回のペースと前走のペースが一般的な相関関係にならなければ、その限りではないけど。それと相手強化で後手に回るようなダッシュ力の弱い馬も少し怪しいという感じだね。あと、来た6頭中5頭が2走前は2200m以下だった。2走前が2400m以上だった馬は9頭中8頭が消えている。これもいつものことだよね。準OPの長距離という緩い流れからだから、そこを単調に楽な形で先行している馬の場合、それまでにS質の活性化を施していないと、先行馬にとって肝心な前半の追走が辛く感じるリスクが増す。「同じ距離に慣れているから有利」というのは幻想に過ぎないからね。単調な流れなんていうのは、慣れてないに越したことはない。唯一2走前が長距離で来た馬はGⅠの菊花賞だから活性化不足というリスクは少なかった。とはいえ、2走前が菊花賞でも消えているのもいるけど。
 前走が3角5番手以降だと、10頭中4頭が3着以内。来た4頭は全て今回4角では6番手以内に上がっていた。4角7番手以降だと、4頭全てが消えている。とはいえ、4着には12番手だった馬が来ているから絶対的な話ではないけど、今回も遅れてしまうような馬は、完全な嵌まり待ちになっちゃって確率は下がっている。つまり、動こうと思えば動ける、機動力のある差し馬がベターというデータ傾向だね。実際、前2走のうち、3角で10番手以降になったことのある馬は4頭とも消えてるから。差し馬が来るステップでも、相手強化でS質を要求される場合、後ろばかりで活性化が弱すぎるとよくないのはいつものことになる。もちろん、それを補う、距離や3走前など、なにかしらのS質を活性化する仕掛けさえあれば、別に2走前が最後方だろうが構わないわけだけど。

編;2着のロードヴァンドールは中日新聞杯3着後の4番人気でした。ただ中日新聞杯連対馬は出ていませんね。3着のガンコは1000万勝ち後の7番人気で、この人気薄を本命にして3連複を当てたわけですね。

今;鮮度が高くて、相手強化向きということだったよ。

編;詳しく解説を訊きたいところですが、残念ながらこのステップも登録がないので、前年にいきましょう~。 



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