今井雅宏「重賞ステップ解析」有馬記念

昨年はエリザベス女王杯からのステップでサラキアが11番人気2着と激走。
今年今年はアカイイト、ウインキートスが同じステップで挑戦。いずれも不気味な存在だ。

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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;今週は昨年2万馬券を2点目で当てたりと3年連続的中の阪神C、同じく3年連続的中のホープフルS、そして有馬記念とあるので期待してますね!
 その前に回顧ですが、朝日杯FSは本命が勝って馬単3000円が、ズバッと1点目的中でした。

;S君の本命も3着で、仲良く来たね。阪神JFはS君の本命が勝ったんで、お返しが出来て良かったよ(笑)。

;ただ人気薄で3番手評価だったアルナシームが4着だったのは残念だったでしょう?あれが3着なら、3連単300倍超も1点目的中でしたよ。

;当日は追い込みまでは利きにくい馬場で出遅れちゃったしで、諦めもつくよ。
;6キロ減はどうでした?

;小さい馬だからあまり減らない方が良いけど、そこまで大きな問題もなかったよ。キャリアの浅い馬だし。

;僕は自分の予想に今井さんの予想と馬場を見てミックスして買うので、僕の本命よりも人気薄だったアルナシームが来てくれた方が、実はもっと儲かったんですよ(笑)。結局、67点以上の上位評価馬で5着以内独占ですからレースも読めてたと思いますが、ドウデュースは直ぐでした?僕には、危ないと思えたのですが。

;それはどうして?

;ハーツクライには、時期が早いと思いまして。

;僕もパッと見は、押さえ評価だったよ。「ハーツクライの罠っぽい短縮だな~」って。ただ時期が早いんじゃなくて、急な短縮ハイペースに対応出来るか?ということと、硬さだった。で、最初はアルナシーム本命だったよ。ただスタートが遅いというか、たぶん掛からせない為に池添は出していかないかな?という不安があったんだ。そうなると、このレースは近年S質のスピードレースになるんで間に合わないのが怖い。それと少しサイズが小さいぶん、今回はモーリスでも相対的にC要素がS質より強く出るんで、道悪とかの混戦なら良いけど、単調な高速パワーレース、SL質だと、好走はするけど勝ち切るか?というと怖い。結局、ドウデュース本命で、アルナシームは3番手にしたんだ。2走前が小回り小倉だったし、前走もスローとはいえ、途中のラップは速くて、押し切りだからね。短縮ハイペースに対応出来る判断だった。

;ハーツクライにとって、時期的にはどうなんですか?2歳というのは早いかと。

;いや、むしろそれが良かったよ。

;え、そうなんですか?

;近年はややハーツクライの活力が落ちて、牡馬だと道中でタメの利かない、心身の硬いのが若干増えているんだ。牝馬はC要素が強いけど。この馬は兄弟がダート馬で体も大きいのもあるけど、やや硬いS質の強いパワータイプじゃないかな。だからむしろ、この2歳マイルは合う。サリオスだってそうでしょう?

;なるほど、そういえばそうですね。

;今後、どうなるかは分からないけど、一本調子な硬直化した面が強くなってくるリスクは、少なからずあると思うよ。ただ、このレースは、レース前にはそんなに自信がなくなったんだ。

;LINEで言ってましたね。「今日の短距離は道中内を回らないと駄目な馬場だから、誰が内に潜り込むかで、分からないレースになっちゃった」って。

;そうだね。土曜がそういう傾向があったんだけど、日曜の六甲アイランドSで確定したよ。好位の外を回ると荒れて馬群がばらけるぶん、ずっと外を回って間に合わない。道中は内目で矯めて、直線は最内さえ避ければどこへ出しても変わらない馬場だ。ということで、外枠なら矯めるだけ矯めて追い込むか、3番手以内を先行するか、内に潜り込む以外は、2クラス力が上でないと、まず無理だよ。そうなると馬券は絞れるけど、1番人気と4番人気がその有利な内枠だから、ちょっと嫌だよね。アルナシームも出していけば面白くなったけど。ドウデュースは9番枠だから、2つに1つだ。内に潜り込めるかもしれないし、スタートの並び次第で外々を回る可能性もある。それでもし平均速めくらいなら、どんな馬でも凡走する馬場だ。ハイペースで3着がぎりぎりかな。だからもう、「豊、お願いだから道中で好位の外だけは回らないでね」って祈るしかなかったよ(笑)。そしたら、スタートで少し遅れて内にばーって馬が展開したんで、「ああ、終わった」と思ったよ。でも画面が切り替わったら、少し引いて内から2頭目に入って、ペースも上がってたんで、その瞬間には、「よし、内2頭ぶんまでなら、とりあえず連は確実になったぞ」って喜んだけどね。ただドウデュースの内の、ちょうど良い位置に、7番がいたのは怖かったんで、「上手く松山が馬群を捌くとインから強襲されるかも。でもペースが速いから武の外で、なんとかねじ伏せられるか」と思って見ていたよ。結果、やっぱり道中のペースが阪神JFみたいに緩まなかった分、短縮ハーツクライのパワーとS質と体力が、外を回っても上回った。あれ、スタートで遅れた後に慌てて出して、そのまま好位の外を回ったら、まず勝てない馬場だから、さすが冷静な騎乗だったね。

;土曜って、1200mのタンザナイトSですよね?確かに内枠独占でした。10番人気の今井さんの本命が外々回っちゃって、8番人気の対抗が、代わりに来たんでしたよね。

;そろそろ外差しかと思って予想したけど、阪神JFのときの馬場のままだった。荒れてばらけるぶんだけ、好位の外は道中大外を回ることになるから、物理的に無理になる馬場だ。ただ怖いのは、ああいう馬場の場合、外枠の馬が内に上手く潜る込めると、逆に前半のプレッシャーが少ない分、むしろ有利になることなんだ。だからジオグリフはルメールがそれをやりそうな気もしたんで、切れなかった。ああいう特殊馬場は、道中のポジションの影響が相当あるから、やっぱり絞りきれない怖さはあるよ。

;ターコイズSはハイペース差し競馬になっちゃって、対抗のミスニューヨークが勝ちましたね。

;だよね~。スマートリアンが差しに回る位置取りショックで、前のアンドラステラは確実に差し切る予定だったのが、まさかアンドラステラが出遅れたお陰で差しに回る位置取りショックで、スマートリアンが先行策とは、占いでもしなければ事前には読めないよ。しかもスタートでごちゃついたのに前崩れのハイペースを無理に先行したら、どんな馬でも惨敗する。

;ミスニューヨークの単勝は、単勝爆弾で、今井さん買ってましたよね。

;全馬4倍以上付いてるし、他の人気馬はまず勝てないと思ってたからね。まさかアンドラステラの出遅れの位置取りショックは読めなかったんで、危なく勝たれるとこだったけど。ミスニューヨークは間違って先行したりせず、結果的に後ろに回る位置取りショックが嵌まったんで勝てたということだった。位置取りショックの依存性が高い馬の多いレースだったから、騎手とスタートのタイミングに負うところが大きかったよ。ハイペース差し競馬の場合は、単なる差し馬より、前走より後ろに回る位置取りショックを掛けた方が有利なのが、Mというか、競馬の基本だから、前走ある程度出していった馬を、今回騎手が差しに回ることに賭ける作戦が、単勝を取りにいくつもりなら、いつだって最適解になる。そこは騎手の位置取りを信じて、勝負するしかないよね。

;あと、スマートリアンの14キロはどうなんですか?僕はプラスだと思いましたが。

;この判断は難しいね。8~10キロ減くらいがちょうどよいけど。いくら前走が太くても、無理矢理絞り過ぎると今度は硬くなるリスクも若干出てくる。キズナ産駒で元々心身が硬いからね。その辺はギャンブル要素になるよ。まぁそれでも後ろに回る位置取りショックなら馬券圏内には来てたはずだけど。池添に乗り替わりだから、前走より後ろに下がるとばかり思ってたよ。騎手とのコンセンサスが取れてなかったね。そこで出すなら、朝日杯で強引に出して行ってよと思わないでもないけど、仕方ない。馬のタイプと、ビジョンもあるから。ただMの法則はちゃんと読んでおいて貰わないとだよ(笑)。

;読んでたら、ターコイズで出して行く選択は、まずあり得ないことは理解できたでしょうね~。「中団のショックなら」という解説でしたもんね。まさか逆の前に行くショックとは。本当に、今井さんの言ったとおりの位置を取るか取らないかで、だいたい結果は決まりますよね。

;余程の人気薄を狙う場合以外、無理に取りにいく必要のない、馬に捉まっているだけで自然にその位置を取れる位置取りショックで好走する馬を、基本的に狙ってるんだけどね。あとは騎手が、余計なことを思いついて、無理に動かして違う位置を取りにいかないことを祈るだけだよ。そういうことがあるから、メディアをよく読んで、陣営が戦法とかをしゃべってて、それが僕の言ったのと逆位置取りショックになってないか、気をつけた方が良いよ。僕も全部のメディアをチェックしてるわけではないから。


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;では、データ分析ですね。GⅠの本命連勝を狙って、有馬記念です。この秋は7倍くらいの美味しい本命がGⅠでよく勝ってますし、締めも期待してますよ~!あ、それと地方の指数を作ってるんですよね?

;そういう話があってね。Mのステップを統計的に分析して指数化してみてるんだけど、なんか凄い回収率が出てるよ。

;そうなんですか?

;うん。ただあんまり変なんで、今見直しているところ(笑)。なるべく不確定な部分を抑えて修正しないと。南関のデータだから、中央とは加工の仕方も違うし。

;なるほど~。それも出来たら教えてください!それではデータ分析にいきましょうか。昨年は天皇賞秋3着後の1番人気クロノジェネシスが勝ちました。ただこのゾーンの馬はいません。2着のサラキアは、エリザベス女王杯2着後の11番人気でした。

;エリザベス女王杯連対馬は5頭中1頭、つまりこの馬が来ている。他に4着も2頭。4着以内の3頭は、前走で3角6番手以降と差していた。差し馬が中山替わりでペースアップして前崩れになって間に合うみたいなパターンだね。中でも同馬は、今回も3角13番手と思い切って後方まで下げた。4着に来た馬は逆に2番手の位置取りショックもいたけど。いずれにしても、相手強化でタフなレースになるんで、流れの直中に入らないような、極端な競馬を当日選択した方がより嵌まりやすいだろう。接触が少なくなるということだね。今見たのは、10年からで、実際09年以前まで見てみると、前走3角7番手の馬と1番手の馬が来ていて、7番手の馬は1角では16番手だった。つまり極端な脚質をしていた馬で、今回も極端な競馬を選択する馬が怖いという傾向になっていたよ。

;3着のフィエールマンも天皇賞秋2着でした。天皇賞秋連対馬はどうなっていますか?

;3頭中2頭が3着以内だよ。ちょっと指数の話で忙しくて、データ分析は2010年からの10年に、ここ一ヶ月くらいしてたんだけど、データが少ないんで91年から全部見ていこうか。そうすると、10頭中4頭が3着以内になる。前走2番人気以内だと4頭中3頭が来ているよ。前走人気薄だったのは、この馬だけだね。同馬は前走が5月以来という特殊なステップということもあったけど。前走の脚質は、1~16番手と様々。ただ逃げた馬が1頭と、4角でも10番手以降だった馬が2頭で、唯一好位からだった馬は道悪の年だから、案外極端な脚質だった馬が妙味あるかもね。今回の脚質も、3角2番手以内が2頭と、4角でも8番手以降が2頭だから、極端な脚質がよく来ている。特に今回追い出しを我慢した馬は怖いよ。





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