今井雅宏「重賞ステップ解析」菊花賞

今週はMの祭典の一つ、菊花賞。昨年はタイトルホルダーがセントライト記念13着から位置取りショックを決めて巻き返し。今年も1、2着馬が揃って人気を集めそうなセントライト記念から分析していこう。

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重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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◆馬券の買い方について
今井雅宏の予想には買い目の掲載がないため、
競馬予想GPでは今井雅宏推奨の馬券の買い方(馬連6点、馬単6点、3連複6点、3連単21点)に則って的中判定、回収率の計算を行っており、
それに基づいた的中を的中情報として取り上げています。

 

;いよいよ今週はMの祭典の一つ、菊花賞ですよ!春の祭典の一つの黒記念は万馬券1点目的中でしたし、秋も期待してます。90倍台1点目とか、様々な伝説予想をしてきたレースでしすしね。その前に回顧ですが、秋華賞は馬連1点目的中、3連複も1点目と、得意技の1点目的中でした。2年連続の馬単的中は逃しましたが、1点目での的中なのでよしということで(笑)。

;S君は馬単当たって、余裕だよね。

;でも1点目にならなくて、やっぱり1,2点目はなかなか難しいです。予想見たら珍しく人気3頭を上位評価だったので、堅いレースなんだろうなと、さすがに諦めましたよ。

;3着馬が1枠にでも入ればもう少し評価を落としても良かったけど、上位人気を全部中枠に並べてきて、荒れさせない意欲満々の枠順だったよね。あの枠発表では諦めるしかないかな。

;LINEでもスターズかアートが内枠なら危なかったけど、この枠だと切るってわけにもいかないんで困ったって言ってましたね。

;上位4番人気以内で危ないというと、あの2頭くらいだから。ただちょうど良い枠で無難に乗りそうな二人だから、切るわけにもいかなくなったよ。そしたらレースでは、川田がスタートから出していったでしょう?「ああ、これで1頭消えた」と思って見てたよ。

;解説では、「中団から徐々に加速すれば」でしたよね。やっぱり今井さんの指示通り乗らないと、川田でも消えちゃうんですね。

;ここ数戦がスローばかりだったからね。それで2000m以上ばかり。カテゴリー鮮度がないし、活性化もない。それでも生涯鮮度はまだあるし、心神構造はタフなんで、矯める位置取りショックを掛ければその負荷が減るぶん、上位3頭が転けちゃえば割って入る可能性も高かった。それで「中団から」っていう解説で5番手評価だったけど、出していったからね。その瞬間に、もう間違いなくアウトだよ。当日4キロ減で体力ストックも少ない状態だから、余計に出していっては厳しくなる。

;今井さんの予想かMを勉強して、しっかりそのときの心身状態にあった騎乗をしないとですよね(笑)。
逆にスタニングローズは指示通りに差しに回る位置取りショックを掛けたので完勝したわけですよね?

;積極策の坂井だから出していって垂れるのを期待して対抗だったけど、今回はきっちり差しに回る位置取りショックを掛けちゃったね。しかも馬群に入れる、この馬のタイプとしてはM的に最高の選択だった。絞れないで少し太かったぶんも、上手くカバー出来たよ。
逆にナミュールはM的に馬群を割れる状態なのに、スタートでぶつけられて外に張られたのもあるけど、ずっと外を回ったぶん、届かなかった。高速馬場だけに、終始外を回るとさすがにあのペースでは厳しいよね。もっとペースアップすればそれでも間に合った可能性もあったけど、ペースが緩い上に外を回ったから、集中力が途切れて外に膨れちゃって余計にロスだったね。馬群に入れる鮮度状態だから、スタートから馬群に入れれば直線もまっすぐ走れるんで、あれで2着なら勝てた可能性が高いとは思うけど。力差のないメンバーだから、その辺の差は大きいよ。
スターズオンアースはスタートで遅れたけど、そのぶんロス無く運べたのは良かった。こっちも馬群を割れる状態だったからね。内枠から揉まれるのと違って外目から馬群に入れる形はプレッシャーが少ない。ただ追い込むには少しペースが遅かったんで3着は仕方ないかな。

;2頭とも馬群を割れる状態なので中めの枠が良いというワンポイントアドバイスでしたね。
結局M的に乗った順番に決まったという感じのレースでした。4着の13番人気メモリーレゾンも7番手評価でしたし、だいたい走れる馬は分かってたレースでしたかね?

;あの内容を見ると、やっぱりローズSは予報通り雨が降って指定通り矯める競馬なら連対していたろうけど。

;前走後の解説で、悔しがってましたね。

 

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;理由なく悔しがらないからね。今回も、もう少し仕掛けを遅らせて、内に潜り込んでいたら、もっと接戦まで持ち込めたかもだったよ。
府中牝馬Sは内に人気の先行馬が揃ったんで、内が潰れるハイペース外追い込み競馬になって大荒れを期待したけど、やっぱりあれだけ人気馬を内に入れてるようだと、内伸び馬場だったね。岩田のイン差しが1週遅れで炸裂しちゃったよ。上がり勝負になって外々回るとアウトになったのもあるけど、レース質を間違えて鮮度のある勝ち馬をピックアップ出来なかったのはミス予想だった。

;昨年は万馬券1点目的中でしたし、また今年も高配当を期待してたので残念でした。
コンビニFAXとかの全頭解説で勝ち馬は、「矯めて速い上がりの差し競馬に持ち込めば」で、解説通りの流れ、位置取りになっちゃいましたね。あのレース以外は勝負レースの本命は全部馬券対象で、Wレースの新潟8Rでは高配当的中でしたよ。

;全体に精度が低かったから、馬場を修正してまた今週しっかり予想しないとだよね。
新潟は開幕でつかみにくかったけど、天候さえ安定すれば修正出来そうな感触だったよ。土曜に思ったより砂が深かったから修正して、新潟8Rの予想に繋げたんだ。
どの競馬場も、思ったより砂が深かったよ。あの状態が今週も継続してくれた方が、修正がきいて良いかな。

;ではデータ分析です。
 菊花賞は秋華賞同様、阪神開催なので少しデータ傾向も変わるかもですが、分析よろしくお願いします。昨年は、セントライト記念13着後の4番人気タイトルホルダーが勝ちました。

;中山開催時のセントライト記念6着以下は、25頭中2頭が3着以内だよ。
来た2頭は、前走3,4番手だから勝ちに動いた馬だった。そして今回は、逃げと、1角11番手。つまり位置取りショックを仕掛けてきた馬だね。巻返しステップだけに、いつものように極端な脚質が嵌まらなかった馬、位置取りショックをしてきそうな馬には注意だ。
2走前は、ダービーで6着と13着、3走前は皐月賞で2着と4着。皐月賞激走のストレスでダービーを凡走したタイプだね。皐月賞の適性の方が高かったとも言えるけど。ダービーより菊花賞の方がS質な条件だから、タイトな競馬で走っていた方が良いのはあるかもだね。あと来た馬の1頭は不良の年で、もう1頭は昨年のタイトルホルダーだから阪神開催。つまり消耗戦の競馬になった方が、巻き返す可能性が高くなるということだろう。

;2着はセントライト記念3着後の3番人気オーソクレースが来ました。

;セントライト記念3~5着馬は、35頭中3頭が3着以内だよ。来た3頭の前走は、3角3~9番手。3番手の馬も1角では6番手だから、どちらかというと少し矯め気味だった馬が来ている。今回も3角7~10番手だから、中団という感じだったよ。2走前は、2勝クラス2頭とホープフルSで、3頭とも連対。ホープフルSは前年のレースだから、3頭とも鮮度の極めて高い馬だった。2勝クラスだった馬は、3走前も1勝クラスと2勝クラスだったし。

;3着は2200mの2勝クラス1着後の6番人気ディヴァインラヴが来ました。

;芝2200mの2勝クラス連対馬は、連対馬といってもみんな勝ち馬だけど、7頭中4頭が3着以内だよ。
前走は1角1~7番手。ただ7番手の馬も1角では3番手で、前走1角4番手以内なら5頭中4頭が来ている。長距離の2勝クラスだけに活性化されているとベターだ。あと来た馬は、全馬前走2番人気以内で、激走でなく疲れの少なかったタイプだね。ただ該当全馬が2番人気以内だったから、意味のあるデータかは微妙かな。
2走前は、1勝クラス2頭、2勝クラス1頭、GⅡ1頭と様々。位置取りも3~10番手と様々だった。ただ3番手の馬以外は、5番手以降だから差していた。今回も3角6番手以降で差していたから、差そうと思えば差せる矯められる馬が、前走である程度前に行って活性化している形がよりベターになる。
ただ別に同じ形である必要はなくて、「活性化しつつ馬群に入れることの出来るステップが有利」という意味だよね。それと6番手と今回一番前で競馬して来た馬が、昨年のディヴァインラヴだから、阪神開催のぶんだけ、ある程度前に比重があるかもしれない。
これはこのステップに限った話ではないだろうけど、位置取り系のデータは、阪神向きに少し修正しておくとベターじゃないかな。



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買い目の順番。同点の場合は当日人気がない方が上位評価になる。
上位組み合わせから購入金額を徐々に落として買うか、それが大変な場合は点数を絞って買った方が良いが、高配当や馬体重、馬場が想定と合っている組み合わせは押さえておきたい。
3連単に関しては人気サイドに有利な馬券なので、人気馬が上位に入っているときは点数を広げて買っても良い。