倉本匠馬『Vポジション&キケンな人気馬』

倉本匠馬『Vポジション&キケンな人気馬』


さて、今回は競馬予想GP限定で有馬記念直前対策をコラム形式で行いたいと思います。
予想的中する上で必ず知っておかなければならないことなので、是非理解した上で当日の予想に活用して頂ければと思います。

まずはVポジションの説明と展開解説、今回の対象馬を説明し、その上で危険な人気馬と狙える穴馬について見ていきましょう。


①Vポジションの説明
→Vポジションとは、昨年の傾向や先週のレースを踏まえ『展開や馬場、コース形態、メンバーを加味した上で勝利に近づく可能性が高いポジション』のことです。


②有馬記念のVポジション
→例年と同じくスローペース濃厚で、2500mのコースはコーナーが多いので基本的にはロスなく運ぶ馬と先行馬が圧倒的に有利。ただし、外目の差し馬が早目に仕掛けると密集し内目の馬の進路がなくなるので、縦長or一団で変わってくる。


③Vポジション対象馬
キタサンブラック
ルージュバック
スワーヴリチャード
シュヴァルグラン
シャケトラ
ミッキークイーン

危険な人気馬
サトノクラウン

 

④展開解説

今年も99%以上スローペース濃厚のメンバー構成で、正直言って道中はかなり緩い流れでの競馬になることは騎手も含めて周知の事実として取り上げられるはず。そうなれば、誰がどのタイミングで、どのように動くか。これが全ての鍵を握るので、予想する側はそれを考えなければ馬券の的中はない。

個人的には今年も後方勢の馬に勝つ可能性はほぼないと見ている。もちろん、2.3着であれば可能であるが、勝つのは4角でせめて5〜8番手以内の馬。いくら密集して直線を迎えたとしてもG1で大外一気のシーンはなかなか決まりづらい。筆者は、今年シュヴァルグランとスワーヴリチャードが早いタイミングで動いていくと見ている。理由としては、やはり外人騎手で勝ちに行く競馬にこだわる可能性が高いこと、またこのような大舞台では一般的に人気馬こそ動きにくいが有馬記念は勝ってこそ価値が生まれるので、逆に人気薄の方が着狙いの守りに入りやすく人気馬こそ先に動いていくからである。

そうなれば、一番困るのはキタサンブラックである。今回おそらくハナを切るのはトーセンビクトリーで、キタサンブラックはカレンミロティックの動き次第ではラチ沿いに包まれてしまう可能性がある。そういった状況に陥ると尚更外から有力馬が動いていく可能性が高い。いわば、【外から動いていく馬・その動いた馬をマークすることが出来る馬】。これが今年の狙い目になるのだ。

⑤注目馬紹介

このコラムは土曜日のレースを見た上で書いているので、現時点においては極端な馬場差はない。したがって、もちろん当日の馬場状態もチェックする必要があるものの、上記で取り上げた条件に該当する馬を取り上げたい。

《ミッキークイーン》
→前走は外から素晴らしい脚を使っての3着。昨年よりも良い状態で、ポジション的にも最高。

《ルージュバック》
→2走前のようなレース運びが出来れば良いポジションを確保できる。2500mの距離もギリギリ保てるだろう。

《シャケトラ》
→中山2500mは日経賞で勝利した舞台。ここ2走のパフォーマンスは気になるところ。

《スワーヴリチャード》
→早目に動いてキタサンブラックを沈めることが出来るのはこの馬か。右回りに不安があるので、その辺りがポイントになる。

《シュヴァルグラン》
→前走のJCでキタサンブラックを撃破。昨年は外を回る形で良いレースを見せているので、ボウマン騎手で引き続き有馬制覇なるか。

上記5頭がキタサンブラックに唯一勝つことが出来る可能性を持った馬である。また、自信度穴☆☆☆☆指定レースなので、◎は上記の5頭の中から取り上げており、今年一番のG1狙い目レースと見ている。もちろん上記を参考にするだけでも良し。丸乗りしたいor気になる方はぜひ最終的な予想をメニュー1と2で既に公開済みなのでチェックして欲しい。

■最終告知■
有馬記念は月に最大2レース配信の自信度穴☆☆☆☆指定レースです。
2017年度に高回収率を残した勝負レースコースにおいて配信されている内容で、今年度一番のG1勝負レースかつ渾身の穴馬◎から高配当を狙っています!