※印は[★激走候補～△有力～▽軽視～―無印」を表します

▽ウインマイティー 牝4 Ｍデムー 55 五十嵐(栗東)

【ウインマイティー】
昨年オークスの一桁着順馬でその後に古馬OP戦でも好走したのはデアリングT&マジックC&ウインマリリンの3頭だけ（2年前は7頭)
やはり昨年オークスは例年ならば足りない馬でも足りてしまう凡戦だったはずで…ウインマイティーも同3着実績で未だ穴人気するならば過大評価=嫌って妙味 https://t.co/QbpY6zTZFZ

— 🏇キムラヨウヘイ (@jou_syou) July 27, 2021

昨年秋華賞の前哨戦段階から“(昨年)桜花賞Ｈレベル説・オークス凡戦説”を展開しましたが、オークスで全く力を出せていない自滅大敗馬の巻き返しは別として、オークスで力を発揮して善戦して注目を集めた馬(ザックリと一桁着順馬)の中で、その後に古馬オープンクラス戦で好走したのはデアリングタクト・ウインマリリン・マジックキャッスルの３頭のみです。
デアリングタクトは腐っても牝馬３冠馬として金鯱賞くらいは好走して当然ですし、マジックキャッスルはその時点では未完成でその後に成長した馬で、それを除けばウインマリリンくらいしかオークスのレベルを担保してくれる馬はいません。
ウインマイティーもそのオークスで３着に食い込めたのは凡戦でハードルが相当下がっていたからと見るべきで…その実績で未だに人気するならば嫌って妙味が。

▽クラヴァシュドール 牝4 藤岡佑 55 中内田(栗東)
前走米子Ｓは低レベルレースでやっとの３着、３走前ニューイヤーＳも距離短縮や休み明けなどの相当条件が揃っていた中でやっとの５着…明らかに中内田厩舎馬の早熟育成馬（２歳３月の超早期入厩）のアドバンテージで３歳春までは上位に君臨できただけで、もうその賞味期限は切れたと解釈するのが妥当だろう。

▽シゲルピンクダイヤ 牝5 和田竜 55 渡辺(栗東)
まずは前走ヴィクトリアマイル13人5着時の見解を参照↓
『これまで上位人気だと[1-1-1-8]と微妙な成績ですが、７人気以下だと[0-2-2-1]という優秀な成績の持ち主。７人気以下だから買いみたいなオカルト的な話ではありませんが、気難しくていつ走るか分からない様な馬なので、人気で信頼すべきではないし人気落ちならば警戒すべきタイプということは言えると思います。
実際に３走前中日新聞杯と２走前愛知杯は早めに先頭に立たされる形で気を抜く形で、前走福島牝馬Ｓでは馬群の中で気難しさを見せる形で、主に気性面の問題でパフォーマンスを発揮できていない近況で、決して能力由来の敗戦(力負け)をしているワケではありません…（略）…気持ちの面さえ噛み合えば大駆け(3着穴)の可能性は秘める一頭として拾いたいです。』
・・・
そのヴィクトリアマイルは人気皆無ながらも５着健闘で、やはりいつ走るか分からない馬として上位人気ならば懐疑的に見て-下位人気ならばその魅力を拾うという取り捨てが有効と見ます。
その好走によって人気急上昇となるココは前者の見方をすべき局面です。
ただし、連系馬券などを買う人にとっては、まともに走ったら来るべき実力馬という意味で消す戦略はやや無謀しょうが。

▽シャムロックヒル 牝4 団野 55 佐々晶(栗東)
まずは前走クイーンＳ後の回顧文を参照↓
『近４年のマーメイドＳで軽ハンデで好走した馬はサマーセント・サラス・レッドランディーニ・アンドリエッテの４頭ですが、その後に一度でも再度好走したという馬はゼロ。
近10年まで広げても全８頭中１頭(１レース)だけです。
それだけマーメイドＳの条件(Ｇ１を除く牝馬限定重賞での最長距離で施行)が特殊であり、尚且つ(後から振り返っても弱い)軽ハンデ馬が好走しやすいレースであり、その恩恵による激走馬はあくまでもフロックとして処理するのが正解ということです。
シャムロックヒルの最内枠→好発→単騎逃げ切りは正にソレで…どうせ次走も人気しないと思いますがもう一丁あるのかと言えば否である可能性が高いです。』
・・・
マーメイドＳ組からは２着クラヴェルが次走中京記念でも好走しましたが、そちらは距離短縮の適距離千八替わりというパフォーマンス上昇の材料があっての連続好走でした。
それに対してシャムロックヒルは前走がベスト条件（逆に言えば２着馬３着馬は不向き条件）で、そこからの距離短縮も決してプラスではないだけに…もう一度走れるかは懐疑的です。

★マジックキャッスル 牝4 戸崎 56 国枝(美浦)

【マジックキャッスル】
例のWコース追いが通常調教の国枝厩舎馬で[調教場]と[成績]は連動中→今回中間コース追い主体は買い要素
（※春天時に某氏が怒っていた様ですが…失礼なき様に「坂路は駄目」等の無機質データではなく「坂路→何らかのワケ有り→パフォ下降要因」と正しく理解してお使い下さい) https://t.co/M3kErg2h1h

— 🏇キムラヨウヘイ (@jou_syou) May 10, 2021

・・・
これまでの６連対は全て最終追い切りコース調教で、坂路調教では停滞する国枝厩舎の典型的な馬。昨秋復帰戦の紫苑Ｓは坂路オンリーで平凡パフォでしたが、その後はウッド主体で連続好走中。
また、３歳秋前までは馬体に身が入らずに世代準トップレベル級に留まっていましたが、馬体増加で挑めた秋華賞～愛知杯でパフォーマンスをワンランク上げてきたという近況です（その後の阪神牝馬Ｓとヴィクトリアマイルで上昇できなかったのは、再度馬体を減らしてしまったもの要因か）。
前者の観点では最終追い切り場に注目ですが、美浦在厩時には引き続きウッドコース主体で攻められているのはプラス。
後者の観点ではフォトパドックを見る限りでは間隔を空けて馬体をフックラと見せているのはプラス。
⇒最終追い切りウッド＋馬体重プラスならば軸評価。

▽ドナアトラエンテ 牝5 川田 55 国枝(美浦)
マジックキャッスルと同じく国枝厩舎所属馬で、こちらも同厩舎の勝負調教コース追いを取り入れられるようになって上昇してきたクチ。今回も美浦在厩時にはウッドコースオンリーで攻められているのはプラス。
ただし、前走福島牝馬Ｓは低レベルレースで、勝ち馬ディアンドルこそ次走ＶＭでも好結果を残しましたが、それ以下の次走成績はボロボロ。
これまで11戦全て1人気に推されているというブランド馬で、実績や過去パフォーマンスよりも過剰に人気している嫌いも少なからずある。

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