今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去３年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開！

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編；先週は開幕で天候も読めないので大変でしたよね。それでも何だかんだで本命が走って単勝回収率はプラスでした。馬場や馬体重が合ってる本命に絞ればさらに良かったですね。

今；急に降ったり降らなかったりで設定が難しかったよね。降るか降らないかはっきりした予報だと良いんだけど。ただ空梅雨っぽくて、今週は案外降らないみたいだからじっくり予想出来そうで良かったね。

編；それと先週話をしていたプチ単勝爆弾もやってみましたが、かなり効果的ですね！日曜小倉2Ｒは本命が3着で対抗が勝ちましたが、本命が10キロ減だったので対抗の12倍を厚めに買って良かったですよ。

今；確かに本命は休み明けで10キロ減ってきたから、勝つ可能性は相当減ったね。対抗は前走馬体増で凡走した後の馬体減りだから問題ないしで、僕もプチ単勝爆弾は投下したよ。ワイドの1点目よりこっちの方が儲かるしね。
プチ単勝爆弾といえば、勝負レースの薩摩Ｓもそうだったよ。

編；これも本命が3着で対抗が勝ってワイドの1点目的中でしたが、単勝で23.8倍も付けてました。

今；本命の馬体重は良いから、馬券は本命から買って良いけどね。ただ本命が想定オッズより当日はかなり人気になって、逆に対抗は想定の17倍から23倍だから相当人気が落ちたんで、当日の期待値的には一気にこっちの方が高くなった。この場合は2頭の単勝、プチ単勝爆弾が正解になるよ。オッズから勝ち馬からも流したら結局相手が抜けで、プチ単勝爆弾とワイドの10倍しか当たらなかったけど。こういふうに特殊な展開に変な馬が紛れ込む場合もあるから、単勝爆弾の方が確実ではあるんだよね。特に日曜みたいに小回りや雨でペースや馬場が流動的なときにはだね。単勝3.2倍と23倍だと、通常は7：1くらいの比率で良いよ。
ただ想定オッズと実際のオッズの比だと、対抗の期待値が高くなったから3：1くらいに変更する形になる。そうすれば本命が勝っても倍以上、対抗が勝つと5～6倍くらい儲かるわけだね。当日の馬体重とオッズの比で調整するという形だ。このレースは2番人気が絞れてこなくて、このタイミングで絞れてこないと好走しても勝ち切る可能性はかなり落ちるんで、余計に単勝爆弾になる。2，3着はあっても、馬体重がＭ的に悪い馬は勝ち切る可能性が相当減るから。勝ち馬は馬体減りの順ベクトルで前回勝ったときと同じ馬体重なんで、10キロ減でも増えるよりは良いわけだよね。馬場も想定通りの重だったし。
ラジオNIKKEI賞は急な雨もあって、道中外々を回ったらアウトの馬場になって、内枠競馬になったレースだった。ああいう馬場だと外目は勝ち馬みたいに矯めるだけ矯めてから外に出さないと物理的に無理で、中途半端に途中で外々回るとどんな馬でもアウトになる。ハイペースで外枠向きの流れになるという計算だったけど、雨でばらけて内の馬でもスムーズに競馬出来る形になった。
北九州記念は午後雨がほとんど降らなかったから内から乾いていく過程で前残りになった。本命は「馬体は減るけど大丈夫だろう」という陣営のコメントだったんで、減りすぎるのを心配してたら、何故か唐突な大幅増で太くてびっくりしたよ。輸送減りを計算してかなり太めに作ったら輸送で全く減らずに調整ミスしたということだった。ただ普通のフラットな馬場でやれば、結構小倉芝は超高速にしては摩擦があって面白い感じではあったよ。

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編；さっきの人気薄の対抗が勝ったのも小倉1200mですし、8Ｒは本命が勝って馬単74倍も当ててましたよね。結構、バイアスは読みやすかったですか？

今；74倍が当たったレースは、1，2着馬が共に休み明けで普通に増えてたから勝負しやすい馬券になったね。3着馬も絞れるべきタイミングで絞れて来たから買いやすかった。2着馬は当日案外人気もなかったし余計にだよね。
小倉2Rの勝った馬は短縮だったように、ハイペースになると雨で特殊な状況にならない限り、摩擦のあるレース質になりやすくて面白い馬場じゃないかな。ただ超ハイペースになったり、逆に34秒台になったり、ペースが不安定なのが少し怖い。前のレース結果にペースが影響されやすい状態になってるよ。だから前のレースの結果も含めてペースを読むとより当てやすい。つまり直前の結果によっては真逆のペースになりやすいということだね。

編；なるほど。いつものように馬体重、馬場に加えて、前のレースも見るとより精度が高まる状況なわけですね。それではデータ分析にいきましょう。プロキオンＳは条件が変わるので、今週は七夕賞です。
23年は、新潟大賞典2着後の2番人気セイウンハーデスが勝ちました。

今；新潟大賞典連対馬は、2頭中1頭が3着以内。2頭ではデータが少なすぎるから分析はさすがに無理かな。一応来た馬、つまりこの馬は前走3角1番手、来なかった馬は前走3角15番手だった。新潟大賞典3着以内まで広げてみると、今回4番手以内になったのは来た馬だけだから、福島替わりでも前に行く機動力がある方がベターかもだよね。2走前は3勝クラス1着。新潟大賞典3着以内で2走前がオープンでなかった馬は2頭中1頭が来ている。3走前は菊花賞で、新潟大賞典3着以内で3走前が古馬混合でなかった馬は同馬だけで、10月以前も同馬だけ。鮮度は高い方が、ストレス馬だけにＭ的には当たり前の話だけど、好走確率自体は高くなるだろうね。

編；2着ククナは、2600ｍのOP特別6着後の9番人気でした。OP特別凡走馬は1800m～2400mまで登録してます。

今；なら1800m以上のOP特別6着以下をみてみると、34頭中6頭が3着以内になる。来た馬は、前走3角5～12番手だから、どちらかというと差し届かなかったみたいなのが巻き返している。まぁ12番手から巻き返した2頭は福島1800m、2000mだから、ある程度は活性化している方がベターかもだけど。
今回の位置取りは、3角5～16番手。2走前は3勝クラス1着馬を除くと、5頭とも4着以下凡走。4着だった馬は1600mのOP特別で、あとは9着以下に凡走している。何れにしても2000m前後のトップクラスカテゴリーストレスは薄い馬の方が面白い感じだよね。
2走前1600m以下だと3頭来ているよ。ただ5走前まで遡ると1頭を除いて重賞に出ていて、その1頭は前走が2400mの3勝クラスだった。ある程度は、体力的にタフな条件を走っている経験はあった方がベターな感じかな。

編；3着ホウオウエミーズは登録のない福島牝馬Sだったので前年にいきましょう。



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