今井雅宏「重賞ステップ解析」天皇賞(秋)

近年は秋緒戦として使われることも多いレース。昨年は休み明けの馬がワン・ツー・スリーという結果に。その中から安田記念と春の天皇賞を解析します!
そしてブログの続編がついに公開!夜の書斎に現れた野生生物とは??

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日になんと無料公開!


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;毎年盛り上がる菊花賞でしたが、今年は本命が増えてこなかったので、対抗の方でしたかね?13番人気モンテディオが本命で、同点で6番人気ディヴァインラヴ対抗でしたが、本命は「増えて欲しい」で増えませんでしたし、対抗の複勝でも480円付いてましたんで。

;モンテディオも単勝で46倍の人気薄だから、6キロ減とかならほとんど買わない方が無難かもだけど、増減無しくらいなら、両方から買った方が良いとは思うけど。

;予想では、展開次第なので単複勝負という解説でしたが、両方の単複、今井さん買ってましたよね?

;両方人気薄だったからね。あと、モンテディオは、当日、かなり詰んじゃったのもあったんだ。

;馬体重ですか?

;いや、それ以上に位置取りだったよ。

;確かに「差しに回れば」という解説で前に行っちゃいましたね。馬体重も位置取りも逆では、厳しいですよね~。対抗の馬は指定通り差してくれたんで、激走したってことですかね?

;今回、騎手が前に行くのは仕方ないんだよ。

;どういうことですか?

;当日はかなりの前残り馬場が発生したから。しかも内回りは前に行かないと話にならない感じだった。だから、あの馬場見た積極騎乗の横山兄弟が前に行くのは、もう誰も止められないよ。だからこそ、レース前から詰んじゃったんだよね。差しに回らないと来ないステップの馬が、前残り馬場なわけだから、もうどうしようもない。前残り馬場ということは、ロス無く内々回れば差し馬も来るから、そう乗る可能性に賭けたいけど、横山和も積極騎乗が持ち味だから。前走の騎手が前に行ったのに、あの馬場で前に行かないわけにもいかないと思うよ。だから、レース前に詰んじゃったんだ。あと、馬体が増えた方が良いタイミングで増えないと、体力面で厳しくなるからね。ということは、精神コントロールの問題に加えて、体力面でも差しに回って体力を温存しないと駄目になったんで、前に行くとほぼアウトになる。この「疲労軽減、体力補完の差しに回る位置取りショック」については、ちょうど今回のnote(https://note.com/mnohousoku)に書いてたおいたところだったんで、見ておいてね。


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;あ、あれ読みましたが、面白かったですよ。まさか今井さんの家が、野生動物が押しかけて「ノアの箱舟化」していたとは(笑)。

;いやいや、いつ攻撃されるか分からないんで、本当に寝不足になって大変だったんだよ。

;あれは怖いですもんね~。モーリスの話も勉強になったんで、早速、今週狙ってみますよ。ずっと、モーリスはよく分からないって、ワンポイントアドバイスでも話してましたもんね。やっと、つかめましたか?

;簡単にいえば、短縮とか、多頭数とかのペースアップの方が良いということだよね。話を戻すと、ディヴァインラヴも少し矯めた方が良いのが問題だけど、馬体重的には体力が余ってるから、前残りなら行っても悪くはない。こっちは精神コントロールの問題は無い馬だからね。それで、馬連は完全な前残りだから、ディヴァインラヴから66点以上の前に行く馬に厚めに流したんで、もちろん先行馬のタイトルホルダーも買ったんだけど、オーソクレースに間に走られちゃったよ。

;こっちの方が評価はしてましたよね?

;外枠の差しは、もう間に合わない馬場と思ったんだけどね~。パワーがあるタイトルホルダーが逃げの位置取りショックで揉まれず気分良く逃げちゃったぶん、強すぎて、追いかけた方が脱落して、相手は追い込み競馬になっちゃった。終わってみると、福永ももっとしっかり差しに回ってれば、接戦だったのかもね。それにしても、外枠の差し馬に乗らせたときのルメールの体力ロスをなくす騎乗も、相変わらず凄いけど。逃げ宣言している馬が2頭いたから、その後ろで内枠なら揉まれて嫌がると考えてたけど、あの馬場で横山武が逃げないわけもないのかな・・・。各馬の位置取りを決めつけると、良くないね。

;ですよね~、内枠で揉まれてアウトかと思いましたが、逃げてしまっては、揉まれないんで関係ないですもんね。あれもnoteで書いていた、ドゥラメンテ産駒の激走パターンそのものになっちゃいましたよ。Mだと、各馬がどんな位置取りをとったときに激走するか分かっちゃうから、逆に悩んじゃいますよね~。今井さんの言った通りに乗れば、人気薄でもよく来ますし。

;そこは難しいところだね。だから、どこかで騎手や陣営が作戦を話してるかもしれないんで、位置取りショック付きの予想のときに、そういうコメントを新聞とかで見つけたら、余計に勝負した方が良いよ。そもそも、普通に捉まっていればその位置になる位置取りショックしか、ほとんど本命には注文しないから、騎手がその気なら、問題なく実行出来る位置取りになるよ。

;日曜の勝負レースだった柏崎特別も、10番人気本命で7番人気対抗の無茶苦茶アクティブな予想だったので期待しましたが、差しに回った対抗の方が勝って14倍つけましたもんね。

;あれもハーツクライの外枠だったから、仮に先行してたら、凡走してるレースだったよ。

;東京新聞杯も休み明けのワグネリアンが6キロ減だと、対抗のタイムトゥヘヴンの方が良いですかね?タイムトゥヘヴンは10番人気でしたし。

;6歳の量系が休み明けで6キロ減はちょっと嫌ではあるよね。あれは、下がかなり乾いたのと、外枠なのに苦手な揉まれる位置に入っちゃったのもあったけど。ただペースが遅くてヨーイドンの上がり勝負になったから、諦めもつく。2頭ともハイペース待ちの短縮だし、タイムトゥヘヴンは解説したように、ハイペースでないとキレ負けしちゃうからね。上がり勝負で出遅れて最後方では、展開が差し競馬でも、切れる馬じゃないんで3着が限界じゃないかな。

;馬体重といえば、万馬券が当たったブラジルCは、本命少し増えていましたけど、対抗から買っても、結局3連複万馬券は当たってますよね。

;格上げ戦で、流動性の高い時期のダート戦ということも、増えて我慢した要因にはなったかもだよ。

;こっちは、菊花賞と違って内枠のジャスタウェイが炸裂しましたね。

;しっかり後ろに回る位置取りショックを仕掛けたのもあるよ。ジャスタウェイだと、位置取りショック掛けないと、特に長距離は精神コントロールが怪しいから。

;それでは、今週も馬体重と馬場に注意ということで、早速天皇賞のデータ分析にいきましょう!まず昨年ですが、安田記念2着後の1番人気アーモンドアイが勝ちましたね。

;安田記念連対馬は、3頭中1頭が3着以内だよ。サンプルが少ないから3着以内まで広げると、6頭中2頭が3着以内で、あと9番人気4着なんて馬もいる。これでもサンプル数が少ないから、参考という感じのデータ分析になるけど。来た2頭は、前走3角11番手と差して好走した馬で、今回は3角3番手と6番手だから、延長で前に行く、Mの基本的位置取りショックを掛けてきた馬だった。サンプル数が少ない位置取り系のデータだから、当日の流れ次第の面はあるだろうけどね。2走前は海外GⅠの1800mと、ヴィクトリアMで1着。4着に来た馬は、京王杯SCで1着。来なかった馬は、大阪杯とマイラーズC。ややS質を強めに刺激している条件がベターな感じかな。2走前が1着の馬が来てるけど、このステップは1頭を除くと全て1着だったから、確率的には、特に1着でないと駄目ってことではない。2走前は、JCと有馬記念。4着に好走した馬は、年内のマイル重賞のマイラーズCだったけど3着で、4走前は唯一重賞ではなく、OP特別だった。つまり蓄積疲労の少ない馬、芝中距離の蓄積ストレスが比較的少ない馬が、上位に来ているよ。

;2着のフィエールマンは、天皇賞1着からの5番人気でした。

;天皇賞春連対馬は、4頭中1頭が3着以内、つまりこの馬のことだね。サンプル数が少ない上に、今年は阪神だったから、やっぱりデータ分析は参考程度になるかな。同馬は、前走1番人気1着。前走2番人気以内だったのは同馬だけ。激走でなく、ストレスがきつくなかった馬は、いつものように注意したい。脚質は、前走7番手と差していて、今回は追い込み。ただ該当全てが前走差していて、今回が追い込みだったんで、データ的な判断は付かないよ。2走前は有馬記念だったんで、間隔も開いていて、やはり蓄積疲労がなかった。ちなみに天皇賞春で凡走して今回3着に激走した馬もいるけど、その馬は3走前が有馬記念だったから、年内はまだ3戦目だった。

;3着のクロノジェネシスは宝塚記念3着後の1番人気でしたが、宝塚記念連対馬の登録はありません。





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