今井雅宏「重賞ステップ解析」小倉記念

昨年は3勝クラスから挑戦したモズナガレボシが6番人気1着と好走。このステップは鮮度が高く、なかなかの好成績。穴で注意が必要だ!

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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;レパードSは本命のタイセイドレフォンが来ましたけど、相手は66点のカフジドラゴンでした。

;かなりのハイペース追い込み競馬になっちゃったよね。

;コンビニFAXとかの全頭解説では、カフジは「かなりペース上がればパワー活きて」ということで、やっぱりかなりペース上がっての追い込み競馬のぶんですね。

;タイセイ以外は7着まで3角7番手以降の追い込み競馬だったように、内枠の先行馬には致命的な流れになったよ。
編:あれで内枠から2着は相当の内容でしたね。

;岩田も松山も逃げないと駄目な馬でもないのに、珍しく二人で競っちゃったもんだから、前は総崩れだったよね。ドレフォンはああいうふうに、ハイペースの内枠でも馬群で結構頑張れるんだ。それで選んだけど、さすがに展開が厳しかったね。

;そういえば、亀谷さんとの対談でもそんな話をしてましたよね。

;芝なら、あの流れで揉まれたら完全にアウトだよ。ダートだとギアチェンジ出来るけど。1700m以上の流れだと特にね。土曜札幌7Rでカラフルキューブって馬を本命にしたでしょう?小回り1700mでペースアップしそうだから、1800mと違って馬群に入ってどうかという心配も少しはあったんだけど、恐らく馬群を割れるだろうと本命にしたんだ。

;2点目で3連単90倍を当てたレースですよね。

;うん。結局外に出さないで、馬群を割って勝ったんだよ。それまで少し半信半疑な部分もあったけど、あれで内枠で前走よりペースアップしての相手強化でも、余裕でドレフォンは馬群を割れるという確信を持てて予想したんだ。実際、普通の流れだったら、レース内容見てもタイセイドレフォンも楽勝だったんじゃないかな。勝った馬は大外枠の短縮で活性化が弱いから、普通のペースだと間に合わないで3着止まりくらいのステップだよ。ハイペースで馬群がばらけたんで、上手く外を回らないで済んだのもあるけど。3着馬もあんなに前が厳しい流れにならなければ4,5着のステップだった。ただ一つミスがあって、カフジドラゴンって連続2000m以上の差しで活性化が弱いと思ったけど、よく考えると前走は阪神2000mだから芝スタートなんだよね。芝スタートからの200m短縮だと、忙しさは補填されていたと考えないと駄目だったのかも。その辺は、もう少し他の短縮との違いを分析していく必要はあったのかもしれない。芝スタート2000mからの短縮は、しっかり分析し直して、またどこかで解説出来ればと思うよ。

 

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;タイセイドレフォンの12キロ増はどうです?休み明けでもないので増えすぎでは?

;少し太いけど、前走が減ってたパワー型の3歳だから、減るよりは良いよ。パドックもそれなりに良かった。ホウオウは逆に、反動が出ちゃって硬いパドックだったけど。エルムSは逃げ馬がダッシュ付かないでスローになったところに、躓いちゃったもんだから、もうその時点でどうしようもないよね。58キロでスローの上がり勝負が厳しいのもあるし、そもそも外枠の追い込みは物理的に不可能な流れだから、前半で躓いて追走リズムを崩しちゃうとさすがに無理だった。

;日曜の勝負レースも何だかんだで本命が全て馬券圏内に走ってますし、今週から3競馬場開催に戻るので、また大爆発を期待してます。

;2競馬場でも、多頭数で人気馬が危ない面白いレースを、午後に組んでくれれば良いんだけどね。むしろ予想するレースが少ないぶん、時間も取れるし。でも今回の新潟みたいに、トップジョッキーが切れない人気馬を関西からどんどん連れてきて騎乗されると、2競馬場では面白いレースがなくなって穴狙いが厳しくなるよね。そういうリスクを考えると、やっぱり3競馬場の方がやりやすい。

;安田記念週とか大爆発した週には2競馬場も多いですが、やっぱり3競馬場開催の方がレースを選べるので安定はしやすいですね。では今週は、登録頭数が多い小倉記念にしましょうか。
 昨年は、3勝クラス3着後のモズナガレボシが勝ちました。

;3勝クラス3~5着で見てみると、9頭中4頭が3着以内だよ。鮮度は高いから穴で注意だね。来た4頭の前走は、3角4~11番手。差し届かなかった馬が相手強化でペースアップして、流れに嵌まるみたいなタイプだった。来た4頭中3頭が前走より今回は3角の位置取りを下げていたよ。ただ前走8番手以降から来たのは小回りの小倉組だけで、あんまり後ろ過ぎた場合は、それまでのステップとか、何かしらの方法で活性化させていた方が良いだろう。今回は、3角8~12番手で、8番手から来た2頭は稍重の年で他の2頭は10番手以降。鮮度は高いけど活性化がネックになるから、重い馬場にならなければ無理に動かないで展開待ちが良いかもね。稍重の年、つまり昨年は2頭とも来ているけど、良馬場だと7頭中2頭だからやや率も落ちる。良馬場なら、活性化を補うような展開や馬場の助けがあった方が良いよね。

;2着のヒュミドールは、エプソムC6着後の5番人気でしたが、エプソムC組はいません。3着のスーパーフェザーも準OP3着後だったので、前年にいきましょう。



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