今井雅宏「重賞ステップ解析」札幌記念
先週のレパードSでは日曜「厳選!勝負レース」掲載分で取り上げた、26頭中1頭という条件にピタリのドンインザムードが5番人気1着!ステップ解析恐るべし!
さあ今週はいよいよ夏の北海道の大一番、札幌記念だ!
今井雅宏の「勝負レース2DAYパスポート」がレギュラーメニューに!
2024年の冬フェスで限定配信され、たいへんご好評をいただたセットメニュー、
「勝負レース2DAYパスポート」
がレギュラーメニューになりました。
2日間の勝負レースがセットになったメニューで、単品で買うより600円オトクとなっています。
ご予定に合わせてお買い求めください。
[セット内容]
土曜・厳選!勝負レース
土曜・今日の準勝負レース!
日曜・厳選!勝負レース
日曜・今日の準勝負レース!
[配信価格]
3,800円(税込)
今井雅宏のメニューを見る
配信開始は通常土曜日の午前1時頃となります。
重賞ステップ解析とは
今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!
さらに週末のメニュー
・土曜日の「厳選!勝負レース!」に2年前のレース解析
・日曜日の「厳選!勝負レース」に3年前のレース解析+ワンポイントアドバイス
が掲載されます!
編;今週はいよいよ夏最大のイベント札幌記念がありますので、楽しみにしてます!その前に回顧ですが、「2点目以内万馬券的中」の得意技が、先週の約束通りに炸裂しましたね~(笑)。
日曜札幌1Rで、馬連139倍がズバッ!と2点目的中でした。他に札幌12Rでも、3連複47.9倍をこれは文句なしの1点目的中ですね。馬連も1点目的中で、もちろん3連単万馬券も的中でした。
今;やっぱり天気予報の当たった競馬場で、2点目以内の万馬券的中だったね。
編;ですよね~。これでここ一ヶ月ちよっとで4レース目の万馬券2点目以内的中ですかね?中京は朝から雨予報だったのに、ポツリとも降りませんでしたから(笑)。当たり前ですが、馬場設定の合ってる競馬場で勝負という結末でした。
重賞では、勝負レースに選んだレパードSで人気薄の本命が勝ちましたね。公式では5点買いに絞ってるので馬単は外れですが、相手は66点で一番人気がない馬なので、同点だと人気ない方が上位ルールですから携帯サイトだと8点目くらいまで流せば190倍も当たったという表記になってましたね。
しかも「かなりの道悪なら」の解説付きの馬だったので、当日の不良馬場と雨を見て買った人も多かったですかね~。買ってましたよね?
今;「かなりの道悪なら」という解説は、2着馬だけだったよ。
編;あっ、本当ですね!全頭解説の載ったコンビニプリントとか見ても、2着馬だけが「かなりの道悪なら」という解説ですね~。何時ものように、馬場と馬体重のコメントをよく読んで勝負が正解だったわけですね。
今;道悪のレパードSは、あの年以来だったの覚えてる?
編;ケンシンコウの勝った年ですね。そう言えば、あのときも人気薄のケンシンコウが本命で勝ったのでしたっけ。
今;単勝22倍だったよ。つまり重、不良のレパードSは、人気薄の本命が2戦2勝になったわけだ(笑)。
編;その話も気になりますね~。で、回顧はどのレースからにしましょう?
今;三面川特別かなぁ。
編;やっぱりあれですね(笑)!土曜の勝負レースで、これはなかなか衝撃的でした。単勝14倍の対抗が勝って、単勝83倍の▲が3着ですね。それで67点以上の6頭中5頭が5着以内独占、予想上位5頭中3頭が3着以内独占で、3連複544倍、3連単3124倍でした。
今;予想上位6頭のうち、本命だけが掲示板にいなかったわけだね~。
編;ええ、ただみんな体重で相当稼いだんじゃないですか(笑)。本命がレースのポイントで、「6キロくらいは増えればベター」という珍しく具体的な数字まで出してましたが、結局全く増えなかったですからね。
それで、対抗が理想馬体重のベクトル方向に絞れてきたわけですから、いつもここを読んでるMファンなら、さすがに人気薄なので対抗からもかなり買ったでしょう。休み明けの小型馬が増えなかったわけですし。
今;しかもL系の休み明けで増えなかったから、Mの馬体重理論と真逆になっちゃったよね。挙げ句にパドックでは相当入れ込んでたんで、来る確率は前日の少なくとも3分の1くらいには低下した。それでもオッズにはあまり影響を与えないわけだから、如何に馬体重が馬券で大切かってことになるよ。
編;いつもの話ですもんね~。単勝爆弾も落としてましたね(笑)。
今;1着馬の14倍と3着馬の83倍ね。どっちが勝っても最低7倍、比率を変えればもっと儲かるから。それと馬体重が順ベクトルの対抗からの流し馬券だよね。ただ本命にした以上、馬体重がおかしくても責任とって本命からも押さえで流しはしたけど。
それにしてもS君、テンションがあまり上がってない?
編;ええ。実は仕事だったんで、午前中に馬体重見ないで本命から流して買っちゃったんですよ。やっぱり「馬体重と馬場で勝負」の鉄則を守らないとでした。
今;まぁ人生はそんなもんだよね。僕も日曜の予想で忙しいから、3連複までは手が回らなかったんで単勝中心にササッと流して買っただけだよ。これが日曜の最終とかだと暇だから、しっかり買ったんだろうけどね~。ただ最近はレース時間が遅すぎるから、昼寝して最終は寝過ごしちゃったりするけど。
編;ところで単勝83倍のクリニクラウンは、どうして▲に?
今;今の新潟は結構馬場がS質なんだ。超高速馬場だけに自然にペースが上がりやすいんでダートからの馬も来やすい。メンバー的にハイペース差しっぽかったしね。それで本命の「後ろに回る位置取りショック」を期待したら、馬体が増えないのに前に行くという騎乗で、さすがに体力切れだった。陣営が折り合いを気にしてるようだから、てっきり追い込みに回ると思ってたんだけどね。
編;「矯めれば」という解説でしたもんね。やっぱり今井さんの指定通りの馬体重で指定通りに乗った馬が、当然ですけど勝つという結末でした。
今;クリニクラウンの10キロ増は、間隔開いてたし、ダートからのショックでカテゴリーが全然違うから、特に気にすることもないよ。S系の馬体増だし。
編;カテゴリーストレスの薄いS系だと、特にプラス方向は許容範囲が広いのがMの馬体重理論ですよね。
今;1番人気とかなら金額少し落とす方が良いかもだけど、なにせ80倍だから。とにかくMの馬体重理論は予めルールが決まっていて、それに反する可能性はかなり低いんで、しっかりこれまでの理論の解説を思い出しながら買うようにね。ブログとかにも載ってるしだね。馬体重理論と逆のことが5回に1回くらいはあるかもだけど。
編;4回はその通りになるわけですもんね(笑)。
今;人気薄や、バイアスが当日かなり合致してる馬なら、多少馬体重が違っても勝負して悪くはないけどね。
編;ところでレパードSのドンインザムードは直ぐ本命でした?
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今;そうでもないよ。パッと見は押さえの評価だった。馬柱見た感じでは揉まれ弱そうだし、道悪だけ凡走している馬だからね。「内枠の道悪では押さえまで」って、普通は考えるんじゃないか。
編;ではどうして?
今;他にいなかったんだよね。内から解説すると、ジャナドリアは高速道悪に向かうステップとして活性化がどうか。ロードラビリンスはここ2走が揉まれないで走ったからね。相手強化の中枠で揉まれて走るイメージが湧かない。トリポリタニアは前走がショックだし、かなり上手く乗ってたんだよね。まぁ今回も岩田だから上手く馬群に潜り込む可能性もあるけど。ダッシュ力もないし、怖いのはその可能性くらい。
ルグランヴァンは鮮度があって先行力もありそうだからね。これでいこうかと思って調べたら、前半のダッシュ力が案外弱い。広い東京から新潟替わりで先行出来るか?というと疑問だ。ただ先行馬の比較的少ないメンバーだから、騎手が強引に押していけば2,3番手を取り切れる可能性もなくはない。
編;なるほど、それで「好位の外々回らないようにしっかり出していけば」という解説だったわけですね。結局、今井さんの指示通り強引に先行しなかったので来ませんでした。ということで、相手は残ったヴィンセンシオだったわけですか?
今;ただ別にこの馬も積極的に買いたくはないんだよね~。弥生賞もペースが遅かったし、果たしてダート替わりでテンが競るような競馬で先行出来るか?というと疑問が残る。先行しないで揉まれたらきついだろうし。
ただ性能差でそのまま2,3番手くらい取れちゃう可能性もなくはないメンバーだし、他の馬が駄目そうだから、本命に対しての逆転がある未知の馬という意味で、結局対抗にはしたけど。
編;で、ドンインザムードが残ったわけですね。
今;みんな来そうにないから、予想してて憂鬱だったんだよね~。「このメンバーで何が一体走るんだろう?」っていう感じ。で、最初に戻って1番のドンインザムードを見直してみたんだ。新聞だと、新馬の馬柱がなかったからね。その新馬をチェックしたら、全然馬群は大丈夫だった(笑)。
で、道悪のレースは不利があって参考外で、道悪が苦手には思えない走り方だった。他のレースも全部つぶさにVTRを見て、「これは内枠の先行で行ける!」と確信したよ。で、最初は何が相手に来ても道悪の穴狙いで高配当になるCBC賞が勝負レースだったけど、慌てて消して、こっちを勝負レースに持っていったという経緯になる。
編;そんな裏話もあったのですね。CBC賞がまさかの雨が降らない天気になったので、正解でしたね(笑)。
ところでデータ分析コーナーは完璧でしたよね~。2勝クラスで連を外した馬は26頭中1頭しか来てないけど、前走先行して5着前後だった馬は2頭中1頭が来ているという解説でした。26頭中1頭しか来てなくて、しかも勝ち馬の出ていないステップでも、データ分析で残るってのが、やっぱりMのステップ分析の凄まじさですよね。強烈な絞り込みでした(笑)。
今;でも別にそのデータ分析は、予想のときは考えてないよ。以前に何度か話したように、自分が解説した分析は、予想するときに客観性を欠くリスクがあるからね。「データ分析で合ってるわけだから、評価しないとおかしいかな?」とか。
そういうことを考えないようにはしてるけど、無意識にでもどうしても入ってくる。だから自分が話したことは全部忘れて予想して、データ分析も少し違う角度からやり直しているんだ。
編;そうでしたね。だからこそ、データ分析と予想が同じ場合は勝負なんですよね?
今;違う角度からも、そこに行き着いたわけだからね。ただこの場合はデータ分析以前に、前走で前に行って活性化しつつ凡走してストレスも薄れたわけだから、M的に普通に買いのステップだったよ。しかも揉まれても大丈夫な馬なわけだから、相手強化で3,4番手のポケットに入れる位置取りショックなら、効果抜群だろう。
強気に早めに外に持ち出して2番手へ行った分だけ危なかったけど、そのまま3番手からイン突けば、もっと圧勝しているレースだったよ。
編;あとルヴァンユニベールの「かなりの道悪なら」という解説はどうしてですか?この馬も道悪のときが1.4秒差と、キャリアの中で一番惨敗した馬ですよね?それがよりによって、唯一の「かなりの道悪なら」という解説の馬になったのは?
今;酷い道悪だと、高速馬場でもパワー競馬になるからね。配合的にも本格的な体力比べなら向く。もちろんばらけやすくもなるしね。解説で「高速馬場なら」という馬なら、何頭かいたでしょう?
編;結構、いましたよね。道悪になると時計が速くなると思うのですが、「かなりの道悪なら」と、なにか違いがあるのですか?
今;高速馬場は別に道悪でなくても軽い砂質ならなる場合もあるわけだよ。それに、このレースはトリポリタニアの前走勝ち時計より遅かったように、そこまで高速でもなかったしね。だから余計に、当日はルヴァンユニベールの期待値が相対的に上がったことになる。あと、単純に水の浮くようなダートだとウチパクはまだまだ上手いからね~。ウチパクも含めて、人馬共に「かなりの道悪なら」になった経緯もあったよ(笑)。
編;さすがにCBC賞は道悪想定が、雨が降らずに高速良馬場ですから、どうしようもないですよね?
今;道悪だから敢えて選んだ馬だしね。
編;「酷い道悪なら向いて」というような解説でしたね。上位4頭はレースのポイントで、全部道悪が向いてるという解説でした。結局全く降らず、その次の評価だった馬がそのまま勝ったというレースでしたね。
勝ち馬はワンポイントアドバイスで、「高速馬場も向く」ということですから、当日高速の良だと、勝ち馬からが正解ですか?予想の順番と解説を見るとそうなりそうですが。
今;道悪だとばっかり思って予想してたから、高速良でどの馬を本命にしてたかなんて、実際に予想してみないと分かんないよ。
まぁレースのポイントの4頭は道悪でないと少なくとも本命対抗にはしなかったろうけど。解説にあるように、道悪が買いポイントな馬達だからね。
編;結局、今週も何時ものように馬体重と馬場で絞って勝負という結末でしたよね。
今;馬場や馬体重が良くないときはガッカリするんじゃなくて、むしろレースや馬を絞れると喜ぶくらいのメンタリティーでやる方が良いよ。
編;確かに日曜なら、想定の合ってる札幌と、新潟のダートで勝負が、そのまま正解でしたもんね。
今;10レースもわざわざ予想してるのは、それだけ予想すれば天気予報が当たる競馬場もあるだろうし、馬体重の良い馬もいるだろうということだから。やるレースがなくなると申し訳ないしね。特に暑いから、三面川みたいに馬体重には注意してだよ。
編;今週も馬場と馬体重に注意して勝負したいと思います!ではデータ分析は札幌記念にしましょう。
昨年は、香港からのノースブリッジが勝ちましたが海外帰りはいませんね。2,3着も登録のない安田記念組だったので前年にいきましょう。と思ったら、23年も今年の出走馬のパターンはいませんね~。珍しいケースですが、22年にいきましょう。この年は札幌記念5着後の3番人気ジャックドールが勝ちました。今年も大阪杯5着馬が登録してます。
今;大阪杯で一桁着順だった馬は、5頭中2頭が3着以内。来たのは前走3角1,9番手。前走3角4番手以内は来た馬だけ、9番手以降は2頭中1頭が来ている。巻返しステップだけに極端な脚質が嵌まらなかった馬は怖いね。まぁサンプル数の少ない位置取り系のデータだから、アテにはならないけど。
今回は3角3,5番手。今回3角8番手以内は、3頭中2頭が来ている。小回り替わりでも前に行ける機動力があるとベター。2走前は2頭とも金鯱賞で1番人気1着。ただ他の3頭も全て重賞で連対してたけどね。あと良馬場の年は3頭中2頭が来ている。
編;2着パンサラッサは、宝塚記念8着後の2番人気でした。
今;阪神開催時の宝塚記念6着以下は、14頭中8頭が3着以内。来た馬は前走3角1~14番手と様々。ただ、うち7頭が3角5番手以内。5番手以内だと、9頭中7頭が3着以内になる。勝ちに動いて負けた馬は怖いね。もう1頭は14番手で、14番手以降も3頭だけ。うち今回良馬場は来た馬だけ。巻返しステップだけに、極端な脚質が嵌まらなかった馬も怖いよね。
今回の位置取りは3角1~9番手。4角で7番手以内だと、11頭中8頭が3着以内になる。短縮でも置かれすぎない機動力があるとベター。2走前はGⅠとGⅡで、1~16着と様々。3走前は8頭とも重賞で1~18着だった。強い相手にメリハリのある競馬をしている馬には特に注意したい。
編;3着ウインマリリンも宝塚記念凡走馬だったので前年にいきましょう。
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土曜の「厳選!勝負レース」に2023年の解析、
日曜の「厳選!勝負レース」内に2022年の解析+ワンポイントアドバイスが掲載されます。
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