今井雅宏「重賞ステップ解析」毎日王冠

 

今週は3場開催で天候の心配も和らぎ、狙いを定めてズバッと勝負したい。
コラムでは毎日王冠のステップレースを解析。昨年の勝ち馬のNIKKEI賞はサンプル数こそ少ないが、2走前、3走前と遡っていけば何かヒントが見えてくるはず。

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!

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;今週からいよいよ待望の3競馬場開催ですね。土曜には重賞になってから8年中6年で的中しているサウジアラビアRC、日曜は昨年2点目でズバッと的中だった京都大賞典などがあるので期待してます。

;サウジアラビアは3連複が多いはずだけど、何れにしてもこの時期だと3競馬場なのはホッとするね。先週は2競馬場でどっちか1つは天気予報が逆だったから、前提の合ってるレースが少なくて大変だったもんね~。

;土曜中山が雨予報が高速良馬場で、日曜中京は全く降らない予報が朝から重馬場ですからショックでしたよね。

;話が全部逆だもんね。近年は、夏に天気予報が当たらないで大変だったけど、今年は9月になって天気予報がはずれる日が増えて大変な月になったよ。

;ピンポイントに予報が当たった日に大きいの獲るしかないですもんね。まさに綱渡りでした。

;熱帯化してきて、天気予報も大変になったのはあるから仕方ないけど。まぁ3競馬場なら、さすがにどこかで予報が当たりそうな競馬場があるから、そこで良いレースが組まれていることに期待してズバッと勝負といこう。

;ローズSの19万馬券なんかは、まさに予報が当たった日にピンポイントで当てましたしね。回顧ですが、スプリンターズSは「絞れて欲しい」の本命が絞れませんでした。こうなったら対抗から買おうと思っても、こっちも絞れなければいけないタイミングで馬体増でしたね。

;2頭とも集中しないといけないタイミングの馬体増で集中力が切れちゃったね。前計量から輸送とかを考慮して絞れてくると思い込んだのは失敗だった。しかし、あの前計量はアテにならないけど、つい釣られちゃうね。

;シリウスSは、「増えすぎ注意」の本命が6キロ増だったので、馬体重の問題がなかった対抗から買えば当たったので良かったですが、対抗も不味いとさすがに困りますね。

;シリウスSのヴァンヤールは少し調整過程が緩いから、疲れが出て中間休ませた可能性があったんだ。だから増えすぎない方が良いって解説したわけだよ。結局、6キロ増で嫌な予感の方が的中しちゃったけど。
ただ3番人気のロコボルディが少し怪しい以外は特に面白いレースでもなかったから、あの配当なら馬体重が変でも本命から買っても良いけど。結局は体重の合ってる対抗からが正解だったわけだけどね。

;今井さんの指定通り、前に行かなかったのも問題だったのでは?



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;いや、かなり心身共に太くて行こうにも前に進めない状態だったよ。

;ロコボルディは、前走単勝22倍のとき本命に抜擢して万馬券獲った馬で詳しいですもんね~。なんで逆に今回は危なかったのですか?

;どちらかというと叩かれながら集中していくタイプなんだよね。今回はレース間隔開いたから、気持ちが温まっている可能性がそれほど高くない。前走がかなり祭りの中の喧騒、カーニバルの高揚した精神状態にあるから本命にした馬で、一息入れた今回は脱け殻の可能性も怖かったし。ただ、この叩き良化タイプかどうかは、結構流動的な面もあるんだよね。特に非C系の場合は。
スプリンターズSも本命対抗がヤバい馬体重だから、あとは何でもある状態になったわけだけどね。ルガルは叩き良化タイプの可能性が高いというのが引っかかっての66点だった。M的にはストレス無くてL系の外枠だから買いなんだけどね。ただ叩き良化タイプかどうかは、そのときのリズム、年齢、ステップと、あと陣営の仕上げ方の変更で、それなりに変化するから、あんまりそこに引きずられすぎると良くない。その引きずられた感が残っちゃったのが、今回の失敗だった。
ナムラクレアなんかも、M的には解説にも書いたように絞って後ろに回る位置取りショックなら買いタイミングだけど、反動タイプが2戦目で判断が微妙だったしね。まぁこの馬に関しては絞れて位置取りショックでも、勝ちきるイメージがないんで本命を止めたのはあったけど。

;2着馬もコンビニファックスの全頭解説では「好位に行く位置取りショックなら」でしっかり好位に行きましたね。

;まともな体重の馬が少ない中、増えるべきタイミングで増えたのも大きいよ。減ってたら来てないというか、そもそも前に行けない。叩き良化の話だけど、ルガルは今までと違って調整失敗して凡走した後のGⅠだから、かなりこれまでより休み明けでも仕上げてきた感じだったのかもだったね。そもそもこのレースは走れそうな馬がほとんどいなかったんだ。
だから、とりあえずママコチャが絞れれば3着以内は外さないんで選んだという予想だった。2,3走前凡走の叩き2戦目で3走前に1400m使ってるからカテゴリーストレスも薄いしね。
ただ解説したように前走が強引に走りすぎたから、その反動が出ると凡走する。それは当日絞れてるかどうかで分かるからね。絞れなかったらみんなも対抗から買えば良いと思って馬体重注釈入れて予想したけど、まさか対抗まで絞れてないのでは詰んじゃって申し訳ない予想になった。

;こういう何もいなくなったときは、やっぱり人気薄の単勝爆弾が理想ですか?

;走れる馬がいないときは、体重の合ってる馬で、逃げ、外差し、内差し、追い込みのどれか当日のバイアスと展開に嵌まり切ったのが勝つ可能性が高いから、そういう人気薄の単勝爆弾はあるね。ただ、さすがに本命対抗もいなくなると、あんまりやらないで他の勝負レースの2つに集中した方が良いよ。両方、中山は馬場も馬体重も合っていたわけだから。

;日曜の勝負レースは予報がズレた中京でなくちょうど天気の合ってた中山だったですから、確かにそっちでしたね。中山8Rは6番人気の本命が来て3連複的中で、12Rは本命が勝ちました。やはり狙ったレースで予報と馬体重が合ってるときに勝負という話でした。

;今週は馬体重に加えて不味いタイミングの大捲りとかばっかりなのも参ったけどね。

;それではデータ分析は条件の同じ、毎日王冠にしましょう。昨年は、ラジオNIKKEI賞1着後の4番人気エルトンバローズが勝ちました。

;ラジオNIKKEI賞連対馬は3頭中1頭が3着以内。さすがにデータ数が少なすぎてデータ分析は無理だよね。
一応参考に見てみると、来た馬、つまりこの馬は前走3角3番手。来なかった馬は2,10番手だった。今回は来た馬が4番手で、来なかった馬は2,13番手。データ数が少ない位置取りの話だからアテにならないけど、置かれすぎない好位馬が来たという感じだね。
2走前は、来た馬が1勝クラスで、来なかった馬はオープン。4走目まで遡ると来た馬は未勝利で、来なかった馬は1800m~2000mの重賞。3歳馬だからそこまで気にすることもないけど、トップクラスカテゴリーストレスの薄い馬ではあった。

;2着ソングラインは、安田記念1着後の2番人気でしたが安田記念からはいませんね。3着シュネルマイスターも安田記念だったので前年にいきましょう。




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