高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(24/11/9.10)

【土曜東京11R 武蔵野S(G3)】
★エンペラーワケア(牡 2020 父ロードカナロア 母父Curlin)
◎成績:[7.2.0.1]~根岸S(G3)、武蔵野S(G3)
◎牝系:FNo.23(極軽系)~母カラズマッチポイント、兄弟サンライズラポール(吾妻小富士S2着)、近親Jewel Princess(BCディスタフ)、Dancing Rags(アルシバイアディーズS)、My Princess Jess(レイクジョージS)、Coup de Grace(アムステルダムS)、El Caballo(E. R. ブラッドリー大佐H)
◎コメント:指数はイマイチ。直線で4着馬らにブロックされてスムーズさを欠いた分、指数以上に強い競馬。

【土曜京都11R デイリー杯2歳S(G2)】
★ランフォーヴァウ(牝 2022 父ロードカナロア 母父ディープインパクト)
◎成績:[2.0.0.1]~デイリー杯2歳S(G2)
◎牝系:FNo.A29(極軽系)~母キネオダンサー、近親Excellent Meeting(サンタアニタオークス)
◎コメント:指数はイマイチ。メンバー的に凡戦は仕方なく、Sペースの瞬発力勝負で極軽系FNの123。

【日曜福島11R 福島記念(G3)】
★アラタ(牡 2017 父キングカメハメハ 母父ハーツクライ)
◎成績:[7.1.3.15]~福島記念(G3)
◎牝系:FNo.1-n(地力系)~母サンシャイン(愛知杯2着)、近親ジュエラー(桜花賞)、シャンパンカラー(NHKマイルC)、ワンカラット(フィリーズR)、Ceiling Kitty(クイーンメアリーS)、Noble Style(ジムクラックS)、バルドウィナ(ペネロープ賞)、サンシャイン(エルフィンS)、ワントゥワン(関屋記念2着)
◎コメント:指数は水準。淀みない流れの消耗戦で、久々に牝系の地力がイキイキ。

【日曜京都11R エリザベス女王杯(G1)】
★スタニングローズ(牝 2019 父キングカメハメハ 母父クロフネ)
◎成績:[6.2.1.8]~秋華賞(G1)、エリザベス女王杯(G1)、フラワーC(G3)、紫苑S(G3)
◎牝系:FNo.1-w(地力系)~母ローザブランカ、近親ローズキングダム(JC朝日杯FS)、ロゼカラー(デイリー杯3歳S)、ローズバド(フィリーズR)、ロサード(オールカマー)、ヴィータローザ(セントライト記念)、ローゼンクロイツ(金鯱賞)、ゼルトザーム(函館2歳S)、ローズプレステージ(京都新聞杯2着)
◎コメント:指数はイマイチ。デキ良化してCデムJに乗り替わり、スロー先行&1番人気馬の駄乗に恵まれて楽勝。