実走着順・5つのポイント

1、枠順・展開・ペース・走った距離を最重要視。

実走着順理論の真髄。時計理論が多数を占める今だからこそ、基本に忠実に考える。
競馬は、そもそもレコードタイムを出そうとして走っている訳では無い。人馬一体となって、そのレースを時計などまったく関係なく、ただ純粋に勝つ事だけを目標にしているからだ。
で、あるかにして、基本的には競馬はまずは、内枠有利(馬の性格などで例外はある)そして、スローなら先行馬が有利イペースなら差し、追い込み馬が有利。また、4コ-ナーは勿論、1コーナーを周る時の位置取りに注目し、各馬の走った距離を割り出し、結果から修正し、真の着順を割り出す。(インを終始周った馬と終始外を周った馬とでは、明らかに走った距離が違う。それなのに、僅差で勝ったインをピッタリと周った馬に強いと言う安易な評価が下される。そこに、次走のオッズの旨みが出てくるのだ)

2、競馬は予想と馬券は違う。

予想なら誰でも出来るだろう。しかし、馬券を買うのはそう簡単では無い。そのレースの旨みは何処にあるのか?それを一番生かすことの出来る券種は?と、レース単位で工夫しなければならないのだ。

3、競馬は少数派の勝利

馬券は、どうしても配当との戦い。より少ない支持の人間を共有しなければならない。
そこで、まずは「1番人気を疑へ」です。何故、このレースでその馬が人気なのか?本当に1番人気と信用してよいのか?何処かに盲点は無いのか?少し強引だが、その1番人気馬を信じるより、無理無理でも良いから、危険な所を探し出すのだ。
で、それでもその危険な所がみつからないのであれば、素直にそれを信じれば良い。しかし、少しでも疑う余地があるのなら、次に2番人気、そして3番人気とずらして行くと言う作業をして頂きたい。
現在の競馬は、馬券対象となる3着以内と言う事を加味して考えて見た場合、1番人気~5番人気のいずれかが、その対象となる確率が80%以上、言いかえれば、ほとんどのレースにおいて、1~5番人気のいずれかが、馬券に絡むのだ。そう言った意味で、現在の競馬は、その1~5の5分の1を見つける作業に徹すれば良いとなるのだ。そして、見つけた1頭から、目ぼしい相手馬に流せば良いとなるのだ。

4、答えはほとんど馬柱の中に書いてある。

各々が使っている専門紙でもスポーツ新聞でも構わない。そこの馬柱に注目して頂きたい。
正し、世間ではどうしても直近の前走の結果に注目が集まる。実はそれは大きな間違いなのだ
実際には競馬に置いて、連勝すると言うのは実に難しい事なのだ。2走続けて好走すると言うのもやはり難解なのだ。
馬は生き物である。疲れやリズムもある。ですから、その好走をピークと考えた場合、嫌でも落ちていると判断できるのであるから・・・まあ、これも暴論だが、単純に3走で1回、その馬のピークが来ると思って頂きたい。(勿論、厩舎などでも違うが・・・)
だから、馬柱の前走を見るのではなく、まずは、3走前、2走前、そして、前走とみるようにして頂きたい。また、4,5走前の走りにも注意して頂きたいのだ。3走前に好走して、2走前、そして前走凡走なら、逆に人気が落ちた今回が狙いとなるのだから

5、馬券は美しく、シンプルに・・・

的中だけなら、全通りかそれに近く買えば良いのだろう。しかし、競馬で利潤をあげるとなるとそうは行かない。出来るだけ、点数を少なく、そして、はずした時こそ出来るだけ、リスクを抑えなければならないのだ。あれも怖い、これも怖いとやみくもに手を広げた馬券は絶対にご法度である

以上。5つのポイントを最重要視し、レース検討をする上で、レース毎のレベル(共通のレース)、共通馬を見つけ出し、そこからの着差から、まずはそのレースに必要かそうでないかを割り出し、多頭数を少頭数し考え、その圏内となった馬をそれぞれ数値化(指数)し、答えを導き出す理論である。