※印は[★激走候補～△有力～▽軽視～―無印」を表します

▽エーポス 牝5 亀田 55 栗北出
過去の２勝は共に距離短縮ローテ時。２走前までは無理に距離千四～千六に出走して折り合いを欠いて生成を残せずというのが続いていましたが、意を決して距離千二に短縮した前走ラピスラズリＳはうっぷんを晴らす勝利。
また３歳春のフィリーズレビュー１着と同じく、内有利馬場で内を突く騎乗が嵌まったのも大きかったです。
今回も引き続き距離千二はプラスで、あとは内枠を引き当てればあとは嵌まり待ちの可能性ある立場の馬になれます。

△カレンモエ 牝6 松山 55 栗安田隆
まずは４走前京阪杯２着後の回顧文を参照↓
『この日あたりから阪神芝は外差し馬の食い込みも目立ってきて、このレースでもカレンモエを除く上位勢はどれも差し追い込み馬でした。その中で先行好走の価値は高くて、ピカピカの良血ながらもレース経験を経ながら右肩上がりに成長をし続けているのがコノ馬だけに…デビューから９連続１人気という人気しやすい馬という点ではどうかも、次走こそ重賞制覇の期待は大いにできます。』
・・・
その後のオーシャンＳと函館ＳＳは共に１人気に推されながらも連続２着で、前走セントウルＳでは相手関係が強化された分での５着止まり。
３歳２月の新馬戦からジワリジワリと成長してきていて今に至りますが、体質的に詰めて使えない所もあってかここに来てやや上昇度を欠いている近況。
血統背景もあってか人気し易い馬で今回も結構な人気が想定されますが、過剰人気キャラなのは確かですし、生粋のスプリンターだけに距離千四適性も問われる中京千二というのは決して歓迎できる舞台でもありません。

▽シャインガーネット 牝5 田辺 54 美栗田徹
まずは２走前セントウルＳ６着時の有力馬診断を参照↓
『父父ステイゴールドの牡馬産駒に上級短距離馬はインディチャンプ１頭のみ。同牡馬産駒の重賞連対はこれまで130例程ありますが、距離千四以下の重賞ではインディチャンプが初連対でした。
父オルフェーヴルの牡馬産駒も同様で、基本的には中長距離指向の種牡馬で、芝の上級短距離馬は今時点では０頭。
シャインガーネットは気性面の問題で距離を縮めてきているだけ、本質的に肉体的にスプリント路線で才能開花が期待できる馬ではないでしょう。』
・・・
前走オーロＣでは距離延長千四で折り合い面ではマイナスがありましたが３着好走。
行儀よく競馬できても伸びなかったセントウルＳとのレース振りを対比させると、やはり本質的には距離千二が(中京でも)短いのが響くという見方ができます。

★ジャンダルム 牡7 荻野極 57.5 栗池江寿
一昨年富士Ｓ回顧で『この血統は小回り向きで、前走京成杯ＡＨみたく小回りコースで内を立ち回る競馬で本領発揮というタイプ。３走前中京記念は外回りコースでしたが内枠イン追走で善戦、４走前以前は東京コースばかりで連続凡走、今回は東京コースで外枠から終始大外を回されて直線半ばでガソリン切れの失速劇。再び小回りコース内枠条件での一変を狙いたい』と記しました。
近走の中で最もパフォーマンスが高かったのは、やはり内回りコースで内を立ち回る競馬だった阪神カップでした。
それ以外はほぼ毎回二桁馬番を引くなどで不本意な競馬ばかりとなっており、その中でもスプリント戦では安定した成績を収めている辺りは評価できる点です。
距離千二で内枠競馬ができれば一発の可能性も十分に考えられます。

▽ショウナンバビアナ 牝6 川島信 51 美加藤士
まずは前走カーバンクルＳ10着後の次走チェック見解を参照↓
『３走前の準ＯＰ勝利が最内枠からのイン突き競馬でしたが、気性的にも内枠競馬でこそ力を出せるというタイプ。
２走前は大外枠で、前走は距離延長千四で折り合いを欠いて力を出せずの敗戦。
今回は絶好の距離短縮と内枠条件でしたが直線でドン詰まった分での敗戦。これを同じ条件であればあとは捌き一つで穴をあける資格アリと見ます。』
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さすがに重賞級でもやれる能力は見せていないという面では非常に買い辛いですが…人気も皆無だろうだけに絶好の極端内枠を引ければ大穴で一考。

▽タイセイアベニール 牡7 幸 56 栗西村
コノ馬も折り合い面に難しい所がある馬で、内枠良績⇔外枠不振という傾向の持ち主。
外枠でも６走前ＵＨＢ賞と前走淀短距離Ｓでは好走していますが、前者はルメール騎手騎乗・後者は川田騎手騎乗で、それを打ち消す鞍上の力があってこその走りでした。
２走前ラピスラズリＳは内有利馬場を外から差しての２着で、前走淀短距離Ｓは外枠からで掛かりつつの３着で、本質的に向いている内枠からの競馬ならば重賞級でもチャンスはあるでしょう。

△ナランフレグ 牡6 丸田 56 美宗像
２走前オパールＳまでの芝での連対歴は左回りの千二条件ばかりで、それ以前に現級で唯一右回りで好走した20年シルクロードＳ３着は極端な外有利馬場でコーナリングをカバーできたレースでした。
近２走は展開と相手関係に恵まれていたとはいえども鬼門右回りでの連続好走は評価できる点で、ベストだろう中京千二ならば侮れません。

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