キング「重賞展望&先週の回顧」
天皇賞春の回顧
ラップ:13.0 - 11.2 - 11.4 - 12.0 - 12.5 - 12.3 - 12.0 - 13.2 - 12.6 - 12.6 - 12.8 - 12.6 - 12.1 - 12.1 - 11.4 - 12.4
展開:前半縦長。中盤は緩みかけるも、サトノやトーセンなどが押し上げていく。その結果、早仕掛けのロンスパ戦に。
1着馬: 6枠 通過順位10-10-11-11 ノーザン
2着馬: 6枠 通過順位4-3-2-2 ノーザン
3着馬: 4枠 通過順位7-7-4-3 非社台系
レースタイプ予想:位置取りレース
レースタイプ結果:地力レース
■各種データの結果
・軸馬ポイント:1~5人気×1~3枠×4角4番手以内(4ー3ー1-1/9)
※結果:該当馬ガンコが大敗。
・穴馬ポイント:6人気以下で馬券に絡んだ9頭のうちの7頭が1~3枠。
※結果:6人気以下で馬券に絡む馬は出現せず。
・血統ポイント:過去10年のうちの7年で、4Lトニービン馬が連対。
※結果:ハーツクライ産駒のシュヴァルグランが2着。
■総括
シュヴァルグランが積極的な競馬をしたことで騎手意識は前のめりに。
負けはしましたが、シュヴァルグランの強さが際立ったレースでした。
今年はメンバーレベルが低かったですが、それでも八大競走で連対した実績のある馬達のワンツースリー決着に。
レベルが低いと言われたなりに、格を問われたレースだったということでしょうか。
正直言って、次走に狙いたいという馬は、あまりいないかなと。
クリンチャーが宝塚に出走してくるならば、積極的に狙いたかったですが、次は海外になる様子ですし。
強いてあげるとすれば、夏場(洋芝)得意なヤマカツライデンが、札幌日経OP等に出走してくれば、ワンチャンあるかなというくらいで。
NHKマイルCの展望
基礎スピードを強く求められるのが、近年のNHKマイルC。
アエロリット、メジャーエンブレム、クラリティスカイ、ミッキーアイルなど、近年の勝ち馬には、「高速決着に強くて、機動力のある馬」という共通点があります。
そこで注目したいのは、テトラドラクマ。
前走のクイーンカップでは、速い流れを番手追走し、好タイムで勝利。
高い基礎スピードを見せつける内容でした。
おまけに、今春の3歳GⅠで結果を出している「天栄ゆとりローテ」での臨戦。
余程のことがない限り、かなりの自信を持って本命を打つ予定です。
また、基礎スピードを強く求められるレースであるため、「短距離ダート型ND系(デピュティミニスター系とストームキャット系)保持馬」が激走するのも、このレースの特徴。
そこで注目したいのは、ミスターメロディ。
父はストームキャット系、母父はデピュティミニスター。
芝の千四重賞を好位追走し、押し切るだけのスピードもあります。
千二寄りの千四馬になっていく馬だと思いますが、このレースに限ってはそういう馬にこそ妙味がありますし、ここは一発あっても。