キング「重賞展望&先週の回顧」
京都新聞杯の回顧
ラップ:12.5 - 10.5 - 11.7 - 11.7 - 12.1 - 13.2 - 12.6 - 12.1 - 11.3 - 11.4 - 11.9
展開:メイショウテッコンの単騎逃げ。単独の2番手にステイフーリッシュ。テン速く、中で緩ませ、後半加速する流れ。
1着馬: 7枠 通過順位2-2-2-2 社台F
2着馬: 4枠 通過順位11-11-10-5 ノーザンF
3着馬: 8枠 通過順位13-13-13-12 ノーザンFしがらき帰り
レースタイプ予想:フラットレース
レースタイプ結果:フラットレース
■各種データの結果
・連対馬20頭のうちの15頭は3番人気以内。
※結果:7番人気と11番人気が連対。波乱決着に。
・連対馬20頭のうちの18頭はキャリア5戦以上。
※結果:勝ち馬はキャリア3戦。2着馬はキャリア8戦。
・4番人気以下で連対した5頭のうちの4頭は先行馬。
※結果:先行策を獲った7人気ステイフーリッシュが勝利。後方に控えた11人気アドマイヤアルバが2着。
・SS系産駒の3番人気以内( 7- 5- 2- 4/18):非SS系産駒(2-1-0-9/12)
※結果:人気馬は壊滅。
■総括
2分11秒0の高速決着。勝ったステイフーリッシュは脚質転換が見事に嵌まっての勝利。
なお、京都新聞杯が2200mで行われるようになった02年以降、2分11秒9以下のタイムで勝利した馬はこれまでに4頭。
そのうちの3頭は、次走のダービーで馬券に絡んでいる。本番で軽視は禁物かもしれない。
本命の2着馬アドマイヤアルバは2桁人気に甘んじていたが、早めに動いていった鞍上の好判断も光っての2着。
ただ気性的には、もう少し短い距離がベストなのかもしれない。
最後に全体像を総括。
サンデー系×ミスプロ系orストームキャット系という軽い配合の馬たちが掲示板を占めた。
3人気に推されながらも大敗したタニノフランケルをはじめ、欧州色の強い馬には厳しい高速決着だったのだろう。
ヴィクトリアマイルの展望
12~15年は、典型的な高速馬場での内先行レースに。
16年は、テン33秒台の速い流れになったこともあり、超高速決着の地力レースに。
17年は稍重馬場での後傾ラップになったことで、道悪適性の高い追込馬が活躍するレースに。
さて、今年はどうなるか。
レースの流れは、カワキタエンカの単騎逃げで平均ペースくらいに落ち着くはず。
馬場は正直、天気次第なので断言はできないものの。
もし、先週同様の高速馬場であれば、12~15年のような、典型的な内先行レースになる可能性が高い。
その場合は、基礎スピードが自慢のアエロリットらが中心になるはず。
逆に雨が大量に降るなどして、低速馬場になるならば、昨年の1・2着馬が中心か。
特に、東京マイル巧者のデンコウアンジュは、外枠を引ければかなり面白い存在に。