今井雅宏「重賞ステップ解析」京都記念

今週は昨年波乱だった京都記念を解析!
2着馬が条件戦から、3着馬は中日新聞杯からだったが、今年も出走のあるステップなので、きっちりチェックしておこう。
重賞ステップ解析とは
今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!
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編;今週は3重賞ありますよ。特に京都記念は、昨年5番人気の本命が勝ってますし、その前は2年連続的中で、さらにその前年は対抗で単勝51倍のアフリカンゴールドが勝つという単勝爆弾祭りでしたし(笑)、常に何かしらのドラマがあるレースですから期待してます。逆ショッカーの本命だったクリンチャーが勝った年なんかもありましたよね。
今;あれも単勝で10倍くらい付いたっけ。じゃあ今年も面白い本命で当てないとだね~。まぁ先週も話したけど、切れる人気馬がいてくれるかどうかと、天気予報がどうかだからね。今週は大丈夫だと良いんだけど。
編;先週は大変でしたもんね~。日曜は2競馬場が火曜に移ってしまいました。東京新聞杯は凄いショックでしたよ。
今;ショックなんてもんじゃないよ。あの高速馬場で接戦なら、雪の日曜にやってれば普通に勝ってるだろう。というかかなりの圧勝だったんじゃないか。月曜でも道悪が多少残ってるだろうから馬券圏内は堅かったよ、どう考えても。くだらない。
編;ですよね~。まさかの火曜順延で、設定と真逆の高速良馬場になってしまいました。本命の13番人気シリウスコルトは、「短縮で揉まれると?も、道悪の荒れてばらける馬場で上がり掛かればむしろ短縮内枠も向いて」というような解説で本命でしたもんね。あれで接戦ですから、さすがに僕も悔しいです。
今;月曜順延もあるかな?と覚悟しての予想だけど、それでも大雪の除雪直後なら道悪はどうしてもそこそこは残るだろうしね。まさか火曜とは。シリウスコルトは道悪と良なら、最低でも3馬身は違う道悪の鬼だから。しかもマクフィ牡馬なんで、短縮の多頭数高速良馬場の内枠は、逆に極端に苦手なんで、実質的には3馬身なんかでは到底済まない違いになるよ。着順で9着くらい普通は変わってくる。
編;ウマゲノム辞典でも、「マクフィ牡馬の短縮は合わない」という解説が冒頭にありましたもんね。だけど、道悪だと走るというパターンなわけですよね?シリウスコルトのオプションも「重」がトップの馬ですから。
今;それと「少」も珍しく入っているでしょう?つまり揉まれない展開だと強い。道悪なら荒れてばらけるからね。そこに東京で前半もペースダウンするんで、中山からならもはやそれは「短縮」というカテゴリーですらない。いわゆる揉まれ弱い量系が、荒れてばらける道悪に限っては内からスルスルと走れるというパターンだよ。
それでも火曜で高速良になって11着くらいに惨敗してくれれば、「まぁ道悪でも3着あったかどうかかも」と若干諦めも付くけど、一番苦手な馬場で、しかも一番苦手なばらけない密集した馬群の中で前がごちゃついて、スムーズに加速したい馬が馬群で揉まれる位置になったからね。あれで接戦なら想定の道悪だとばらけるし、そもそも究極の重巧者なんで楽に勝ち負けだよ。レースのVTRを見ればそれは分かる。関係者で、もしそれが分からないようなら止めた方が良い。
編;超人気薄でしたしちょっと今週はエキサイトが激しいようなので、週末に影響しないようにクールダウンしないといけませんね(笑)。
今;火曜とかに延ばすなら再投票で翌週月曜にやんないとだよ。当週で延ばすつもりなら月曜までにしないと。他のレースも、馬体重が走る前から終わってる馬が多かったし2日間をどう過ごせたかが全てになってくる。
編;土曜もいきなり小倉が雨の道悪でビックリしましたよね。
今;超高速馬場が一転、時計掛かる馬場だったよね。まぁ人為的なものではないから、天気予報が外れるのは仕方ない話だけど。
編;とにかくそういうときは、馬場、馬体重にいつも以上に注意してということでした。土曜のWレースは予報が外れた小倉でなかったので普通に連対してましたもんね。最近よくある連続で万馬券が3点目以内で当たってる週は、予報も当たってるときですから。
今;万馬券とかの人気薄は設定を緻密にしないと2,3点目以内では当たらないからね。ちなみにラヴァンダは、道悪だと来てないよ。あの馬はシルバーステートでもあんまり道悪得意じゃないんだよね。その馬が荒れた内の道悪だと嫌がる。逆に一番得意な高速の上がり勝負に馬場が回復して、鞍上も前走の反省からしっかり矯めたんで来たわけだけど。
編;今井さんが前走で「差さないと」と苦言をていしていたのを聞いてたような騎乗でした(笑)。7着までかなり人気薄が来ましたが、ラヴァンダ以外は全部馬番が挙がっていた馬でしたね。
今;ただシャンパンカラー、ミッキーゴージャスもどちらかというと道悪狙いで挙げてたから、良だとあんなもんかな。
編;今年の重賞は9番人気以下の本命が全て激走してましたもんね~。この2日順延のトラブルで13番人気で接戦の5着止まりとなったのは、なんとも残念です。
今;レースを改めて見ても、予想は正解だけど施行日だけが違ったと、ただそれだけの話だった。まさか馬場が回復する火曜まで順延になるのを読んで予想しないといけないとはね。
火曜に高速良で予想を切り替えるという方法もあるけど、全員に変えた予想が行き渡るわけではないから、不公平感が残るし。こういうときは馬場に対する解説を詳しく書いとかないとで、2日順延が読めなかったとはいえそれに気付かないのは僕のミスで申し訳なかったよ。今週はしっかり馬場を読んでいかないと。
編;あと1番人気のエルトンバローズは馬番すら一切挙がってなかったですが、何がいけなかったのですか?
今;これも道悪が結構苦手なのもあったんだけどね。
編;エルトンバローズもオプション表に「重」が付いていませんもね。先ほどのラヴァンダもオプション表に「重」が付いていませんでした。ウマゲノム辞典にオープンのオプション表付録が載っているので重宝してます。
今;そういえば朝日新聞のReライフというサイトに種牡馬辞典の紹介があるよ(https://www.asahi.com/relife/article/16246419)。
編;あ、本当ですね!新聞のサイトに載ってるとは(笑)。
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今;ウマゲノム版種牡馬辞典の第一作のときはどこかの新聞か何かに記事が載って、得体の知れない人たちから取材とかもされたっけ(笑)。懐かしいよね~。話を戻すと道悪の理由だけだと、ピックアップした馬番からエルトンバローズは完全には外さなかったかな。マイル実績のある馬のバウンド短縮だし。
編;道悪以外に、なにかありました?
今;ずっとトップクラス続きで有馬記念を使ったからね。ちょっと硬くなっているリスクがあっての1番人気だから、硬直化の可能性を考えると割に合わないんで切り捨て予想だったよ。まぁ結果的にそういう疲れている精神状態で2日順延で気持ちも切れちゃったのもあったのかもだけど。苦手な上がり勝負の流れになったのもあるけどね。きさらぎ賞は人気薄の逃げ馬なんで、除雪明けの馬場で縦長の展開になるのを狙ったら、スローの団子状態を逃げなくて切れ負けということだった。
編;だんだん落ち着いてきたようなので、データ分析にいきましょうか。火曜が競馬でいろいろ忙しくなったみたいですし。分析は京都記念ですね。昨年は、毎日王冠7着後の5番人気ヨーホーレイクが勝ちました。今井さんはこの人気薄が本命だったわけですが、今年は毎日王冠からはいないんですよね。2着リビアングラスは3勝クラス勝ちでした。2200mからの3勝クラス勝ちは登録してますよ。
今;2000m以上の3勝クラス勝ちは京都開催時だと、8頭中2頭が3着以内だよ。来た馬は2200mと2500mだった。位置取りは3角2,5番手。前走5番手以内だと3頭中2頭が来ていて、ある程度活性化されていると有利。とはいえ5番手の馬は9頭立てだったからね。どちらかというと差していたわけだけど。
今回の位置取りは、3角3,5番手。今回3角6番手以内は3頭中2頭が来ていて、相手強化でも置かれすぎないだけの機動力があるとベター。また来たのは道悪で、道悪の年は4頭中2頭が3着以内。活性化の弱いステップになるから、馬場レベルが重い方がより走りやすい。2走前は、2勝クラス1着と3勝クラス8着。リズムにメリハリがあるとよりベターになる。
編;3着マコトヴェリーキーは中日新聞杯11着後の7番人気でした。中日新聞杯からは1,3着馬が登録してます。
今;中日新聞杯好走馬の出走例はないんで、一応参考までだけど2000mのGⅢ連対馬で見てみようか。そうすると、8頭中4頭が3着以内。来たのは、中山金杯3頭とチャレンジC1頭。位置取りは前走3角3~6番手で、4角では5番手以内だった。今回の位置取りは3角2~8番手。
2走前は、重賞で4着以内。3走前は、3歳GⅠの2頭と、アルゼンチン共和国杯、札幌記念。2走前が3歳限定戦だったのは来た2頭だけ、2500m以上も来た2頭だけ、9月以前は3頭中2頭が来ている。
まとめると、タイトな経験をしつつも、トップクラスカテゴリーストレスの薄い馬がベターということになる。ただ2走前が好走している馬のデータだから、余計にそうなったとも言えるけどね。
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