今井雅宏「重賞ステップ解析」有馬記念

 

昨年と同じくエリザベス女王杯からのステップで有馬記念に挑むレガレイラ。
今年は勝っての挑戦となるが、どう分析する??

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!

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;今週はいよいよ有馬記念でGⅠが2本もありますし、楽しみにしてますよ。得意の2歳GⅠもありますしね~。その前に回顧ですが、今年も朝日杯FSは本命が勝って馬単的中でした。昨年ほど荒れなかったので凄い配当ではなかったですけど(笑)。

;週末は雨が降るか降らないか分からないで精度が落ちたから、今週は良いレースを組んで貰って大きいの当てないとね。

;それにしても2歳GⅠは今年も両方とも本命が連対で、凄い精度でしたよね。これで阪神JFは5,8,4番人気の本命が3年連続連対で、朝日杯FSも5,5,2番人気の本命が2勝3着1回ですから、この3年の本命6頭で連を外したのは3年前の朝日杯FSの5番人気3着だけでしたよ。全馬人気より着順が上での結果ですから、やっぱり迫力がありますよね~。

;2歳戦はリズムが重層化しないからね。短期リズムだけなんで、絞り込みはしやすいかな。

;確かに今週のホープフルSも4年連続的中なんかもありましたもんね。そういえば昨年は、8番人気で単勝26倍の人気薄が本命でしたが、惜しくも4着で連続的中はなりませんでしたっけ。

;ジュタだったね。もう既に懐かしいよね~(笑)。内枠競馬になって、8枠でアウトになっちゃったやつだよ。

;そうでした。それとnote(https://note.com/mnohousoku)も読みましたよ!2歳戦の話でしたからちょうどタイムリーでした。先週の宿題、「何故今まで凡走続きのロードカナロア産駒が連対したのか?」の回答が載ってました(笑)。
あと、ようやく辞典が終わった話ですね。「ウマゲノム版種牡馬辞典」、牝馬の話とか、セン馬の分析まであるということなので楽しみにしてます!ところで今回のモーリスは新馬からでも駄目なんですよね?評価してなかったですし。

▽久々の更新!noteはこちらから!▽

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;外枠のモーリスで一気の相手強化だから、レースに参加しようがないということだよね。せっかく鮮度があっても大外で精神コントロールがつかなくなるし。さすがに何でも鮮度があれば良いって話ではないよ。

編:その朝日杯FSの回顧ですが、カヴァレリッツォは直ぐでした?珍しく2番人気の人気馬が重賞で本命でしたけど。

;だいたいはね。コルテオソレイユと人気のバランス、期待値でちょっと悩んだけど、使い込んでの中2週なんで、人気とのバランスを考えても反動が出る可能性の方が若干高いかな?という判断で本命は止めた。

;結局馬体が増えずに2キロ増で反動が出ちゃいましたから、正解でしたね。抜けた人気だった5頭のうちでは上位に挙げた3頭で決まってますから、計算通りという感じでしたか?単勝万馬券のホワイトオーキッドも、「道悪どうかも」という解説で、あれだけ雨が降ると厳しそうでしたし。いつものように馬体重と馬場で残った馬が上位という感じでした。ところでカヴァレリッツォは、やっぱり差しに回る位置取りショックがポイントでした?

;これはいつも言う、鞍上とのコンセンサスの取れた位置取りショックだよね。陣営のコメントではたぶん出てないと思うけど、前走のレースぶりを見れば差しに回るはずだから。あの後で、今回も先行されたらさすがに僕も責任取れないよ(笑)。サートゥルナーリアは精神コントロールが全てだからね。位置取りショックで馬群に入れる形はベストになる。

;道悪も向くという解説でした。やっぱり精神コントロール面からですよね?

;そういうことだよね。下が悪ければ走り以外の余計なことを考えずに集中出来る。まさかあんなに雨が降るとまでは思わないで予想してたから、余計に勝てるだろうと確信したよ。あの荒れた内を差すには相当の道悪巧者じゃないと無理になる。馬体のつくりも道悪向きだしね。
ただサートゥルナーリアは不良くらいの極端な馬場は嫌がるから。それが少し朝起きたときは心配だったけど、結局時計もそれなりに速くて、不良というレベルでもなかったね。
そうなると入れ込みだけ怖かったけど、少しパドックでテンションは高かったよ。ただ輪乗りのときにはもう落ち着いてたから。むしろ他の馬の方がエキサイトしてきてたね。特に川田の馬とか。

;前走本命だったアドマイヤクワッズは硬さが出るかもという懸念材料を話してましたが、やっぱりそうでしたか?

;前走よりは硬さが出ちゃったよね。絞れてくればその懸念も随分和らぐけど、絞れなかったしで。リアルスティールの牡馬は芝では硬くなりやすいから、短期間に2回のマイル重賞で、かつ前走好走では若干のリスクはある。まぁ致命傷の硬直化という感じでもなかったけどね。朝見たときは、どこの競馬場も計算以上に降ってるみたいで焦ったよ。これは阪神7Rのルメール以外は厳しいかな?と。

;6.5点のレースですね。

;あの馬は不良でも大丈夫というか、より有利だからね。相手のスワーヴリチャードは重以上になると厳しいんで、3連複はあの馬場だと当たらなくなっちゃうわけだけど。あれだけ特殊な馬場になると、走れる馬は限られちゃうから前日に絞るのは運になる。

;それでは今年最後のデータ分析にいきましょうか。有馬記念ですね。昨年はエリザベス女王杯5着後の5番人気レガレイラが勝ちました。

;エリザベス女王杯で連を外した馬は、京都開催時だと17頭中3頭が3着以内。来た馬は前走3角9~12番手と差し不発だった馬。今回は4~5番手だから、延長で好位に行く位置取りショックだったよ。2走前は重賞で3~5着。力を出し切ってないけど、リズムが悪すぎもしないという感じだね。

;2着シャフリヤールはアメリカのブリーダーズCTでしたが、このステップはいません。3着ダノンデザイルは、菊花賞6着後の2番人気でした。菊花賞からは3着馬が登録してますね。

;菊花賞2~6着馬だと13頭中3頭が3着以内。京都開催時だと10頭中2頭が3着以内。一応京都開催時で見ると、前走1番人気だと6頭中3頭が4着以内で、人気を裏切って疲れの少ない馬は怖いね。3頭は前走3角10~14番手と追い込んでた馬。3角10番手以下は4頭中3頭が4着以内に好走している。巻返しステップだけに極端な脚質が嵌まらなかった馬、中でも追い込み不発なのが怖い感じだね。
今回は4着以内好走馬3頭は3角1~8番手だから前に行く位置取りショック。逆ショッカーみたいな感じだった。あと道悪の年は3頭中2頭が4着以内で、馬場レベルが重くなったときも短縮だけどに怖いよね。2走前は重賞で1着。このタイプだと5頭中3頭が4着以内。2走前好走のストレスで前走凡走したMの基本タイプだった。

;23年は、JC4着後の2番人気ドウデュースが勝ちました。

;JC3~5着だと、29頭中12頭が3着以内。数が多いからとりあえず位置取りでわけようか。

;該当馬は10,13番手でしたよ。

;なら、3角6番手以降で見てみると、20頭中7頭が3着以内。今回の脚質は3角2~15番手と様々。ただ1角では13番手以降4頭と3番手2頭で、好位の7番手は1頭だけだから、巻返しステップだけにメリハリ付けて乗った方がベター。
今回1角13番手以降なら、5頭中4頭が来ていて、3番手以内だったのも来た2頭だけになる。好位からの馬も4角3番手と捲って、動きのある競馬だったしね。2走前は、天皇賞秋2~8着と、京都大賞典4,15着馬。うち6頭が3番人気以内。まぁもう1頭は12番人気だったけどね。


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